名進研 受験体験記
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東海中学校 受験体験記

とうかいちゅうがっこう

東海中学校

心豊かな人間を育てる仏教教育と生徒の自主性を尊重する校風

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東海中学校
東海中学校

①安定した学校生活の成立に宗教教育

毎日の明照殿の拝礼、「本当に生きんが為に今この食をいただきます。与えられた天地の恵みを感謝いたします。いただきます。」の食作法の励行、4月の灌仏会、8月の3年生の鎌倉散策と仏教ふれあいの旅、11月の全校生徒による祖山参拝と12月の高校の卒業授戒会、1月の御忌会等の諸行事などがあります。

②土曜公開講座「サタデープログラム」

卒業生・アナウンサー・俳優やアニメーターなどが学校に集まり、100講座以上が開かれる大きなイベントで、誰でも参加することができます(毎年2回)。生徒が自分の呼びたい方々を招いての講演が大人気です。

2025年合格実績

132

2025年入試状況

  算数 国語 理科 社会 合計
時間 60分 60分 50分 50分 -
配点 100点 100点 100点 100点 400点
合格者平均 55.9点 63.5点 66.3点 81.1点 266.8点

受験生活について

2024年度 中学受験 東海中学校

こんにちは。この春から東海中学校に通う者です。今から、僕の受験生活について説明していきたいと思います。
名進研に入ったのは小学五年生になってすぐでした。友達がみんな塾に通っていたので自分も通いたいと思い、名進研に入会しました。

〈生活〉
五年生~六年生前期
授業後、自習室で宿題をやって家に帰っていました。22時にはだいたいふとんの中にいました。
六年生後期
夜おそくまで勉強することが増えて、学校でもちょっと睡魔がおそって……。

〈学習〉
国語…普通
読むスピードは速かったです。日頃運動をして読書などをしていました。文法がお手上げ状態‼文法で落とした分は得意だった文章題でうめていました。

算数…苦手
算数は平面図形や立体図形が、一番苦手でした。計トレをさぼった分、六年で表に出てきてしまいました。計トレはやった方が良いです。

社会…とても得意
歴史が始まる前に歴史のマンガは見た方が良いです。僕は角川まんがを見ていました。地理は地図帳を見るしかないです。公民はニュースをよく見ていると良いし、住んでいる町についても興味をもつと良いです。また、学校の授業は聞いていた方が良いです。最後に年号は、覚える以外の道はありません‼ゴロあわせで覚えると良いです。

理科…苦手
とにかく覚えるしかないです。

〈直前期〉
よく食べよくねることが大切です。

〈最後に〉
僕を指導してくれた、K先生、N先生、S先生、T先生にこの場をかりて感謝したいと思います。


算数0点、合格判定 20 %以下でも

2024年度 中学受験 東海中学校

僕は愛知、名古屋、東海、滝中学校を受け、全勝(名古屋はスカラー合格)しました。春から東海中学校に通います。僕は学習について話したいと思います。

○国語
本を読み、表記ミスや条件ミスをしないようにしたら、一番苦手だったのが入試では高得点を取れるようになりました。漢字・言語は完璧にしておいた方がいいです。

○算数
普通に得意な方だと思っていたが第一回東海中プレで、つまらないミスを連発して、まさかの0点でした。そこで、毎朝計算トレーニングをし、速さや図形の大切な所を再確認しました。一月には過去問でも、しっかりと得点できるようになりました。最後のプレ中では偏差値67をこえました。最後まであきらめないでください。

○社会
得意でした。地図帳で場所を確認したり、漢字を確認したりして頑張ってください。年号は覚えていると絶対にいいです。

○理科
得意でした。知識問題は確実に、差がつく長文問題や計算問題は対策をしましょう。

○まとめ
本番、僕は、本当は無理かもしれないけれど、100点取るぞという覚悟で受けました。
先生方ありがとうございました。名進研じゃなければ受からなかったです。お弁当を作ってくれたり、送り迎えしてくれた家族もありがとうございました。


全て見直すこと

2024年度 中学受験 東海中学校

僕は、東海中学校に合格しました。入試の直前や当日についてアドバイスしていきます。まずは、入試直前の勉強方法です。

〈算数〉
前にやった問題をもう一度取り組み、分からなかったら先生に質問するといいです。

〈国語〉
漢字・文法…ミスをしてしまうと、他の人と差がついてしまうので、ミスをしないように何度も練習することが大切。
文章題…今日やった問題の解説をすべて見直してもう一度解き直す。たまたま合っていた問題があるかもしれないので、大変だけど、全て見直すことが大切です。

〈理科〉
計算問題よりも知識問題の方が点数を取りやすいので知識を増やすことが大切です。

〈社会〉
自分が苦手だと感じている単元や忘れていそうな単元に出てくる重要な語句を、声に出して読み、ノートに書くといいです。
ここまで一教科ずつ書きましたが、得意な教科や、自分なりの勉強方法があればこの方法でやる必要はないと思います。また、全教科に共通していることですが、分からない問題があったら積極的に先生に質問することです。放っておいたまま入試を迎えて、後悔しないようにしましょう。

ここからは、入試当日についてです。緊張すると思いますが、その緊張がいい結果につながるようにするといいです。国語は最初の教科なので、思うようにいかない時もあると思います。しかし、休けい時間の間に気持ちを切り換えて次の教科に臨むことでずっと強気で受けることができます。また、試験会場に軽食を持っていくことで、最後の教科まで集中を切らさずにできると思います。

最後になりますが、しっかりとやり切ることができれば、結果が良くなくても、頑張ろうと思えます。ただ結果は最後まで分かりません。まずはしっかりとやり切ることができるように頑張ってください。応援しています。


合格までの道

2024年度 中学受験 東海中学校

こんにちは‼僕は、東海中や滝中、東大寺学園中など計六校受験し、東大寺学園中以外の学校に合格し、四月から東海中に通う者です。僕は「普段の生活について」と「普段の学習について」の二つを紹介します。

まず、「普段の生活について」です。中学受験は体調管理が一番大事であるといっても過言ではありません。なぜなら、どれだけかしこくても体調が悪いと、思うように力を発揮できないということがあり得るからです。そのためにも僕は、つかれているときは家で休んでから塾へ行ったり、寝不足にならないように、おそくとも23時には寝るようにしました。また、かぜをひかないように、十一月の中旬あたりからマスクをつけるようにしました。

次に、「普段の学習について」です。
①国語(超苦手)
僕が中学受験の勉強をする中で一番苦労したのは国語です。東海中や東大寺学園中は漢字が難しく大変でしたが、漢字の要やサーパスを使うことで、多くの漢字や熟語を覚えられ、漢字の要やサーパスにのっていないものは前後文から意味を予測して、分からなくてもとりあえず書くということをしました。空白よりも解答らんがうまっていれば、少しほっとします。文章読解は、難しい問題よりも意味や接続語、慣用句の問題をとりこぼさないことを心がけました。東海中では自由記述が出ることが多いです。
自由記述は何をテーマにして書くか決めておいた方がよいです。なぜなら、より時間を短縮できるからです。自由記述は思いつき次第書くことをすすめます。なぜなら、漢字と同じで、解答らんがうまっているとほっとするからです。

②算数(超得意)
算数は、とにかく難しい問題に挑戦し、先生にたくさん質問をしました。僕がすすめるのは、架空の誰かにその問題の解説をする、ということです。それをすることで、どこが分かっていないのか、がすぐに分かります。また弱点が分かります。

③理科・社会(社会は得意、理科は普通)
理科はとにかくサーパスをやりました。また、社会は、授業で配られたものやその復習をとにかくやりました。どちらにも備わっているメリットは、幅広い分野に対処できるようになるということです。

④全体
僕は、おっちょこちょいで設問要求の見落しミスやうっかりミスなどが多いため、本番そうしないため、日ごろから気をつけるとよいです。
皆さん、受験勉強、頑張ってください‼


メリハリをつけた学習を

2024年度 中学受験 東海中学校

僕は、春から東海中学校に通う者です。

名進研ではじめて受けたテストで、僕は思うように点数がとれませんでした。理由は、だらだらと勉強していて、テスト中に集中力が切れ、見直し不足だったからです。そこで、メリハリをつけて、○分勉強し、○分休けいしようと自分で決め、勉強時間のコントロールをするようにしました。すると、みるみるうちに成績が上がりました。しかし、それでも五年生前期は国語が不得意だったので、冬休みに受験国語を復習して、着実に得意にしていきました。六年生は、日曜の授業の復習をやり、力をつけました。

受験直前は先生からもらったプリントを解いて自信に繋がりました。しかし、愛知中も一般合格。名古屋中もスカラーではなかったので、不安でしたが、過去の努力を思いだして、「僕ならいける」と自分に言い聞かせたことが、合格できた理由だと思います。

