下剋上受験
私は中学二年生の後期から名進研に入会しました。きっかけは、二つ。
・三者懇談で、岐阜五校は厳しいと担任に告げられたこと。
・部活の先輩が、名進研生で岐阜高校を目指していたこと。
私は他県から引っ越してきたこともあり、岐阜県の高校レベルはよく分からず、進学についての意識が周りより低かったように思います。気づけば中学生活も半分が終わり、友達のほとんどが目指している岐阜五校には、届かない成績を取り続けていました。そんな中、理由は割愛しますが、志望校は加納高校と決めました。
入会後、初の模試はE判定。絶望的な点数で完敗でした。不安を抱えたまま受験生となりました。しかし、ここから私の逆転劇は始まります。
塾でも学校でも真面目に日々勉強に取り組み、定期テストではしっかり結果を出していきました。定期テストでしっかり点を取り続ければ、内申は確実に上がりました。しかし、定期テストと入試は別物です。次の課題は、学校の実力テストや岐阜新聞テストなど実力が問われるテストで結果を出すことです。コツコツ頑張っているつもりでも、一、二年の抜けている範囲が多く、その穴をなかなか埋められず、季節が変わる毎に焦りと不安に襲われました。
実力テスト、岐阜新聞テスト、共に三回目が終わった時点でも、加納高校には届いていませんでした。頑張った分の実力は確実についてきたことも実感できていたものの、偏差値の伸びとしてはとても緩やかなものでした。それでも私には志望校を落とす選択肢はありませんでした。そして、徹底的に一、二年の復習にあたりました。入会前のテキストは校舎で借りることができたので、活用し弱点克服に徹しました。
いよいよ年が明け、実力テスト、岐阜新聞テスト、外部模試、三回全ての結果が一気に合格圏に入りました。加えて、学校からは内申42で送り出してもらえました。これはとても大きな自信となり、暗く長かった道のりに、光が差したように思いました。倍率一・三倍、昨年より倍率は上がり、当日は思っていたより難しく感じましたが、そこで怯むことなく、絶対に落ちたくない‼と、最後は気持ちで乗り切りました。
これを読んでいる受験生の皆さん、ずっと結果が出なくて苦しんだ日々も必ず報われる日が来ます。今まさに、思うような結果が出ていない人にとって、少しでも希望になることを願って、私からのエールに代えさせていただきます。