① もらったプリント等々は種類別に、時系列に沿って挟んでおく。
…時系列を合わせておくことで、自分の成長度合いや、プリントを見たいときに、単元順にさかのぼっていけば、必ずたどり着けます。
② ノートの各ページ、各プリントの上部分に、授業日、対応する教科書、資料集のページ数、先生の発言の要旨、自分が思ったことを書いておく。
…グラフが頻出する理科や社会、要約や感想が求められる国語は、自分の考えと絡めながら覚えると効率が良いし、人としての教養も広がります。
③ 色ペン、暗記ペンを使って、「授業中」に内容をまとめる。
…「授業中に」ということが肝です。よくテスト勉強の時間中に、暗記ペンでマークしたり、まとめノートを作ったりしている人がいますが、私は、その時間がもったいないように思います。そもそも授業のプリント自体に要点は載っていることが多いですし、足りないことがあれば、そのプリントにメモ書きするだけで十分です。あくまでも「テスト勉強の目的は点数を上げて結果を出すことであり、まとめノートを作ることではない。」という事を忘れないようにしましょう。しかし、まとめることは大事ですし、頭の整理にも繋がります。そこで重宝していただきたいのが暗記ペンです。特に色の異なる二つの暗記ペンでぬり分け(例・歴史人物の「氏名」は赤色でぬり、「功績」は緑色でぬる。)れば、一枚のプリントで二つの事柄を把握でき、わざわざ手書きでまとめノートを作る必要もありません。
① 先生の好きな言葉、単元のキーワードを利用する。
…授業を聞いていると、何度も登場する言葉、先生が気に入っていそうな言葉、自他が発言したときに、「これいいな」と思った言葉があると思います。国語の記述のように、このようなワークシートの採点・評価も「この言葉が入っているから○」という方式がとられているわけなので、是非その言葉を自分の文章に加えてみてください。
② 「学習を活かしてやりたいこと」を紹介する。
…「学んで終わり」では成長率は伸びないように私は思います。先生だって教えたことに生徒が興味をもって精力的に学べばうれしいでしょう。そこで例えば、「〇〇を今日は学びました。そこで、〇〇によく似た△△はどうなるのか個人的に調べてみたいです。」と書くわけです。
① 勉強のコツ
「まだ時間があるし、夏休みとかに復習すれば大丈夫‼」とか思っていませんか?僕はその考え方はオススメできません。その場でその内容を完璧にするようにしてください。部活とかも大変でしょうし、休みの日はゆっくりしたいのではないでしょうか。となると、復習して内容を理解し直すのは難しいと思います。
時間ができたのなら、名進研のテキストを完璧にしましょう。全ての問題パターンに触れて、本番でどんな問題が出ても解けるような経験値と解法を身に付けてください。間違えた問題は、なぜ間違えたのか徹底的に分析してください。合っていた問題も、もっと早く答えにたどりつく方法はなかったのかを探りましょう。
② 内申点を取るためのコツ
内申点も合否を分けるとても重要な課題です。「ちゃんとやってるのに、なんで上がらないの?」「下がるなんて思ってなかった、テストもうまくいったのに、何でだろう…」と思っている人も少なくはないでしょう。やることをこなすだけでは、良い内申点はもらえません。先生の前で良い意味で目立ってください。このことに関して実際に僕がやったのは、先生の目を見て話を聞き、相槌を打つ。授業の始まりと終わりの挨拶は誰よりも大きな声で。常に笑顔で明るく。などです。
③ 入試日直前の調整方法
「落ちついて解け。」と周りから言われるかもしれません。「落ちつけ。」と声に出して自分に言い聞かせても、焦りが増すことでしょう。そんな時、〔集中〕が一番大切です。問題文をよく読み、何を答える問題なのか、何か条件はないか…決して疎かにしてはいけません。どれだけ集中できるかで、また合否が分かれるでしょう。
それはさておき。
過去問のすごい点
① 傾向をつかむことができる。
② 取りこぼしを防ぐことができる。
特に重視したいのが②で過去問以外ではなかなか補えません。定期テストではときどき定期テストならではの、すみのすみをつくような問題がでます。過去問でそのすみのすみに気付ければ、本番で取りこぼす可能性もぐっと減ります。
では過去問を使いこなせていない(そもそもあまり使っていない)人の理由は何でしょう?
① 先生に過去問をたのむのが面倒
② 範囲外の問題があるのが嫌
みなさんにあてはまる理由はありますか。①だったあなたへ。確かにその気持ちよくわかります。しかし、こんな経験いつかはすると思います。長時間必死に自習した後、先生との「過去問ください」から始まるたわいもない会話に、自分の勉強をしすぎて乾いた心が満ちていくということを。面倒くさがらないでください。その短い会話は受験期では大きな意味をもつものです。
②だったあなたへ。逆転の発想をしてみませんか。どうせ受験では全部でるんです。それに僕自身、範囲外のところを解いていたら次の定期テストの勉強が楽になったこともあります。範囲外の問題を解くのも目先を見れば嫌ですが、長い目で見ればそんなに悪いことじゃありませんよ。