自分一人のための受験じゃない
皆さんは「受験勉強は団体戦だ。」という言葉を聞いたことがありますか。もしくはこれから嫌というほど聞かされるかもしれません。そんなわけあるか‼と思うかもですが、僕の場合は、今振り返ってみるとこれは案外間違ってはいなかったと感じました。
僕が受験勉強において一番効果的だった勉強方法は、「友達の質問に答えて、教えてあげること」でした。きっかけは三年の二学期の定期テストでした。数学のテスト前日、僕は相似が苦手で、どれだけたくさんの問題を解いてもよくわからないという状況でした。夜、もう諦めかけているところに、同級生から数学を教えてほしいという連絡がありました。「やばい‼全然わかんないのにちゃんと教えられるかな。」と思いながら、とりあえず手と口を動かして必死に質問に答えている中で、なにか手ごたえを掴んだような感覚が確かにありました。翌日のテスト、自信はなかったけれど、これまで見たこともないような高い点数でした。この成果を生んだのは、間違いなく前日の夜に友達と声を交わしたあの時間だったと思いました。
友達に勉強を教えることのメリットは四つあると思います。一つ目は「声に出す」ということです。英単語を発音するといい。というものがありますが、それに近いと思います。
二つ目は、友達の考え方などから、自分も新しい気づきを得られるところです。自分とは違う解き方をしていたり、ユニークな覚え方があったりするので、教えているはずなのに、教えられているような、お互い高めあうことができます。
三つ目は、「友達と知識と時間を共有する」ということです。歴史、年号も友達と語呂合わせをしたり、問題を出し合ったりすると、不思議と記憶に残りやすくなりました。
四つ目は、やっぱり友達が喜んでくれることです。友達の喜ぶ顔が見たいから、感謝してくれる声やが言葉が嬉しいからと、勉強へのモチベーションも上がったし、何より「自分一人だけの受験じゃなくなった」ということです。
「自分を頼ってくれる人たちを絶対合格させないと。受験が終わったときに一緒に笑い合っていたい」という気持ちが、僕を合格まで導いてくれました。僕にとって友達とカフェで机を囲んだ、電話で声を交わし合った時間は、一人で机に向かう時間よりもよっぽど価値があり、大切な時間でした。皆さんも受験生という期間を苦痛ではなく一生の思い出に残る大切な時間にしてほしいです。












