
「自分だけの“苦手ノート”で、4教科いつでも見直し」
Q.南山中学女子部を目指した時期と理由を教えてください
私は学校の授業よりも難しいことをやってみたいという好奇心から、4年生の冬期講習で初めて名進研の授業を受けました。そこで知らない言葉が出てきたのがすごく新鮮で、もっとやってみたいと思い、5年生から中学受験コースに入りました。南山女子は東海地区の最難関で、ずっと憧れていた学校なので、6年生になってプレ中での偏差値が安定してきたことで、夏頃には私も南山女子にチャレンジしてみたいと思うようになりました。

Q.受験勉強の大変だったこと、つらかったことをどのように乗り越えましたか?
5年生で入塾したばかりの頃は、これまで学校でしっかり授業を受けていたのに、学校では習うことのない、知らない言葉や内容がたくさんあって、ついていけるか不安になりました。みんなができているのに自分だけ分からないと、劣等感を感じて落ち込んでいました。それでもみんなに追いつきたい一心で、とにかく宿題だけはどれだけ時間がかかっても、その日のうちにやろうと思って諦めずに取り組みました。宿題以外に授業の中で苦手だなと思ったところは、週末や空いている時間に見直しをするようにしました。あとは授業をしっかりと受けていたら、だんだん分かるようになり、成績も上がっていきました。最初は塾のクラスになじめるか不安になったり、緊張もしましたが、問題が解けるようになって自信がついてくると、5年生の後半くらいからは、自分から楽しめるようになっていました。
受験勉強の中で一番つらかったのは、最後の南女プレで合格率が20%未満だったことです。勉強も順調だったので少し期待していた分、とても落ち込みました。南山女子は無理なのかなという諦めも出てきました。それでも先生がいろんな言葉で励ましてくれ、相談にのってくれたおかげで、気持ちを早くに切り替えることができました。プレ中の自己採点では毎回泣いていたし、点数が思うように取れなくて悔しい思いを何度も経験しましたが、それを乗り越えたことが自信につながったと思います。

Q.苦手対策や志望校対策はどのようにしていましたか?
特に苦手な科目はありませんでしたが、南山女子の算数は初めて見る図形や計算が出てくることが多いので、そうした時にとまどってしまって解けなくなることがありました。それを乗り越えるために、図形でこの角度があるとこうなるとかの定理をしっかり覚えて、いろんな視点で図形を見られるように努力しました。計算では書き間違いが多かったので、途中式も見やすく書くことを本番でも意識しました。
また算数だけでなく、他の教科でも授業では苦手ノートというのを6年生の後半から作るようにしました。授業で知らない言葉などが出てくると不安になるので、先生の話の中で自分が忘れていた用語などがあれば、そのノートに書きとめておいて、後で調べた内容を書き足し、いつでも見直しができるようにしました。
あと志望校対策では、とにかく過去問をたくさん解いて、分からないところを見直しました。特に算数では、自分が少しでも苦手だと思ったところは、納得がいくまで理解してから、次へ進むようにしていました。私は「こんなことも分からないの?」と思われるのが恥ずかしくて、なかなか先生に質問することができなかったので、解説を何度も読み込んで、自分で理解できるまでひたすら考えました。時には1問に3時間を費やすこともありました。そうやって難しい問題を何とか解けるようになることも大切ですが、一方で、基礎問題では絶対に間違えないようにするため、たくさんの問題をこなすようにしました。
また理科と社会では、おじいちゃんが南山女子の過去問から出やすい単元を探してまとめてくれていたので、その単元を名進研のテキストで復習しました。入試ではその単元が出たのでとても感謝しています。
Q.受験勉強をする中で楽しかったことはどんなことですか?
私は塾に通うこと自体が楽しかったです。先生の授業は面白かったし、算数の難しい問題を解くことも楽しかったし、自習室でも勉強している実感がわいて、やりがいを感じました。名進研で過ごす時間は、とても充実した時間でした。
また校舎での授業だけでなく、他の校舎で受ける日曜特訓も、友達と電車に乗って通うことや、いつもと違う先生の授業にワクワクしたし、他の友達からも刺激を受けました。
私は名進研に入るまでは本を読むことが好きで、勉強はそこまで好きという感じではなかったのですが、名進研で勉強することが好きになり、家でもマンガやテレビを見るようにテキストを開いて読むことが日常になっていたように思います。なので、大好きなおやつを食べながら勉強することが息抜きのようなものでした。
Q.名進研でよかったと思うことはどんなことですか?
私は緊張したり恥ずかしかったりして、なかなか先生に質問ができませんでした。それでも先生はいつも「大丈夫?いつでも分からないことがあったら教えてね」と優しく声をかけてくれて、うれしかったです。
また名進研では、普段の授業と課題をこなすだけでとても力がつきます。先生からもらう課題の表は、できたところにマーカーが引きたくて、どんどん進みました。自分から何か問題を用意してやらなくちゃと、焦ることは一度もありませんでした。名進研のテキストで十分。これだけをしっかりとこなせば大丈夫。と思えたことが大きかったと思います。
Q.合格を決めた時、家族や先生に言われて嬉しかった言葉は何ですか?
合格通知は郵送だったので、学校を休んで祖母と一緒に通知を開きました。その時には仕事だった母とネット電話でつなぎました。「合格」の文字を見た瞬間に、嬉しくて声を上げて飛び跳ねていました。家族からは「おめでとう!よかったね!」と言ってもらいました。
その後、名進研に合格の報告で電話をした時には、4教科の先生一人一人から「おめでとう!」と祝福の言葉をいただき、より合格の実感がわいて、とても嬉しかったです。

Q.中学校での目標や、将来の夢があれば教えてください
南山女子は英語に力を入れているので、英語の勉強を頑張って、外国の本が読めるようになりたいです。将来はまだ何も決めていませんが、私は新しいことを勉強するのが好きなので、学者や研究者のように、日々学び、探求し続けることができる仕事に就きたいです。南山女子で目標を高くもつ友達に刺激を受けながら、言ってみたい大学や、なりたい自分を探せる、充実した中学校生活を送りたいと思います。

中学受験や私立中学のことを何も分からずにスタートしたので、名進研の丁寧で細やかな対応がとても有り難かったです。本人が不安になった時も「今のままで大丈夫。何も変えることはない」と、力強く背中を押してくださいました。勉強は先生と本人に任せっぱなしで、本人のやりたいという意思で突き進んできた感じです。受験勉強や私立中学に通えること以上に、この2年間の経験が娘を大きく成長させてくれました。精神的にも強くなったと思います。濃厚な時間をありがとうございました。
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