最後に、僕からのメッセージは、自分がつぶれないよう、自分の中でリフレッシュできることを決めて、時折休むことが大切だということです。頑張れ‼名進研生‼


うれしかった中学受験

2024年度 中学受験 東海中学校

私は医者になりたく、両親に中学受験をするように言われたので、四年生の冬期講習から名進研に入りました。

生活に関してですが、健康管理も中学受験に入っています。病気にならないように、家に帰ったら手洗いうがいをしました。また、早寝早起きは大事で、私のクラスには8時半に寝て、5時半に起きる人もいましたが、私は10時に寝て、7時に起き、9時間寝てました。そして、一日元気にいられるために、ごはんは大事で、朝ごはんはもっと大事なので、しっかりとっておきましょう。

学習についてですが、まず全教科で最も大事なことは、なぜまちがえたのかを確かめ解き直しをすることです。また、私は字が汚く、本番だけきれいに書けばいいと思っていましたが、いつもやってないことを急にやるのはできませんでした。皆さんはいつも字をきれいに書きましょう。

私は国語が苦手で国語の解き直しの意味はよく分かりませんでしたが、他の教科、特に算数のように国語にも公式がありますので、それを意識して解き直しをしましょう。また国語は答える内容と条件を確かめ、丸をつけることも大事です。

次はテストです。
テストで最も怖いのはケアレスミス(ちょっとしたミス)です。わたしはこのケアレスミスで合格か不合格かが決まると思います。条件には必ず全教科で丸をつけましょう。

次は直前アドバイスです。
私はプレ中では滝が20%以上50%未満で東海は20%未満でした。しかし、直前の努力のお蔭か東海中に入ることができました。油断は絶対にしないでください、
20%未満でも受かるから大丈夫、80%以上だから大丈夫だと思ってはいけません。最後まで全力で勉強をして合格してください。また東海中学校や他もそうですが、100点を取る必要はありません。分からない問題があっても他で取ればいいと思ってください、また志望校が残念だったときでも、私はこんなに頑張ったんだ、しょうがないと思えるようになってください。

入試当日は絶対受かると思ってください。


幸せ者のささやき

2024年度 中学受験 東海中学校

皆さん、こんにちは(もしくは、こんばんは)‼僕は、名古屋中学校、東海中学校、滝中学校の三校を受験し、全て合格した者です。そして、四月からは、東海中学校の伝統を受け継いでいく一人となります。そんな僕のアドバイスを聞いていただけると幸いです。

まずは、生活についてです。勉強するときはする、休むときは休む、といったように、メリハリをつけましょう‼また、入試は朝早いので、早寝(最低でも八時間くらいは寝ましょう)早起きを心がけ、規則正しい生活をしてください‼

次に、学習についてです。とにかく繰り返し行うことが大切です。自分が間違えた問題は大切なので、答えを覚えるほどまで繰り返し解きましょう‼暗記系の教科は、語呂合わせや、イメージを考えるとさらっと思い出せます。社会の歴史は、ストーリーで覚えると思い出しやすかったです。覚えておきたい公式や、文、単語、人物名などは、声に出してみたり、紙に書いたりするのがおすすめです。ぜひ、やってみてください。そのうち、自分に合った覚え方が分かるはずです。そして、朝、晩に、決まった勉強を行うことで、やる気を高めたり、体内時計を調整したりすることができますよ‼

六年生の後半は、先生に選んでもらった志望校別の問題を繰り返し解きました。最初は全く解けない問題も多かったけど、段々と力が着いていきました。先生の言うことを信じて、身に付くまで繰り返し解きましょう。

最後に、入試直前についてです。単語帳やノートなどを作っておき、それを見直しましょう。さらに、僕の場合は、過去問十年分を三、四回解いて、志望校の入試の傾向をつかむことを意識しました。最初のうちは、低い点しかとれないかもしれないけど、いずれは、高得点が取れるようになります。皆さんも大変だとは思うけど、「今の短い時間を頑張るだけで、楽しい六年間が待っているんだ‼」という気持ちで頑張ってください‼応援しています‼


難関校受験をサポートした父の体験談 ~息子と苦楽を共にした三年~

2024年度 中学受験 東海中学校

この度、愛光、ラ・サール、東海、滝と受験校全てに合格をいただきましたが、決して順調な日々ではありませんでした。私もこの合格体験記を大変参考にさせていただきましたので、少しでも皆様の参考になればと振り返ってみたいと思います。

名進研を選んだ理由は、東海圏の受験に実績があることに加え、東海・南女・滝の合格保証をうたったSクラスが新規設定されたことでした。受験をするならぜひ地元の雄である東海中学を目指して、というのが親の希望でしたので、もしSクラスに入れるならこれほど頼もしい環境はないと感じました。

習い事はサッカー・野球・水泳・空手・英語・ピアノとたくさんやっていましたが、勉強と言えば「チャレンジ」をやっているくらいでした。そしてこれら習い事をどう整理していくかは、日々様子を見ながらというような感じで、四年生から名進研に入りましたが、入会時はSクラスの認定には届かずJSクラスでスタートしました。すぐに友達もでき、先生方の授業もおもしろく、楽しんで通塾していました。漢字テストで100点を取ることや、実力テスト毎に変わる席順で、一つでも上に行くことをモチベーションに頑張っていました。また、テスト成績優秀者として名前が掲載されることも、息子のモチベーションとなり、悪くても百番以内を目標としていました。もちろん百番を下回り名前が掲載されなかったこともあり、その時は発狂していましたが、後期からSクラスの認定をいただきました。

私の期待通り、Sクラスは息子にとってさらにモチベーションを上げる環境でした。少人数制であるため先生との距離も近く、優秀なクラスメイトと切磋琢磨でき、何よりも一度いただいた認定を手放したくない、という気持ちを持っていたのが良かったと思います。成績のアップダウンはありましたが、最後までSクラスの環境で勉強させていただいたことは、息子にとって大きな自信・プライドになったかと思います。五年生、六年生共おおむね五十番以内、偏差値も60台半ば~後半といったところでした。

ここまで述べた限りではやはり順調だったと思われるでしょうが、私なりの気苦労も述べたいと思います。

【四年生】
まず、たくさんの習い事をどう整理していくかでした。サッカー・野球は高学年になると休日に試合が組まれ、かぶってしまうことが多くなり、息子の意志でサッカーを選びました。このサッカーも平日一日の通常スクールと土日のクラブチームでの練習・試合があり、勉強時間の確保が大変でした。しかし一番楽しんでいた習い事でしたので、息抜きになるならばとクラブチームは五年冬まで、スクールは六年夏まで続けました。水泳は級の区切りのいいところで四年秋に辞めました。空手・英語・ピアノはあまり本意で習っていたわけではなかったので、空手・英語は四年生いっぱいで辞めました。ピアノは親子共なかなか辞める決断ができず、六年春まで細々と続けました。親としては送り迎え、子供にとっては勉強と習い事の両立に忙殺された四年生でした。

【五年生】
五年生はだいぶ習い事が整理されましたが、宿題を含めこなさなければならない量も増えた上に難度も上がるため、時間に追われる感は変わらなかったかと思います。サッカーで土日がつぶれることも多く(テストは優先しました)、合宿で夏期・冬期講習は断念しました。また、ピアノを続ける限りは練習時間も必要となってきますので、思い通りに勉強が進まない時期はこれがストレスになりました。また、東海中学を目指して受験勉強を開始したはずが、四年生途中から関西の難関校を第一志望として口にするようになり、その想いがどんどん強くなっていったため、それなら他塾の方がいいのではと転塾も検討し、地に足がつかない時期もありました(結局、途中で転塾するよりも名進研を信じるという結論になりました)。国語の成績は不安定で、偏差値
70近く取ることもあれば50くらいに落ち込むこともありました。やみくもに問題をこなしてできる教科でもなく、何度も先生に相談しました。

【六年生】
六年生はテスト範囲も無くなり、いよいよ実力が試されます。五年生までの実力テストは範囲があるので、ある程度出そうな内容をサポートしてやり、それをこなしてくれれば大丈夫という親の安心感があっただけに、一回目のプレ中はどうなるのか不安でした。しかし五年生までと変わらない結果に、今までやってきたことは間違いじゃなかったと思うと同時に、このまま息子と名進研を信じて私はプリント整理などサポートに徹しようと決意しました(五年生途中まではいつも息子の横で勉強をチェックしていました)。
いよいよ勝負の夏という意気込みで夏期講習期間に入りましたが、想像以上に日々の課題が多く、息子はこなしていくことができませんでした。通い慣れた校舎・先生と離れたことも大きかったのかもしれません。親から見て、完全にペースを見失っていました。私も先生方と連絡を取りながら、優先順位をつけてやれるようにサポートしました。気合いが空回りとなった感のある夏でしたが、毎日過酷だったかと思います。講習が終わったら自分の校舎の自習室へ行き、最後まで駆け抜けただけでも立派なことだったと今では思います。
東海に限って言うと、息子の名進研の実力テストやプレ中の成績からすれば合格は大いに希望を持って良かったかと思います。しかしサピックスオープンでは偏差値50を上回ることは一度もなく、ただ名進研のテストと相性がいいだけなのではという思いが最後まで払拭できませんでした。案の定、六年秋に受けた志望校別プレや他塾模試での判定は50%未満というような結果でした。特に算数は過去問でも志望校別プレでも30~40点でした。プレ中では偏差値65前後の点数を取っているので、先生からは決して算数は苦手じゃないとおっしゃっていただいていましたが、算数の難度が高いと言われる東海中学へは苦手意識を持ったまま入試に挑むことになりました。

