気づいたこと、伝えたいこと
《内申点について》
内申点が受験生にとって一番ネックだと思いますが、高校受験を経験して色々気づいたことがあります。
一つ目は、媚びを売るのは一番不確定的で非効率的だということです。先生に対して悪い態度をとっても問題ないというわけではありませんが、これはかなり重要です。その時間を自身のために使ったほうが、効率が良いと思います。先生に成績が伸びない原因を聞くのは有効だと感じました。先生に意欲、意志が伝わりますし、単純に自分に必要なことが分かるからです。
二つ目は、新学年初めの授業をしっかり聞くことです。たいてい初めの授業で内申点のつけ方を説明されます。自分は、改めて先生に聞くことが苦手だったので、初めの授業は普段よりもしっかり聞いていました。
三つ目、主要5教科についてです。これらの教科は定期テストの点数が反映されて、点数が上がれば内申点も比例して上がる可能性があります。だからといって提出物を出さなければ内申点は上がらず、後々後悔します。中3の最後になるとみんなテストの点数が上がってくるので、差をつけられないために提出物は重要です。僕は後悔しました。
四つ目は、実技教科についてです。簡単にいうと、テストで満点を取っていても5がもらえない教科です。あたりまえです。実技ですから。ポイントになるのはペーパーテストと提出物、レポート、実技テストです。提出物は出すだけでなく内容も重要です。文字数だけでなく内容も充実させたほうがいいと思います。あと文字も丁寧に書きましょう。読めれば良いは間違いです。
《定期テストについて》
点数の取り方はとてもシンプルです。効率的で正しい勉強をすることです。主要教科で7割とるなら基礎を強固にするだけで十分です。勉強法としては、学校で配付される学習ワーク(問題集)や名進研のテキストの問題を繰り返し解くことをお勧めします。1周目で間違えた問題を2周目で、2周目で間違えた問題を3周目で、と繰り返すのが一番有効的だと思います。あと、名進研ではそれぞれの学校の問題傾向も手に入れたりできます。有効活用できると、とても強いです。
8、9割を目指すなら応用問題も固めないと難しいです。これはセンスが少し問われるものです。しかし、センスがなくても解けるようにはなります。中学の内容はそんなに難しいものではなく、ほとんどの応用問題もパターンが決まっているので、色々な問題を数多く解けば中学生のうちは問題ないと個人的に思っています。
超高得点を狙っている人は今までに書いたことと、さらに極限にケアレスミスを減らすことが求められます。テスト慣れが必要なので時間を計測して勉強すると良いと思います。実際のテストの感覚に近づけられます。これはどの目標の人も行うべきです。受験でも役立ちます。
《高校受験について》
英検・漢検は中1・2のうちにとったほうがいいと思います。中3は思いのほか忙しく、実際に後悔している人は周りにたくさんいました。特に英検は準2級をとると私立受験で点数になることがあるので、
ほぼ必須だと思います。S-CBTなどの受験方式がお勧めです。
受験用の勉強は、基本的に過去問だと思います。これは私立、公立共通です。高校受験の問題形式はパターン分けができます。特に私立高校では、問題傾向が毎年だいたい同じです。過去問をやるだけで受かるわけじゃないですが、重要なことだと思います。要するに、それぞれの学校の問題に対して、慣れが必要ということです。高校受験では、質より量のほうが圧倒的に有利になると考えます。大学受験では質のほうが問われると思いますが、高校受験の範囲は狭いですし、だれでも時間があれば理解できる程度の難易度です。根気よく勉強できた人が勝つと思います。僕は名進研から過去問をもらって7、8年分ほど解きました。はじめの1~3年分は難しく感じましたが、それ以降は慣れてきて解きやすく感じるようになりました。過去問を何年分か解くだけなら一か月もかからないと思います。基礎を普段の授業で理解できていれば、意外と短時間で解けるようになると思います。
《最後に》
僕にとって名進研は学ぶ場所というより、情報(過去問、各学校の特徴、対策法など)を得る場所でした。もちろん学習環境も整っていますが、自分で勉強できる人も活用すべきだ、ということを伝えたいです。受験は情報戦でもありますから、かなり有利になり、上位校にも合格しやすくなると思います。