受験当日までの道
僕は三年生になったとき、八割の不安と二割の楽しみを持っていた。三年生の一学期は受験ということをあまり意識せず、定期テストと部活を頑張っていた。状況が変わったのは、夏休みだった。名進研の自習室を利用し、自分が分かっていなかった内容を一年生のところから復習を始めた。恥ずかしさを捨て、先生にも質問をしたお陰で、二学期の第三回定期テストは前回よりも40点アップし、偏差値は5もアップした。このテストを含め、二学期に入ると部活を仮引退し、勉強一色の日々が始まった。それを癒してくれたのは、体育大会や音楽会だった。同じクラスの仲間と協力しながら、上を目指し練習することは、勉強を頭に入れることなくできる遊びのようでした。この大きな二つの行事が終わると、その先は、まさに受験一色であった。そんな中行われた第四回定期テストでは、受験前とは思えない点数を取ってしまった。その時から目指していた公立高校は諦めざるをえなかった。
しかし、テスト後に行われた進路相談で思いがけないことが起こった。自分の学力・態度で中学側から推薦を出せる状況にあったのだ。この時、二校で迷っていた。行ってみたい高校と自分の思っている条件に合っている高校だ。最終的に後者を選んだが、前者でも良かったと思う。なぜなら、魅力的な学校生活だと感じたからだ。
受験校が決まった後は、基礎や過去問をひたすら解いた。塾の冬期講習が始まった時は、最後に大きく復習できるタイミングと考えて、授業に臨んだ。大晦日や正月も勉強する正月特訓では、本番のようなテストで受験当日のような感覚を味わった。
四日間の正月特訓で理解していなかったところを理解することができたり、パターンを覚えることができた。正月特訓後から入試本番までは、本当に最後の最後の時間と考え、勉強を進めた。入試直前は、過去問を解き続けるのではなく、基礎に取り組み、当日、簡単なところで落とさないように努力した。
ずっと集中し続けるのは誰にとっても難しく、ストレスがたまるので、この日は勉強を午前だけする日、勉強オフの日など、気晴らしに一人で散歩したり、出かけたりするのが良いと思います。特に入試前日の夜など、緊張が高まる時は、好きな歌や曲を聴いて、気分を落ちつかせるのが良いと思います。
今年、入試を受ける人達、あまり自分を追い込まず、リラックスもしながら、勉強をして下さい。