【受験校】
秋まで関西の難関校と迷っていた第一志望は東海、それの併願校として愛光、ラ・サールを選びました。将来医学部を目指したいという理由から、もし東海がだめでも納得して入学できる学校選びをしました。また、両校共癖のない標準的な問題傾向であることを知り、過去問演習による学習効果は高いと判断しました。愛光の入試が年明け早々にあるため、正月特訓には参加せずその間は愛光対策に当てました。ラ・サールの入試は名古屋中学と同日であるため、愛光の結果次第でどちらを受けるか決めることにしました。ラ・サールはチャレンジ校に位置するため、もし合格できれば東海に向けて大きな弾みになるかと思い出願しました(息子は合格する自信がない上にわざわざ鹿児島まで行くのを渋っていましたが)。
夏期講習期間の空回りがあったので、冬休み期間の過ごし方には慎重になりました。正月特訓に参加しなかったのもそれが理由でした(クラスで参加しなかったのは息子だけだったようです)。しかし、この期間に腰を据えてしっかり愛光対策をすることができ、自信を持って挑むことができました。一月中旬から学校も休み、ラ・サール対策に当てました。過去問を六年分解きましたが、意外と合格点に達することがわかると、こちらも自信を持って挑むことができました。ラ・サールを併願校としたのは、仮想東海という位置付けでもありました。東海と同等レベルの受験層が全国から集まること、やはり算数がポイントになること、その割に算数は東海のような難問ばかりではないので、息子でも勝負ができるのではないかと考えました。
愛光、ラ・サール共に受かる自信を持って挑めたこと、試験が終わって晴れ晴れとした表情で「力は出し切れた。これで落ちたら仕方ない。」と言い切ってくれたので、併願校として選んで良かったと思いました。難関校である両校の合格は東海に向けて大きな自信と弾みになったと思います。息子との二人旅も良い思い出です。

参考までに、私から見た息子の各教科傾向や家族の関わり方を述べておこうと思います。
【国語】 先ほども述べた通り、六年秋まで上昇・下降の激しい科目でした。漢字や言語事項はまずまずできていたかと思います。
読解スピードが遅く最後まで解ききれない、物語文に入り込み自分なりの解釈をしてしまう、記述が苦手などが原因でした。これらを先生と共有させていただき、個別補習で徹底的に御指導いただきました。冬の演習授業の頃には安定した得点を取れるようになってきたのを見て、国語で大コケはしないかな、男子校ならむしろプラス教科になるかな、という算段がついたのが大きく、気持ち的にも楽になりました。

【算数】 これも先ほど述べた通り、標準レベルでは戦える力があったかと思いますが、東海レベルの算数を戦うとなると力不足と言わざるを得ませんでした。ここは欲を出さず、直前は計算・小問、標準的な文章題は丁寧に確実に解くことを心掛けさせました。東海はもちろんラ・サールも難解な図形問題が出ますが、解けたらラッキーな気持ちで問題を一見して難しそうであれば捨てて、他に時間を使うようアドバイスしました。十二月に先生から、「平均点が高くなれば戦えるのでこっちのもの、低ければ皆できないから差をつけられないのでこっちのもの。」とおっしゃっていただきましたが、最後はこの言葉が気持ちを楽にさせてくれました。ちなみに、東海の算数は八問空欄になったと言って出てきました……(笑)。

【社会】 得点源ではないかもしれませんが、一番安定していました。習い事の行き来の車内時間を有効活用しようと歴史のDVDをよく見ていました。名進研からの補助プリントも充実しており、それらを着実にこなしていくというような勉強法でした。私としては直前期に詰め込むイメージを持っていましたが、直前期に他の科目に時間を費やせたことは大きかったかと思います。

【理科】 隠れ苦手科目でした。実力テスト・プレ中で総合偏差値60台後半でも理科は60前後で、得点源になることはありませんでした。先生に相談しても特に苦手分野はなさそうとのことでしたが、何度か個別補習をしていただきました。そこで判明したのがスピードが遅いことでした。そのため、計算問題や読解が必要な文章題を慌てて解いて間違う、という傾向にあったかと思います。私からは試験開始時に時間配分の目安を付けること、算数同様一見難しそうな問題は後回しにすることをアドバイスしました。

【家族】
うちは息子の下に妹・弟がいます。弟はまだ年少ですが、兄が勉強を頑張っていることや邪魔をしてはいけないことは何となく理解していたかと思います。遊び盛りの時期にも関わらず、この一年はあまり楽しくなかったかと思います。毎日遅くまでホームルームに預け、時には祖父母の家で寝泊まりし、小さいながらも協力してくれました。たくさん寂しい思いをさせました。妹は三年生ですが、やはり家族で出かける時間がなく寂しい思いをさせたかと思います。しかし、状況をちゃんと理解してくれ、弟の世話を率先してやってくれたり、自分の習い事は一人で行き来してくれたり、受験直前にはお守りを手作りしてくれたり、一番の理解者であり応援者であったかと思います。
妻は細かいところによく目が行き届くので、漢字の誤字・汚字をチェックしたり、社会で記憶の怪しい知識の整理(家のトイレや洗面所に貼ったり、ノートにまとめたり)やよくわからない時事問題をユーチューブで調べてくれたりしました。なんといっても毎日のお弁当は息子の大きな支えとなりました。自習室を愛用していた息子がそこでめいっぱい時間を過ごせるように、自習室が使える日は毎日お弁当を作っていました。昼夜二回お弁当を届けることも多々あり、本当に頭が下がります。

息子の受験を終えた上での私見ですが、中学受験はやはり親子の受験だと思います。どこまで介入するかはそれぞれだと思いますが、まだ十二歳の小学生の受験ですので親のサポートがあればあるほどそれが反映されるかと思います。勉強面は名進研の先生方にお任せしましたが、子供の特徴・傾向(よくやるミスや苦手な単元など)の把握や体調管理は親が一番効率的にしてやれるかと思います。ぜひ受験を親子のいい時間にしていただければと思います。きっといい思い出になるかと思います。

最後になりますが、息子に手厚く寄り添っていただいた本山校の先生方や別校舎で御指導いただきました先生方、仲良くしてくれたクラスメイトの皆さん、本当にありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。息子は第二の学校のように楽しんで三年間通塾することができました。しんどい時もあったと思いますが、親から見ても本当に通塾を楽しんでいました。同じ中学に進学するお友達もいますが、もう会うこともないお友達もいるかもしれません。しかし、皆さんとの時間があったからこそ乗り切れた三年間だと思います。息子には皆さんのことをいつまでも忘れないでいてほしいと思います。


名進研に通わせて良かった

2024年度 中学受験 東海中学校

我が家の受験は、息子の「学校の勉強は面白くない」の一言から始まりました。親としては、学校生活や習い事を通して、自分の好きなことを見つけて欲しいと強く思っていた時期でもあったので、「これはまずい‼」と思いました。学校の授業は息子にとって簡単でわくわくがなかったようです。その時息子は三年生。名進研のピラミッド倶楽部のパズル道場には通わせていただいており、そのご縁もあって、練成教室の説明会に参加しました。我が家は中学受験のことは全く考えておらず、場違いなところに来てしまったというのがその時の本音でした。ただ、中学受験するかしないかはさておいて、先生方の熱意から息子が勉強に取り組む環境づくりを親として用意してあげられるのではないかと思いました。そして勉強に対する息子のわくわくにかけてみようと三年生の二月から入会しました。

ただ、塾の授業についていけるのだろうかという不安もありました。しかし、そんな心配もすぐに吹き飛びました。息子は「授業は楽しい‼」「みんなの意見すごい‼」と名進研に通うのがとても楽しそうでした。そして最後まで塾の宿題やテストに向けての勉強のスケジュールも私達の力を一切借りることなく、自分の力でやり通しました。他の習い事も自分でここまではやると決め、六年生の十月までパズル道場に通いました。六年後期からは宿題の量も過去問題の取り組みもあり、通塾の日は12時を過ぎることもありましたが、弱音を吐くことはありませんでした。「絶対東海中学に入学したい」という強い気持ちが頑張りに繋がったと思います。中学受験を通して、強く、たくましく成長した息子を我が子ながら誇りに思います。

