人生で一度きりだからこそ
私は春から西春高校に通う、ありふれた新一年生です。単刀直入ですが、私が皆さんに伝えたいことは一つ。志望校に合格することが受験することの全てではないということです。
私は、実は小学校のころからずっと旭丘高校へ通いたいと考えていました。なぜかというと、文化祭で活発な行事があることやたくさんの部活があること、そして何より生徒一人一人の自主性が高いことを知り、私も旭丘の生徒と交流して私の自主性を高めたいと思ったからです。それから中学校に入学した私は、生徒会活動や行事の実行委員、校外の活動など様々な活動に取り組みました。
これだけを見ると、順調に旭丘合格への道を進んでいると思いますよね。ただ、私には学力が足りなかったんです。私は、生徒会活動と勉強を両立することができていませんでした。それでも、定期テストでは五教科合計400 点は越えていて、内申点も良かったので、なんとか受かるだろうと思っていました。「やった気」になっていたのです。そのため、全県模試の結果はいつも絶望的でした。
この結果を受けて、私は今までちゃんと勉強をしなかったことを反省し、高校では勉強に集中して今まで頑張ってこなかった自分を律したいと思い、勉強に特化した高校がないか、改めて全ての高校を調べ直しました。そこで見つけたのが西春高校です。志望校を西春に変えてからは合格するために、本気で勉強することができました。そして、私立の志望していた高校に全て合格した上で自信を持って公立の受験に臨み、無事、西春に合格することができました。
ここまで長々と語ってきましたが、この話を通して伝えたいことは、志望校を決めるだけでは勉強を頑張れないということです。私の場合は西春の早期テストや一コマ六十五分の授業など、部活や行事以外の細かい学校生活の実態なども調べ、自分がその学校で何がしたいのか、どう過ごすのかを明確にイメージすることで、勉強を頑張ることができました。皆さんは皆さんの志望校について、どのくらい知っていますか。もちろん偏差値や大学進学実績なども大切ですが、三年間通う学校なので細かい部分までしっかりと調べ、自分の性格や目標に合った学校を探してください。それが難しい人はまず、自分を見つめ直してみてください。受験までたくさんのやることがあり、しんどい時期ではあると思いますが、人生で一度きりの高校受験だからこそ、しっかりと考え、自分が納得で
きる選択をしてください。応援しています‼










