名進研 合格体験記
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2023年度 中学受験の合格体験記

合格するための環境づくり

2023年度 中学受験合格

 皆さん、こんにちは。私は名古屋女子大学中学校、中部大学春日丘中学校、金城学院中学校を受験して全志望校合格し、金城学院中学校へ通う者です。

 私が実際に中学受験というものを体験し特に感じたことは、「六年生の夏期、どういう学習をしてきたかによって大きく変わる」ということです。夏期講習の説明会で先生は何度も『夏を制する者は受験を制す』という言葉を教えてくれました。具体例に話すと私は夏期講習中、計画を立てずに自分でなんとなくでやっていました。結果的にあまり良い結果ではありませんでしたが、私の親友は夏期講習中、必死に勉強した結果、過去最高得点をとっていました。そのため、「夏で受験が決まる」と思って学習に取り組むのがおすすめです。

 生活面については今から伝える五つのことを守ると良いと思います‼

 一つ目、遅くとも11時までに寝ること。授業中に寝てしまい授業が聞けなくなってしまいます。

 二つ目、遊びの誘惑に負けないこと。テレビを見たり、スマホをいじったりしながら勉強するのは効果的ではありません。

 三つ目、テキストは必ず三回やること。一回やっただけでは「できる」と「できない」を分けただけであって、「できない」ができるようになったら初めて点数が上がります。

 四つ目、解答の解説を真剣に読むこと。「自分で何とかする」この積み重ねが力になります。

 五つ目、短時間集中のクセをつけること。自身でこの時間なら集中できる‼という集中力の限界を見つけましょう。生活面についてのポイントは以上です。次に学習面についてどうしても教えたい方法があります‼

 それは、『まとめノート』です。後期の入学説明会で先輩から教えてもらったものです。自分が間違えた問題を自分の言葉で書きまとめることです。私は車の移動中等に「二度と同じミスを繰り返さないぞ‼」という気持ちで読み返しました。また受験生でよくありがちな間違えたら「すぐに質問」に行くクセ、実際私もそのようなことをしていました。しかし、自分でよく考えずにすぐ質問に行くのは、自分でわかった気になるだけなので、やめた方が良いと思います。四つ目で紹介した「解答の解説を真剣に読む」ことで大きく点数があがります‼

 最後に受験生の皆さん、今は辛いかもしれませんが、合格した後の楽しい生活を想像しながら頑張って下さい。


後悔のない様に!

2023年度 中学受験合格南山中学校男子部合格

 鶯谷中学校、愛知工業大学名電中学校、名古屋中学校、南山中学校男子部に合格し、南山中学校男子部に通う者です。今から僕の受験生活について紹介します。

 受験の動機は単にヒマだったから何かやり続けられるものはないかと思い、受験を始めました。

 そんな僕の勉強法について紹介します。

♥算数♥ 得意!!!
 算数は得意でも苦手でも計算トレーニングは毎日(特に朝)やった方がいいです。得意なら発展問題もやれるならやっておいた方がいいです。

♣国語♣ 波がある‼
 漢字や言語はやれば点が取れるので、要やサーパスは繰り返して行うと良いです。また、日常とかで分からない言葉があれば国語辞典で意味を確認することも大事です。

♦理科♦ 普通‼
 僕の場合は宿題しかやっていなかったけれど、強いて言うなら暗記事項はしっかりと覚えることはやっていた(かなあ)。

♠社会♠ 苦手‼
 社会はとにかく問題を解きまくる‼そして解き直しをする‼たぶんこれの繰り返しでいいと思います。

〈入試直前〉
 入試の直前になったら基本問題の方が大事です(特に算数と社会)。あと毎日早起きして入試の日に早起きできるようにしましょう(だいたい朝6時くらい)。また入試直前だからといって特別なことはしないようにしましょう。逆にできなくなったり自信をなくしたりします。これらのことも大事ですが、体調管理が一番大事です。

〈最後に〉
 入試直前で合格率が20%以下でもあきらめないでください。なぜなら入試とは最後に勝てば途中がだめでもいいから。逆に合格率が80%以上でも油断はしないでください。逆も然り……ですから。また入試日には自信を持ってください。「ここまでやってきたんだ」とか「1+1ができる俺、天才すぎる」と思っておいてください。

 最後に鈴木先生、戸松先生、森先生、加塚先生、お父さん、お母さんありがとうございました。

 名進研生全員応援しています!!
 頑張ってください!!
 名進研を信じて!!!
 後悔のない様に!!!!
 読んでくれてありがとう!!!!!