息子は四月から東海中学に通わせていただきます。自分が行きたい学校で自分がやりたいことを思いっきり楽しんでほしいと思います。

名進研本山校の先生方には本当にお世話になりました。先生方、そして同じクラスで頑張ったお友達と過ごした時間は、息子にとって宝物です。名進研に通わせて本当に良かったです。ありがとうございました。


一緒に合格するんだ 

2024年度 中学受験 東海中学校

東海中学、名古屋中学、愛知中学の三校を合格した息子の母です。

名進研は四年生から速読、五年生から中学受験コースにお世話になりました。問題を解くうえで、文章を早く読めるということは利点に感じ、塾に通う練習も兼ねて速読に通わせました。この時点では中学受験をぼんやりと考えていて、どこかの私立中学に入学できればいいな、と家族で話していました。

五年生で入会し、三、四年生から入会している子との差を感じましたが、名進研の授業のおもしろさにグイグイ引き込まれ、勉強をしに行くというよりも、先生の漫談を聞きに行っているようでした。特に社会は、帰りの車中で授業内容をドラマのように説明してくれました。

入会するまでは、スイミング、サッカー、ラグビー、ピアノ、英会話と、毎日が習い事の日々で、時間の都合がつかなくなる時点でやめました。入会の際、特にスポーツ系はすぐにやめてほしいと言われましたが、できる限りやりたいという息子の気持ちを優先させました。ピアノ、ラグビーは最後までやめず、入試直前になってお休み状態にしたのが、受験に気持ちを切りかえることができたのかもしれません。

六年生になり、志望校を意識しだしてからは、入会当初の目標、名古屋中学が東海中学に変わっていました。クラスのメンバーがほぼ変わらずで、楽しく勉強し、他の校舎へ電車で遠足のように通えたことも、一緒に合格するんだ、と力になったと思います。

宿題が多いなか、好きな算数はすぐに取り掛かれていましたが、国語となると苦手意識が出て後回しになり悪循環になっていました。しかし、国語の先生の熱意に心を動かされてからは、真剣に国語と向き合い、解きなおしを真剣にやっていました。また、毎日、通塾の車中での語彙力の勉強を続け、コツコツとやったことが、入試直前で結果として出始めていました。

宿題が多く、辛い時期もありましたが、先生、お友達に恵まれ、楽しく勉強できたことが合格につながったと確信しています。

この場をお借りし、本部の方も含め先生方、一緒にがんばったお友達に感謝申し上げます。


受験をするのか、させられるのか

2024年度 中学受験 東海中学校

「受験してみようかなと思う。」
「受験させることにした。」

ある日、息子と夫からそう告げられた。休日に父子二人で入塾テストを受けてまわっていたのは知っていたが、知らぬふりをしていた。じっと座ることが苦手で、先生の話も真面目に聞けない、宿題もそこそこにゲームばかりしているような息子である。中学受験だなんて埒外もいいところだ。

そんな私の思惑に反して、息子は名進研に通い続け、気が付けば受験の山場ともいえる六年生の夏を終えていた。とはいえ、息子の態度は相変わらずで、塾の授業中に居眠りをし、宿題の提出はしない、勉強したと嘘をついてゲームをする、分からない問題を誤魔化す、先生に質問をしない等々、とてもトップ校を志望している受験生の態度ではなかった。であるからして当然、成績の方も芳しくなく、プレ中での偏差値は52~56の間を行ったり来たりという有り様。勉強態度への苦言は元より、志望校の変更すら、本人と話し合いたくても、プチ反抗期のせいか、うるさいと吐き捨てるか、全くのだんまりであった。

そんな状況であったため、十一月の東海プレはそもそも受けもせず、一応受けさせた滝中プレの結果はもちろん散々。平均点にも届かず、合格判定は20%未満。いよいよ全落ちも覚悟しておかねばと思い始めた。

息子の態度が急に変わったのは年明けだっただろうか。突然「東海中を受けたい。」と言ってきたのだ。息子から強くはっきりと希望を伝えられたのは初めてのことだったので、ひどく驚いてしまった。慌てて塾の先生に連絡を取り、学校の先生に調査書を依頼し、願書の準備をした。受験日まで残り一ヵ月。息子は何かに取りつかれたかのように勉強をしだし、毎日夜遅くまで塾で自習をしてくるようになった。どこかで「一度火が付くとすごい力を発揮する子もいる」という言葉を耳にしたことがあったが、まさにその通りで、目を疑うばかりの変貌ぶりであった。

その勢いをおとろえさせぬまま本番に突入。幸い、どの試験日も体調は良好。無事に愛工大名電中、名古屋中ともに合格できたので、当初予定していた南山男子ではなく東海中を受験できることに。しかし、結果は東海中、滝中ともに不合格。今まで聞いたことのないような声で泣きわめく息子の姿は、今思い出しても胸が痛む。

泣くだけ泣いた息子は、中学の勉強を始めた。以前の息子ではとてもじゃないが考えられない。自ら机に向かう姿を頼もしく思った。そんな姿を神様は見ていてくれたのだろうか、数日後に東海中から一本の電話が。そう、繰り上げ合格の知らせだった。
名進研の先生からは「大逆転ですね‼」と喜んでいただいた。本当に大逆転だ。受験校リストから外されていたのをひっくり返し、不合格をひっくり返し、まさに大大逆転だ。ギリギリではあったけれど、最後には自分自身で「東海中を受験したい」と心から思えたことが、一番の力になったのだと思う。入学してからがまた大変だとは思うが、今の息子ならきっと大丈夫だろう。自分の心に火をつけるものと、これからたくさん出会っていってほしい。その度に大きく成長していけるにちがいないから。

最後になりましたが、親も半ば諦めの気持ちで一杯だったなか、最後まで息子を鼓舞し、導いて下さった先生方、本当にありがとうございました。


我が家の流行語大賞「時間がない早くしなさい 」

2024年度 中学受験 東海中学校

息子が小学校三年生の時、「東海中学に行く‼」と言い出しました。東海中学の文化祭をオンラインで見たのがきっかけです。当時はやっていたTV番組がすっかりそのまま再現されており、演技も撮影も構成、企画もすべて生徒さんだけで制作されたものでした。息子は、僕もここに入って企画をしてやりたい‼と言い出しました。その思いは、受験期一貫して変わらず、東海中が第一志望でした。

受験勉強で、一番大変だったことは、「時間の管理」です。とにかく時間がない。学校に行って、学校の宿題もやって、塾に行って、たくさん出る塾の宿題をやって、ひと月に一度行われるテストのテスト直しをして、苦手科目の強化復習をして……。やることがたくさんあるのに、家にいる時間は限られます。息子は学校も好きだし、学校の行事も、委員会も、クラブ活動も、とに
かくどれも一生懸命やりたいし、学校を休むのもいやでした。親としては、もちろん学校も大切にしてほしいし、ちゃんとご飯も食べてほしいし、睡眠だってしっかりとってほしいし、でも勉強は絶対にきちんとやってほしい‼やりたいこととやらなくてはいけないことが多すぎて、とにかく時間がありませんでした。受験期三年間、我が家の流行語大賞は、「時間がない‼早くしなさい‼」堂々三年連続大賞に選ばれたのではないかと思うくらい、連呼した言葉です。

丁寧に間違えないように落ち着いてやりなさい‼と私から言われたと思ったら、時間がないから、さっさと進めなさい‼と矛盾でしかないことを言われ、泣きながら、できない~‼と勉強が進まない日も多々ありました。なんだか、こんなことを繰り返して、息子も私も心がもたないなと思い、時間管理について考え、二人で三つの計画をたてました。

その1:名進研から出た宿題は、翌日までに終わらせるつもりでやること。
塾から出るたくさんの宿題も、理科、社会などは来週の授業までにすればよかったりしますが、算数や国語と同じように、なるべく次の塾の日(翌々日)までには終わらせることにしました。次の塾のときにはまた宿題が出るので、二倍になってしまうと、本人もうんざりしてあまり好きではない教科がずるずると後回しになってしまいます。出されたら、すぐにやりきることを決まりにしました。

その2:朝活をすること。
その1を遂行するためにも、これは必要不可欠でした。学校に行くすべての準備を終えたら、必ず三十分くらいは机に座って、集中して勉強をします。7時起床(もう少し早いときもあり)、7時30分には机に向かい、自宅を出る8時がタイムリミットです。たった三十分と思っていましたが、思ったよりも効果は絶大でした。本人も頭がすっきりとした状態で、自分から机に座る習慣がつき、一日も欠かしたことがありませんでした。
勉強もはかどっており、苦手だった国語の長文読解も、朝の集中力のお蔭か、家を出なくてはいけないタイムリミットがあるからか、話しかけても一切聞こえないくらいの集中力で、取り組めました。しかも正答率が非常に良い‼
とにかく、出された宿題の中で一番後回しになるものからするようにしていました。なかなか起きられない日でも、二十分程、この宿題だけはする‼と自分で決めて、やり遂げて行くようになり、自分の中でも計画をたてて宿題に取り組み始めました。
前日、寝る前に朝活ですること、学校から帰ってきたらする宿題と、自分でも決めるようになっていきました。

