聞くのは恥ずかしいことではない
僕は豊田高専を目指す際に、後悔したことと気をつけていたことがあります。
まず後悔したことは、もう少し早い時期に数学を勉強しておけば良かったということです。高専は私立のように数学の問題の難易度が高いです。解くためには発想力やひらめきを要します。それらの力をつけるには、より多くの問題に触れる必要があります。だから早くから学ぶことができれば、より実力をつけることができます。受験勉強をスタートする時期に早すぎたりすることはありません。積極的に予習をし、分からないことがあれば、学校や名進研の先生に聞くことをおすすめします。
次に受験の時に気をつけていたことは、何回も繰り返し学ぶことと、すぐに諦めず意地をはりすぎないことです。まず繰り返すことについてです。僕は高専対策のテキストを六、七回くらい繰り返しました。問題の傾向をとらえたり、本当にできないところを探し出すためです。繰り返していくと傾向やコツが必ず見えてきます。それらが分かると問題を解く時に少しだけ役に立ちます。
多くの問題に触れすぎて何をすべきかが分からない人は、一度振り返ってみてください。覚えたつもりが、覚えていなかったものが見つかるかもしれません。
次にすぐに諦めず意地をはりすぎないことです。すぐに諦めていては自分の実力になりません。そして分からないのに意地をはり無理して解き続けようとしても、時間が過ぎていくだけです。僕は絶対に難しくても5分か10分は挑戦しようと決めていました。それでも分からない場合は、解説を見たり先生に聞きにいったりしましょう。僕の場合は名進研の先生に聞きに行ったことで、より自分の実力をつけることができたと思います。周りの人や先生に聞きに行くのは恥ずかしいことではありません。積極的に聞きに行ってください。
これから受験していく受験生の皆さん、最後に信じることができるのは自分の実力です。合否を別にしても悔いがない結果を残すには、最大限の努力が必要です。皆さんが自分自身で満足いく結果を残せることを心から願っています。