名進研庄内通校に通い始めたのは、四年生の初夏でした。既に講習が進んでいて、要領が分からず、あたふたしていました。最初の実力テストの時、テスト範囲が分からず、勉強せずに受けたら、偏差値35という結果が出ました。名進研にしばらく通って、一ヵ月授業で習ったことが範囲だと分かり、勉強して、次のテストで偏差値43まで上がり、その後、48まで上がって、JAクラスの一番前の席に座っていましたが、算数が弱く、なかなか偏差値50台に上らなかったです。しかし、国・理・社を頑張っていたら、五年に50台に上がり、JSクラスに入れました。その後は、算数が足を引っ張りJSとJAを行ったり来りでした。
息子は面倒くさがりで、漢字を何度も書くことや計算をひたすらすることが苦手でした。
算数は分数、少数の計算が苦手で、出来るようになるまで何度も計算練習しました。
国語は文章問題は出来る方ですが、漢字問題は丁寧さ(トメハネ)が欠けてボロボロでした。何度も漢字を書く作業は乱雑に書くので、ペン習字で一度だけ丁寧に書く作業をしてトメハネを覚えました。
社会は地理が苦手でした。コロナ禍で旅行しにくかったので「桃太郎電鉄」で擬似旅行したり「ブラタモリ」を見たりして、少し苦手意識を減らし、プリントの基本問題を何度も解いて理解するまでやりました。歴史は、「ねこねこ日本史」を読んでいて好きでした。漢字の書き間違いが多いので、プリントの基本問題を何度も解いて漢字が書けるようにしました。
理科は物理が苦手でした。コアマスターとプリントで基本的なことが理解できるまで何度も解きました。
息子の第一志望校の合格率は50%でした。過去問を何度かやりましたが、算数だけ合格平均点には届きませんでした。国、理、社は合格平均点に届いて、総合的に合計点を超えることもありましたが、算数と物理次第で左右されるので不安がありました。コアマスターや完全制覇で基本と標準を解いたり、計算を毎日やったりと出来る限りやりました。入試が終わった時、息子が算数だけが難しくて出来なかったとがっかりした様子を見て、心痛みました。結果は残念に終わりました。算数が弱いと駄目だなと痛感しました。
息子の第一志望ではないですが、愛知中学からご縁をいただき、私にとっては名進研に入った時から第一希望でしたので、喜びました。愛知中学の合格率が80%でも、算数と物理次第で結果が逆転する心配はありました。愛知中学の入試が終わった後、苦手だった物理が全部出来た‼算数も解けた‼と笑顔で言う息子を見て、よく頑張ったなあと思いました。
少しレベルが高めの第一志望校に受かるために勉強してきたから、算数と物理が少し出来るようになったかもしれないと、今は思っています。中学受験を通して、息子の弱い部分がはっきりと分かったことが大きな収穫でした。
愛知中学校に進学した後、大学受験に向けてゆっくり苦手を克服して、大きく成長して欲しいと願っています。
これから受験される方に桜が咲くように祈っています。
名進研庄内通校の先生方、三年間、面倒くさがりの息子を指導していただき、ありがとうございました。