その3:勉強の優先順位を考えて進めること。
朝活をするようになり、「どの宿題をいつする?」「先生への提出期限を考えるといつまでに終えておくべき?」「それはいつの時間にする予定なの?」などと、自分自身で優先順位をつけて取り組むように声をかけ続けました。しばらく言い続けていると、「これは、明日の朝活でするから、ここまでは今日絶対終わらせておく‼」「漢字テストが木曜日だから、月曜には一回して、もう一度水曜日にはして、行く前に復習して……」など、自分で考えて勉強を進めていけるようになりました。さらに続けていくと、朝活の活用も併せて、塾の勉強、宿題が各曜日でルーティン化されるようになりました。
ルーティン化されると、頭の中も整理されるのか、余計なことを考えず、とにかく進めるしかないという感じで、少し余裕が出てくるようになりました。学校から帰ってきてからも、どこまでやれば終わりということが自分でわかるので、好きな本を読んだり、上手に息抜きもできていたと思います。もちろんうまく進めない日もあり、終わらない‼と泣きながら机に向かう時もありました。そんな時は、私も一緒にいつどれをするか、考えて、紙に書いて、このスケジュールなら絶対できるよ‼と明確にしてあげることで、安心するのか、落ち着いて取り組めるようになりました。
五、六年生になると、とにかくたくさんの宿題が出るので、今やること、やっていることの終わりが自分でわかると、集中して進められていたように思います。
振り返れば、たくさん出る宿題を、とにかくきちんとやる‼これに尽きるのかなと思います。宿題に追われて終わったという感じもしますが、きちんと出された宿題をこなしていたので、四教科全体を通して、大きく落としてしまうようなことはなかったのかもしれません。

とにかく3つのことを意識しながらも、日常生活にルーティン化し六年生まできました。秋以降は、受験予定の学校の過去問を解く日々になりました。受験する学校も決め、チャレンジ校を二校受験。前受け校一校、本命の東海中学と第二志望校、全部で五校を受験することになりました。

秋頃からチャレンジ校二校分の過去問を一冊ずつ全てやり切りましたが、今までやってきた問題や宿題、テストとは違い、本当に難しく、塾の宿題の合間に、また学校から帰ってきてから取り組むのが大変でした。難しくてわからないところも多々、間違えたところの直しも時間がかかる、やってもやっても合格できそうにない点数が続く……チャレンジ校を受験するって決めたことも、よかったのかと私が不安になる日々でした。ただ、各テストを先生に提出すると、必ず細かいところまで見てくださり、丁寧なコメントや励ましのメッセージに、息子も私も救われていました。残念ながら、チャレンジ校は合格をいただくことはできませんでしたが、このつらかった過去問漬けの日々が、後半三校の受験に役に立ちました。本当に難しい過去問五~六年分を二冊もやり切った息子は、残りの三校の過去問が簡単に感じる‼と言い出しました。確かに、丸付けをしていても高得点が取れていることもしばしば。息子も自信を持って、絶対に合格する‼と気合が入っていたようです。志望校を含む残りの三校は無事に合格をいただき、そして念願だった東海中学に入学が決まりました。

小学三年生から四年間、本当に長く大変な日々でした。第一志望の東海中学当日、門を入ったところで別れ、受験教室へ向かう息子の背中は、本当に頼もしく、とてもとても大きく見えたのがずっと頭から離れません。静かに、堂々とした足取りで、自信に満ちていたようにも思いました。小学三年生から四年間、とにかくたくさん勉強をしてきました。模試の順位に一喜一憂し、テスト結果次第では、Sクラスにいられなくなってしまうかもしれないプレッシャーにも打ち勝ち、気分が乗らない時も、時間が足りなくて嫌になってしまった時も、泣きながらも、自分を律して、今やるべきことを進めていく。まだ十歳前後の息子の小さな背中にたくさんのものを背負わせてしまっているのではないかと、何度も私が不安になったものでした。ただ、その大きく感じた背中を見たとき、しっかりと全部を受け止めて、余裕で背負うことができるくらい成長していたのだと感じました。ただただ心配で不安に思っていたのは、私ばかりでした。自分から行きたいと言い出した受験ですが、やりたいことを決めて、努力して、それを掴みとることができたこの受験は、本当に息子を成長させてくれました。

これからは時間制限なく、のびのびと学び、学校生活を楽しんでくれるといいなと心から思っています。


息子の「成功体験」記

2024年度 中学受験 東海中学校

早いもので、受験が終わり一ヶ月が過ぎました。息子はありがたいことに第一志望校にご縁をいただき、入学をとても楽しみにしているようです。そんな息子ですが、これまでの子育ては波瀾万丈でした……。皆様の参考になるかは分かりませんが、少しでもお役に立てばと思い書かせていただきます。

息子は小さい頃からマイペースで、気持ちの切り替えが苦手な子でした。徒歩五分の保育園から帰るのに三十分以上かかる毎日……。私も息子を叱ってばかりで気持ちが焦り、いろいろと調べる中で学んだのが「成功体験」の大切さでした。息子が一年生の頃だったと思います。「できないことを叱らず、できたときに褒めて子どもの自己肯定感を高める」という方向を目指し、必死で褒める子育てに舵を切り(と言いつつよく爆発していましたが……笑)、いつか息子が「自分はやればできる」と思えることを願って育ててきました。

当初、息子は公立へ進学させるつもりでしたが、マイペースな息子はどう見ても内申が稼げるタイプではなく……公立中学で内申点に苦労するくらいなら私立でのびのび過ごさせてあげたいと受験を決め、四年生から名進研に通い始めました。

夫婦で決めていたポイントは【1】スモールステップで短期目標を立て、成功体験を積ませること。【2】息切れさせず受験当日にピークを持っていけるようにすること、の二つです。

【1】スモールステップの短期目標としては、以下の二つを立てました。
① 五年生前期までに一つ上のクラス認定をもらうこと。
② 最後まで、そのクラスに残ること。
定期的なテストは弱点のあぶり出しと捉えて、結果が悪いときでも「これで弱点がはっきりしてよかったね。次回のためにきちんと克服しよう」と声をかけました。具体的な目標のお蔭か、毎回崖っぷちながら目標を達成し(その度に大げさに褒めちぎりました。笑)、予定より早く上位クラスに入ることができました。このとき、通っていた校舎の先生から「やればできると分かったこと、彼の人生にとって本当にいい経験になりましたね」と言っていただけたことが忘れられません。名進研の先生は、勉強だけでなく、子どもの人生を豊かにしたい、と思ってくださっているのかとジーンとしました。

【2】受験当日にピークを持っていくため、またマイペースな息子が息切れして勉強自体を嫌いにならないように、五年生までは負荷を軽めにしました。塾の宿題+実力テスト前の復習程度しか勉強せず、週に何日も公園で遊んでいましたが、年齢に合わせて負荷を増やす方法が息子にはちょうど良かったようです。四年生で少しずつ学習習慣をつけ、五年生で大量の学習内容になんとか食らいつき、六年生の夏期講習は皆勤で「楽しかった」と言っていました。六年生の秋からは公園も封印し、塾の宿題以外にも過去問や弱点分野の復習など、本当によく頑張ったと思います。

塾のクラスの雰囲気が良かったことにもいつも助けられました。帰り道ではよく「今日、○○君がね」と楽しそうに話していました。少人数制の名進研のお蔭だと思います。同じクラスのみんな、本当にありがとう‼

中学受験を通して少しずつ「やればできた」を積み重ね、息子は見違えるほど落ち着いて成長しました。入試前、もはや私は「結果がどうでも、本当に名進研で中学受験に挑戦してよかった」という気持ちでした(夫は「いやいや、せっかくだから受かってほしい」と言っていましたが……笑)。

結果、第一志望校から合格をいただき、息子にとっては特大の成功体験になりました。

四年生のはじめ、大きなリュックサックを背負って前屈みに走る小さな後ろ姿を「リュックから足が生えてるみたいだね」と笑っていましたが、いつのまにか私より背が高くなり、最後の通塾姿はリュックサックが小さく見えました。これから先も「あのときのように、やればできる」と自分を信じて人生を進んでほしいと思っています。

息子の小学校の大先輩でもあり、いつも愛情を込めて厳しく指導してくださったアメリカ出身で二十五才のJ先生(笑)、いつも冷静で切れ味鋭い算数授業のA先生(息子が絶大な信頼を寄せていました)、入試直前にマンツーマンで過去問に付き合ってくださったS先生、膨大な量の素晴らしいプリントを作ってくださった三角形先生、先生方が息子の「やればできる」を叶えてくださいました。本当にありがとうございます。


