みんな緊張してるんだ
私は、中学三年生になる春休みから名進研に通い始めました。この一年を振り返ってみたいと思います。
まずは内申点をあげるため、定期的テストに全力を尽くしました。私は、とにかく自習室をフル活用しました。いつも一番乗りを目標に‼(もっと早い子にいつも負けていましたが……)分からない問題や疑問点は、先生にどんどん質問する。自宅が近かったため、昼ごはん、夜ごはんを食べに帰り、さっと戻る。スマホやテレビのない環境は集中できます。それに周りには、目標をもって頑張っている仲間たちがたくさんいます。五教科に関しては、定期テストを頑張れば、確実に内申点は上がると思います。テスト範囲が決まっているので、時間をかければかけるだけ、得点アップにつながります。技能教科は、ペーパーテストを重視する先生、実技重視の先生、いろいろいらっしゃるので、なかなか上げるのが難しいのですが、やはり、真面目に取り組むこと、やる気を見せること、が重要だと思います。
最後の定期テストが終わると、私立高校対策です。私立高校は、高校によって問題の傾向がかなり異なり、特色ある問題が多いため、慣れることがいちばん大切だと思います。できるだけ遡って、過去の入試問題を繰り返し解きました。私の中学では、私立高校を三校受験する人が多いのですが、志望校の公立が残念な結果になった場合、行きたい高校は一校しかなかったため、その高校と、確実に受かる高校の二校を受験しました。周りの友だちは、三校の過去問対策に追われて、時間が足りず、難しかったと話していました。
私立受験が終わると、いよいよ公立高校対策です。他県を含め、公立高校入試問題をたくさん解くこと、間違えた問題については、関連する教科書や資料集などを見直して復習することを繰り返しました。これだけやったんだ、と自信をもって言えるぐらい頑張ったと思います。しかし、受験前夜、ほとんど眠れませんでした。緊張で吐き気がするほどで、朝ごはんも食べられず、最悪の状態で臨みました。それでも、第一志望の高校に合格することができました。緊張しているのは私だけじゃない、みんな、緊張してるんだ、と念じていると、だんだん緊張もほぐれていき、問題に集中することができました。
努力は裏切らないということを身をもって経験できた一年でした。