大切なのは復習!

2023年度 中学受験合格南山中学校女子部合格

 皆さん、こんにちは‼

 私は、南山中学校女子部、滝中学校(特待生)、愛知淑徳中学校、鶯谷中学校(特奨)、金城学院中学校(スカラーA)の全てに合格し、春から第一志望の南山中学校女子部に通う者です。あまり役に立たないかもしれませんが、参考までに読んでいただけたら嬉しいです。

 私が南山女子を目指すことを決めたのは、小学校四年生の時の学校見学会で、校舎がとてもきれいで先ぱい方もとても輝いて見えたのと、医師になるという私の夢に近づくためにレベルの高い学校に行きたいと思ったからです。では私の学習方法をご紹介します。

〈算数〉 五年生までは苦手、六年から少し得意
 五年生まではかなり苦手でしたが、六年になりGW特訓や、夏期志望校別算数攻略講座などを受け、少しずつ成績が上がり自信を持って取り組めるようになりました。また、毎日計算トレーニングを行ったり、毎週過去問を解いたりする習慣をつけると、問題をはやく、時間内に解く力が身につくので、ちゃんと習慣づけるのをオススメします。

〈国語〉 波がある
 かなり波があったので、授業や宿題でやる文章題以外にも家で文章題を解くようにしました。また、小説を塾の休み時間や家での勉強の休けい時間に読んだことで、長い文を速く読む力を身につけることができたので、自分の好きなジャンルの小説でよいので、読書をするとよいと思います。漢字や文法は漢字の要やサーパスを繰り返し学習し、覚えられるようにしましょう。

〈理科〉 普通
 知識事項は確実に覚えられるようにしましょう。計算問題は自分で分かるように、条件を整理すると、落ち着いてミスなく解きやすくなります。また、実験器具の使い方や写真は、学校の教科書から出題されることも多いので、教科書は隅々まで読むとよいです。

〈社会〉 得意‼
 社会は暗記すれば解ける問題が多いので、基本的な知識は完璧に覚えましょう。また、問題を解いたり、解説を読んだりしてどこにあるか分からない地名や遺跡などがあったらすぐに地図帳で調べ、短いメモとともに書きこむのをオススメします。年号は自分なりの語呂を作って覚えると、絶対に忘れないので、ぜひ試してみてください。

 全ての教科に共通していえることですが、最も大切なのは「復習」です。私は自分が間違えた問題や、抜けている内容があった問題には、印とふせんを付けて、もう一度解いた時、できたらふせんを取り、できなかったらふせんをつけたままにして、もう一度次の日に解くという勉強法をしていました。ぜひ試してみてください‼

〈入試直前〉
 私は塾の自習室で理科や社会の復習を中心に勉強していました。入試直前は健康第一で生活しましょう。ちなみに私は夜型で夜遅くまで勉強しがちだったため、塾の先生やお母さんによく怒られました。皆さんは早寝早起きをちゃんとしてくださいね。

〈最後に〉
 私が南山女子に無事合格できたのは、新岐阜校の先生方の楽しい授業や家族のサポート、そして友達でありライバルでもあるSクラスの仲間のおかげです。本当にありがとうございました。
 受験生の皆さん、今は辛くても入試が終われば、楽しい毎日が待っています。最後まで自分を信じて全力で頑張ってください‼応援しています‼