「ほんの一部」の大切な時間

2024年度 中学受験 東海中学校

初めて名進研の門をくぐったのは今から六年前のことでした。

三歳上の姉の受験が終わり、ほっと胸をなでおろしたのも束の間、その翌週から息子の名進研生活がスタートしたのです。

息子には夢があります。まだ言葉も片言の時でした。破れてしまった自分のズボンに、「いちゃいいちゃい」と言ってオモチャの包帯を巻いていました。その数年後、テレビ番組で悲しいシーンを目にした息子は「僕は新薬を作って一度に沢山の人を助けたい」と私に話してくれました。息子の頭の中には新薬を開発する医者という将来の夢が描かれたのです。医学部進学を考えるなら東海中学。私達の目標はこの時に決まりました。

東海中学の記念祭は勿論のこと、サタプロにも何度も参加させていただき、東海中学の魅力を私達の言葉だけではなく、息子の目で見て感じることを大切にしました。と言っても、これらは東海中学を希望されるご家庭のほとんどが行っていることだと思います。では、特別なことをしていた訳では無く、参考になるか分かりませんが、わが家が息子と共に行った勉強法を恐縮ではありますが一部紹介させていただきます。

まず、これも当たり前ではありますが、四年生の時から毎月の仕上げテストは大切に。五年生の一年間行われるテストゼミも然りです。

テストゼミに於いては月に二度程あるので、毎回大切にするのは非常に大変なことです。しかし、この時粘り強く、毎回しっかり復習したことが六年生になった時、集中して授業を受けることに繋がったと思います。

そして読書好きな主人の影響もあってか、息子はよく本を読んでいました。主人が面白そうな本を見つけては息子に購入し、図書館にも大変お世話になりました。漫画日本史は何度読んだか分かりません。

社会に於いては、息子と「一問一答」クイズ番組のように、私が問題を出し息子が答える。という形を繰り返し、この方法は入試直前まで続けました。一人で黙々とテキストを読んでばかりでは気が滅入ってしまうので、気分転換に良い方法だったようです。

この時、誤字を無くすために難しい漢字に於いては紙に書き覚えました。それでも間違える漢字は「漢字書き間違い一覧表」を手書きで作り、例えば「菅原道真」の「菅」の字を間違えたのならば「菅」の字だけを赤で書き、「原道真」は黒で書く。間違えた字が一目で分かるようにしました。テスト前に見返すことにより誤字を減らすことに繋がりました。

算数では初見で解けた時には○を、解けなかったら×を赤で付けます。それ以降は黒で○×を付け、そして息子がどの単元が弱いかを再確認しました。

六年生になってからは東海中のGWや夏期特訓、日曜ゼミのプリント、そして東海の十五年分の過去問もこの方法で徹底的にやりました。十五年分の過去問は十月頃から始め、何度も解き直した努力があってか、入試直前には九割は解けるようになっていました。これは受験生にとって大きな自信に繋がると思います。入試本番で見たことがない解けない問題が出題されたとしても、ここまで頑張ってきたのだから大丈夫‼あなたが解けないと思った問題は他の人たちもきっと解けない‼息子にはいつもそう伝えていました。

そして勉強以外では六年生の九月から学校の野球部に入部しました。何故この時期に?と思われると思いますが、息子の好きな時間を確保するためです。ずっと続けてきた習い事は五年の三月いっぱいで辞めたので、勉強以外の好きな時間を少しでも確保したかったからです。有難いことに仲良くしてくれている友達が野球部に入っていたのでいろいろと教えてもらい、週一で時間も短いので大丈夫と主人と判断し入部しました。この選択が吉と出て息子にとって週に一度の楽しみな時間ができたのです。この時に協力してくれた友達やお母さん友達にはとても感謝しています。息抜きに主人とキャッチボールをしたりカラオケに行ったり。このような時間も大切にしてきました。

こうして振り返ると、やはり特別なことはしておらず、名進研で学んだことの復習を大切にしてきたなと思います。分らないことは家に持ち帰らず先生に必ず質問する、解けない問題は解き直す、本当に大切なことです。

そして何より大切なことは、不安な時や困った時には必ず先生に相談させていただくことです。先生方は何といっても「プロ」です。今まで沢山の受験生を見届け沢山のデータや経験をお持ちです。それは勉強以外のことも同様です。六年生の後期に入ると入試がどんどん現実味を帯びてきます。その上、志望校プレもあり親も子もプレッシャーが半端ないです。毎回すべて希望通りの結果を得られるわけではありません。模試の結果を見ては一喜一憂、模試を受けるのが憂鬱な時もあります。私はいつもこのような時には先生方に相談をしていました。その都度先生方は適切な言葉を掛けてくださり対策をしてくださいました。本当に感謝しております。

改めて考えてみると、このように沢山の大人の方々に、応援され支えられ、合格を喜んでいただけるという経験はそう簡単にはできません。振り返って考えてみても、やはりこれは中学受験というものを本気で取り組んできたからだと思います。

そして東海中学に合格したと電話でお伝えした時、電話の後ろで「わぁー‼」と一緒に喜んで下さったことは、私の記憶に一生残るでしょう。

我が家にとって子供たちの名進研生活六年間は貴重な経験となりました。しかし中学受験は人生のほんの一部と言います。その「ほんの一部」が子供たちにとって有意義なものになると私たちは信じております‼

名進研でお世話になった先生方、本当に有難うございました‼


家族愛で乗り越えた二度の受験

2024年度 中学受験 東海中学校

長男(二〇二一年合格)と次男が東海中学校に合格した際は、合格体験記を書きたいと考えていました。中学受験に向けた親としての悩みを皆さんと共有できれば良いと思います。

長男の時は中学受験そのものに対して私は否定的でした。中学受験を経験している主人の勧めで名進研に通い始めましたが、私は中学受験の経験が無く、小学生は勉強よりも友達との遊びや部活に時間を費やした方が良いと考えていました。当然何度も主人と喧嘩になりましたが、六年生になった長男から「東海中に合格したい」という言葉を聞き、私の中での中学受験に対する考え方も変わり、もし結果が不合格であっても得るものはあると私が納得してからは、真剣に息子の受験に付き合うことができました。

他の合格体験記にあるように、息子の志望校への強い憧れと気持ちが彼を合格に導きました、と格好良く書きたいのですが、事実は異なります。息子達は普通の小学生でした。プレ中の試験結果が悪くても一時間も経てばケロッとしているし、泣いて悔しがっても三日後には元の勉強姿勢に戻ってしまいます。長男の場合、六年生の夏までは「勉強した」と言ってはダラダラした生活を送り、気付けば白紙のプリントが山になっていました。このままではいけないと思い、九月の面談では長男も呼び、三者面談を行いました。その時に先生から「今のやり方だと君は東海中に合格できない」と言われて初めて、息子の顔に真剣さが宿ったことを憶えています(外は大雨、聞いたことのないような雷鳴を轟かせていたのも憶えています)。それ以降は親からの声掛けが無くても自ら机に向かい、真面目に勉強と向き合っていました。ただ、一度落ちた成績は、簡単には上がらないもので、いかに勉強は積み重ねが大事かということを痛感させられました。

試験当日は大の苦手だった国語で得点を取れたものの(ここは間違いなく白壁校の先生方の指導のお蔭でした)、一番得意としていた算数を大きく失敗しました。ここでの精神的なダメージは相当なものでしたが、長男はここで、三年間の努力を無にする訳にはいかないと歯を食いしばったそうです。残りの理科・社会では、しっかり得点を取り、算数の悲惨な点数をカバーして合格を勝ち取りました。失敗して大きく落胆したときでも自分の気持ち次第で事態を変えられる、私は息子にそれを学びましたし、何より子供の成長を実感した瞬間でした。

次男は、性格的に計画的でダラダラすることがありませんでした。四、五年生共に偏差値は常に60を超えており、大きな心配はしていませんでした。我が家では、受験=家族一丸で立ち向かうもの、としていたので、例えばゲームなどは受験が終わるまでの一年間は全員禁止としていました(PS5・Switch×2の封印式を行いました)。お年頃になった長男(中三)は、大好きなゼルダ
の新作が出ても、友達同士でスプラトゥーンの話で盛り上がっていても、最後まで封印を解こうとはしませんでした。

ところが次男は六年生秋の東海プレ、プレ中で偏差値が60を切りました。特に点数の悪かった理科・社会をチェックすると、基本問題をことごとく間違っているのに気付きました。基本が頭の中に定着していなかったのです。試験範囲がある程度絞られている時は、直前の暗記で何とか点数を取る事が出来ても、それを繰り返し覚えることはしていませんでした。主人は以前から指摘はしていたようですが、本人は全く聞く耳を持っておらず、主人も「本人が自分で心のスイッチを入れないと東海中合格は勝ち取れない」、とぼやいていました。その主人の隣で怒鳴り始めたのは長男でした。「お前、東海中の入試を舐めんじゃない、算数が得意だからといって、それを失敗したら終わりだぞ‼」経験者の言葉は、ずっしりと重く、次男はポロポロ泣き始めました。十一月に入ったある日のことでした。

その日から主人と二人三脚で、やることの優先順位をつけ、入試までの計画を立てました。特に暗記を重点的に理科・社会は完全制覇テキスト、国語は漢字の要を徹底的にやり込みました(次男はテキストを汚すのが嫌?なのか、間違いにチェックをつけようとしないのですが、主人は遠慮なく自分の色に染めろと言いつつチェックしていました)。一月からは、テキストに加え、正月特訓講座や志望校別特訓講座の間違い箇所、大量の入試直前プリントを用いてひたすら復習を行いました。

次男の試験当日、主人と一緒にお祈りをしながら時間が過ぎるのを待ちました。試験会場から出てくる息子の顔を見るまで、心配は絶えませんでした。しかし、出てきた息子の顔を見た瞬間、受かったかも‼と思いました。長男の時は、真っ青な顔で「やばい、ダメかも」と言っていましたが、次男は、頬を真っ赤にして「大丈夫‼」と、ハッキリした声で言いました。

入学後に背が伸びすぎて殆ど未着の状態で仕舞っていた長男の制服を次男に着せてみるとぴったりでした。新品でなくても次男は嬉しそうです。この六年間、兄弟愛も夫婦仲も強くなり、最後までぶれることなく東海中合格という目標に向かって突き進み、家族全員がそれぞれ成長したと感じます。二人の合格を支えてくださった名進研白壁校の先生方々と、素晴らしい教材・カリキュラムを準備してくださった名進研に感謝いたします。どうもありがとうございました。


目標を達成するために

2024年度 中学受験 東海中学校

こんにちは、名古屋・滝・東海に合格して、東海に進学した者です。これから僕の勉強法について紹介します。参考になればうれしいです。

〈算数〉 得意→普通
算数は計算を間違えると命とりなので、計算トレーニングはサボらずにやりましょう(特に本番はきん張してミスりやすいです)。僕は学校に行く前に毎日やっていました。

〈国語〉 超苦手→普通
僕の場合は文章題が苦手だったので、長文短文限らず、毎朝文章題をやっていました。漢字と言語事項は、漢字の要とサーパスをたくさんやりましょう(漢字の要はステップ2でも使いました)。漢字や言葉の意味に興味を持って覚えると忘れにくいです。

〈理科〉 普通→得意
(特に水溶液)理科に関しては、暗記ものはどんどん四・五年生のうちに覚えましょう(特に植物と天体)。物理や化学の計算ものは、多くの問題にふれ、解けなかった問題は、先生からアドバイスをもらい練習するとよいです。

〈社会〉 苦手→得意(特に歴史)
漢字指定の問題がほとんどなので、早めに取り組んだ方が後が楽になります。僕は五年生の夏休みに家族に問題を出してもらい定着させました(その後も習慣にしていました)。年号はどこも大事ですが、特に江戸以降が細かいのでそこを大切にしましょう。僕が受けた時の東海の入試では、ほぼ全ての時代の問題が出され細かいことを問われました。だからあまり後回しにしないことをオススメします。

〈本番に備えて〉
僕は元々早寝早起きをしていたので、本番も普段と同じリズムで迎えることができました。生活リズムは整えましょう。

〈終わりに〉
僕は受験勉強がすごく楽しかったです。それは、一緒に勉強してきた友達や、いつも分かりやすくて楽しい授業と前向きな言葉をかけてくださった校舎の先生のお蔭です。ありがとうございました。


入試までの道のり

2023年度 中学受験 東海中学校

 こんにちは‼僕は四月から東海中学校に進学する者です。僕の入試までの体験を紹介します。

 僕は野球チームに入っていたため、名進研に入るまでは通信教育で勉強していました。しかし、東海中学に絶対に合格したいという思いが強くなり、五年生の九月から名進研に通い始め、勉強に集中するため野球は五年生の二月に退団しました。この『合格するぞ‼』という思いが、勉強に対して前向きに取り組める一番の原動力だったと思います。

① 学習
 すべての教科において、塾の授業や宿題で間違えた問題をもう一度解き直すことがとても大切です。「プレ中学入試」では、間違えた問題だけではなく、全ての問題をノートに解き直し、それ以外のテストでも、間違えた問題をもう一度解き直して理解を深めました。

 次は各教科についてです。

〈国語〉
 僕は最初、文章を速く読めず、問題文を読む力が弱かったため、たくさんの文章を読みました。また、宿題の問題文を読む時は、時間をかけてでも、一つひとつ意味を調べて、しっかり理解して読むことを心がけました。そして、徐々に分からない言葉が出てきても、前後の文から意味を推測しながら読み進めるようになり、読むスピードが上がっていきました。間違えた問題は、解説を読んで理解したあと、自分なりに、どのように答えにたどり着くかの道筋をノートに書きました。
 漢字の要やサーパスは必ず毎日やり、漢字の小テストで確実に100点を取れるようにしました。

〈算数〉
 早いうちから計算問題を多く解くことが大切です。計算トレーニングは必ず毎日やることで、テストや宿題での計算間違いが少なくなります。分からない問題は、迷わず先生に質問することが重要です。

〈理科・社会〉
 どちらも語句は、最初から正しい漢字で覚えておくことが大切です。日本史は、空き時間や休憩代わりに「NHK高校講座」を見たり、「日本の歴史学習まんが」を読むのがおすすめです‼時代の流れが分かりやすくなります。

② 普段の生活
 睡眠時間は8時間位確保することが大切です。できるだけ毎日10時半には寝るようにしていました。六年生の後半は、塾の宿題が終わらないこともあって、11時位に寝ることもありましたが、なるべく早寝早起きを心がけました。また、身体を動かすことも大事だと思います。学校の休み時間は外で遊んで、時には父と一緒に林の中を散歩したりして、体力を維持していました。

③ 入試直前の生活
 入試直前まで、体調に気をつけながらリズムが崩れないように、普段通りの生活を心がけました。普段と変わらず学校に通い、塾に行き、宿題をこなしていきました。

 試験前日は、少しでも出題傾向を思い出すために再度過去問を見直し、いつもより早く寝ました。

 試験当日は、試験会場に行くまでに歩く時間があると頭の回転がよくなると思います。緊張したけれど、(みんなも緊張している。)と思って、最後の1問まで解き切るようにしました。

 以上が僕の体験談です。自分なりの勉強法や生活習慣を見つける参考になれば嬉しいです。目標に向かって、最後まで自分を信じて、一歩一歩前に進んでいってください。応援しています‼


努力の仕方

2023年度 中学受験 東海中学校

 僕は、努力して東海中学校に入学することになりました。

 僕が受験をしていく中で大切にしていたことを四つ紹介します。

 一つ目は、健康に気を付けることです。受験勉強するにも受験の本番の日でも、自分の最大限の力を発揮するためや、何より本番で体調さえよければ、などの悔いを残さないためです。

 二つ目は、絶対に努力は裏切らないと信じて、入試までに自分のできる最高の準備をすることです。入試の際、みんなの邪魔をするのは本当に「大丈夫かな?」という不安だと思います。しかし、僕が入試で感じたことの一つとして、自分の最高の努力をしていけば自然と、自分が努力してきたという事実が、勇気に変わって来るということです。そこで一番いけないのが過信することです。過信してしまうと、どれだけ実力が高くても簡単なミスに気づくことが出来なくなってしまうからです。

 三つ目は、分からないことはどんな些細なことでも各教科の先生に質問することです。
 入試に出てくる問題は、そのほとんどが基礎事項の組み合わせや、普段の問題を少し違う視点から見たものです。先生に分からないところを聞けば、少しでも不安が解消されると思うし、何よりその質問したところから、入試に出るような違うパターンの問題を教えてもらえる時があるからです。そういう系統の問題ができたとき、思考過程が分かっていれば、より分かりやすく速く解くことができるようになるし、何よりお得だからです。

 四つ目は、点数の取れるところを落とさないようにすることです。特に東海中学校では、算数や国語ではかなり難しい問題が多く点数がとりにくい科目です。あまり他人と差がつかないというのが一番の難所です。それを超えるにはまずミスを徹底的に減らし、さらに配点が各科目均一100点なのを活かし、特に直前では暗記科目である社会と理科の知識や、考え方などを覚えたりするのが、合格により一層近づくための道ではないかと感じました。

 最後にお世話になった先生方、本当にありがとうございました。

 それでは受験生の皆さん、受験に向けて頑張って下さい。


中学受験合格を勝ち取るためには

2023年度 中学受験 東海中学校

 僕は名古屋(スカラー)、東海に合格し、四月から東海中学校へ進学する者です。

 まず初めに、東海中学校を受験した理由についてです。理由は、簡単に言うと『難関校への挑戦』の気持ちがあったからです。受験勉強を始めた当初は、きっと合格はできないだろうな~と思っていましたが、予想外の結果に驚いたほどです。

 次に、普段の生活に関してです。受験生の年に限らずコロナウイルスは流行していましたので、とても大変でした。年末の正月特訓の日、朝から頭痛などの体調不良で欠席したこともありました。その日は入試本番の直前だったので、不安でした。皆さんも、入試本番前は特に体調には注意して過ごしてください‼

 また、その他の生活に関しては、『支え』です。僕は、入試の一週間程前から小学校を休みました。学校を欠席することを友人に告げた時、「マジかぁ‼じゃあもう今日でしばらく会えないってこと??淋しいけど、頑張って‼」と励まされました。また、高校一年生の兄からも同じように応援のメッセージが届きました。そのような応援もあり、僕は合格することができたと思っています。

 そして学習についてです。僕は小学四年生から受験勉強をしていました。父の転勤により、小学三年生から五年生まで海外にいました。ですから、名進研に入会したのは小学六年生の時です。海外にいた小学五年生の時の模試で一度算数の成績が下がったことがあります。何でだ?と考え続けた結果、たどり着いた答えは、『字の丁寧さ』でした。途中式は正解しているのにその次の段階で数字を読み間違えていました。それが理由で失点した問題は、間違えた問題の半分以上でした。そのことをきっかけに、小学校の漢字ドリルに時間をかけて、字を丁寧に書く練習をしました。その甲斐あって、友人から「字がキレイだね‼」と言われるようにもなりました。字があまりキレイでない人はぜひやってみてください。一ヶ月程で上達しますよ‼

 皆さんにアドバイスです!!今、勉強がつらかったり嫌気がさしたりしている人がいるかも知れません(実際、僕もそんな時がありました)。でも、その今を乗り越えることができたら、『合格』という見たことも感じたこともない世界や感情があります。今がつらくてもぐっと我慢して、受験勉強を頑張ってください‼努力した者には『合格』という切符が手に入ります!!!

 最後に、僕を指導してくださった先生方、今までお世話になりました。僕は今幸せを感じています。その幸せは、先生方のお陰であると言っても過言ではありません。

 本当にありがとうございました。


楽しかった

2023年度 中学受験 東海中学校

 中学受験をしようと決めたのは、お兄ちゃんが通っていてとても楽しそうだったので、自分も行きたいと思ったからでした。

 小学校の生活も楽しんで過ごしていましたが、直前期だけは、学校でコロナがはやったこともあり、休みました。

 学習はとにかく、どの教科でも「やり直し」が大切です。何回もやり直しをして、覚えました。

 入試本番は不安も出てくるかもしれないけれど、とにかく楽しくいくことがポイントです。楽しかったと思えたら大丈夫です。


東海中学校合格者メッセージ

 ぼくは、四月から東海中学校に通っています。東海中学校は朝の拝礼や食作法など、普段あまりしないような行事がたくさんあります。それにクラス全員が男です。ぼくは何だコレと思いながらも、何ヵ月かするうちに慣れていきました。気の合う友達が何人もいます。本当に楽しい日々を過ごしています。たまに週末どこかへ遊びに行くということもあります。クラスにはいろんな人がいます。そして、授業では面白い先生が分かりやすい授業をしてくれます。どの先生も本当に優しいので、ぼくに何かあったらすぐに心配してくれます。ありがたいことです。
 ぼくはバスケットボール部と歴史研究部を兼部しています。バスケ部は一年生の時はそこまで厳しくはありません。しかし、厳しい部も中にはあり、テスト期間中でも活動している部もあります。
 文化部もあります。いい事に、運動に疲れたときに文化部で休むことができます。これは歴史研究部だけかもしれませんが、年に一回研修旅行があり、仲間と共に行くというのも最高の思い出になると思います。
 そんな行事や部活などいろいろあってから初めてのテストがありました。最初のテストなので緊張しました。一回目のテストは基礎的な問題が多かったのでスムーズに解くことができました。しかし、二回目のテストでは痛い目にあいました。東海中学に入れたことに満足して浮かれてしまい、勉強に身が入ってなかったからです。皆さんも気をつけて。遊びもほどほどにしておくとよいと思います。
 この東海中学校はとても自由です。テストが終わった後にある遠足の行き先など、自分たちで決めることができます。生徒主体となって物事を決めるということは、いいことだなと思っています。
 ぼくはこのために受験勉強を頑張ったんだなと思う瞬間があります。楽は苦の種、苦は楽の種。受験という壁を乗り越えれば楽しい未来があるはずです。頑張ってください。

東海中学校合格者メッセージ

 皆さんこんにちは! !私は今年、東海中学校に進学した者です。私から、東海中学校についてご紹介します。
「学校行事」
・花まつり
 お釈迦様に甘茶をかけ、頂きます。甘茶は好みが分かれますが、自分はおいしいと思いました。
・オリエンテーション
 東海での生活や行事、部活などが紹介されます。
・球技大会
 ドッヂボール、アルティメット、卓球、ボッチャ、ソフトバレーをクラス対抗で行います。待ち時間に友達をつくりましょう!
・遠足
 内容をクラスで決めます。当日は雨で残念でしたが、バーベキューができて楽しかったです。
・サタデープログラム
 有名な人の話を聞くことができます。実行委員に入ると、企画をすることができます。
・水練会
二泊三日の伝統行事です。海で泳ぐ格別の爽快感を味わえます。旅館での休けい時間ではみんなでトランプやUNO、人狼などをして遊びました。御飯もおいしいですよ。三日目には、伊勢神宮やおかげ横丁に行きます。きっと、東海での最高の思い出が作れます!
「生活」
 今年から申請した人のみスマホが許可されました。ただし、歩きスマホをすると先生に怒られるので注意しましょう。校舎内では、休み時間にフリスビーなどが飛び交っています(笑)。始業時刻前や昼休みに、グラウンドが使えます。
「友達づくり」
 すぐにできると思います。私は名進研の子を中心に仲良くなりました。みんな優しいです。
「部活」
 たくさんの種類があり、どれも楽しいです。私はバスケ部に入りました。先輩が親切です。
「学習」
 不思議なことに、受験期並みに勉強しています。定期考査が多い分、普段から勉強することが大切です。でも、大半は受験でやっているので安心して下さい。定期考査は、全体的に平均点が高い(80点くらい)です。
「最後に」
 東海は、みんなの個性があふれている、非常に特色ある学校です。いじめもほとんど起こっていません。では、厳しい受験を乗り越え、東海で会いましょう!!

東海中学校合格者メッセージ

 この春、息子が東海中学校に入学しました。わずか数か月ですが、親として見てきた日々をお伝えすることで、少しでも学校生活の雰囲気を感じていただければと思います。
【学校生活】
 入学前、「宿題はほとんどない」と聞いていましたが、実際には適度に出されます。ただ、受験期と比べれば本当に少なく、部活や友達との時間、趣味にあてられる余裕があります。服装や身だしなみは入学直後こそ注意がありましたが、夏服の頃には少し柔らかくなり、自由な雰囲気も感じられるようになりました。
 男子40人のクラスは活気があり、時には小さな揉め事もありますが、基本は仲の良い関係です。朝早くから自主的に登校し、グラウンドで遊んでから授業に向かう子も多く、「やりたいことをやらせる」校風が息づいています。不安だった水練会も、泳力に応じたグループ分けで、泳ぎが苦手な子は足がつく浅瀬で練習します。褌は水着の上から巻く形式で、期間も2泊3日。最終日は伊勢のおかげ横丁でお土産を買うなど、部活の合宿のような感覚でした。
【授業と先生方】
 授業はテンポが速く、プリント教材も豊富です。先生方は個性豊かで、好きな漫画や映画を話題に授業を広げることもあり、子どもたちの知的好奇心を自然と引き出してくれます。保護者会では「この時期は成績よりも学びに向かう姿勢が大切」との言葉があり、私自身も点数にこだわらず、息子が夢中になれるものを見つけてほしいと、考えるようになりました。
【部活動】
 部活は種類が多く、息子も入学後しばらくは毎日違う部を見学していました。サッカー部は強豪で練習も本格的で入部を迷っていましたが、最終的には自分に合う運動部を選びました。それでも夏休みは平日ほぼ練習があり、大会に向けて頑張っています。先輩方との関係も良好で、安心して活動できています。
【おわりに】
 東海中は、自主性を大切にしつつ、必要な場面ではしっかり支えてくれる学校です。多様な仲間との出会いや行事、部活動を通じて、子どもは確実に成長していきます。受験本番までの道のりは長く感じられるかもしれませんが、その先にはきっと、笑顔あふれる学校生活が待っています。どうか、その日を楽しみに、日々を歩んでください。

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