私の戦略

2023年度 中学受験合格広島大学附属福山中学校合格

 私は、広島大学附属福山中学校、南山中学校女子部などから合格をいただいて広島大学附属福山中学校に進学する者です。私は競技かるたをやっていて、競技かるた部のある学校に入りたかったので、広島大学附属福山中学校を第一志望にしました。今回は、「習い事との両立」、「ライバルとの争い」、「勉強の方法」の三つについて紹介します。

○習い事との両立
 私は勉強と競技かるた(以下かるた)との両立をしました。かるたは週二回、三時間ずつ行っていて、かるたがあって、授業を受けられないときは、映像を活用していました。かるたを続けながら受験をして良かったことはたくさんありますが、そのうちの三つを挙げます。
 ①かるたをすることで、暗記力と集中力が高まった。
 ②勉強のオントオフの切り換えができた。
 ③隙間時間を上手に利用して効率良く勉強できた。
など、かるたを続けていたからこそ勉強に生きたことがたくさんありました。勉強と何かの両立は、必ず何らかの形で他のことにも生きると思います。

○ライバルとの争いについて
 私が通っていた太田川駅前校では、切磋琢磨できる仲間がいて、いつも激しい順位争いが起きていました。私はかなり負けず嫌いだったので、常にトップを狙って勉強していました。この競争の激しさが、自分の勉強意欲につながって、良い刺激になったと思います。

○勉強のやり方について
 私が大事だと思うことは、「六年生になる前までの過ごし方」です。私がまとまった時間がなかなか取れないなかで入会した五年生から、ずっと安定して好成績を取れていたのは、六年生になるまでの過ごし方が良かったからだと思います。

 六年生になると始まるプレ中は全範囲です。入試本番もそうです。また、六年生になるとみんな復習を始めます。つまり、六年生になってから復習を始めていては、他の人と大きな差をつけられないという意味で、遅いと私は思っています。私はそれを見越して、五年生の時から総復習をしていました。五年生までのテストは単元が決まっているので、プレ中のテスト対策にはなりません。でも、本当の戦いは入試本番。絶対自分のためになるので、迷ったら是非やってみてください。

 最後に、二年間私を支えてくれた太田川駅前校の先生方、本当にありがとうございました。また、私が書いた合格体験記をここまで読んでくれた方に少しでも役立てれば嬉しく思います。

 努力は必ず報われる‼最後まで諦めずに、頑張ってください。


入試までの道のり

2023年度 中学受験合格東海中学校合格

 こんにちは‼僕は四月から東海中学校に進学する者です。僕の入試までの体験を紹介します。

 僕は野球チームに入っていたため、名進研に入るまでは通信教育で勉強していました。しかし、東海中学に絶対に合格したいという思いが強くなり、五年生の九月から名進研に通い始め、勉強に集中するため野球は五年生の二月に退団しました。この『合格するぞ‼』という思いが、勉強に対して前向きに取り組める一番の原動力だったと思います。

① 学習
 すべての教科において、塾の授業や宿題で間違えた問題をもう一度解き直すことがとても大切です。「プレ中学入試」では、間違えた問題だけではなく、全ての問題をノートに解き直し、それ以外のテストでも、間違えた問題をもう一度解き直して理解を深めました。

 次は各教科についてです。

〈国語〉
 僕は最初、文章を速く読めず、問題文を読む力が弱かったため、たくさんの文章を読みました。また、宿題の問題文を読む時は、時間をかけてでも、一つひとつ意味を調べて、しっかり理解して読むことを心がけました。そして、徐々に分からない言葉が出てきても、前後の文から意味を推測しながら読み進めるようになり、読むスピードが上がっていきました。間違えた問題は、解説を読んで理解したあと、自分なりに、どのように答えにたどり着くかの道筋をノートに書きました。
 漢字の要やサーパスは必ず毎日やり、漢字の小テストで確実に100点を取れるようにしました。

〈算数〉
 早いうちから計算問題を多く解くことが大切です。計算トレーニングは必ず毎日やることで、テストや宿題での計算間違いが少なくなります。分からない問題は、迷わず先生に質問することが重要です。

〈理科・社会〉
 どちらも語句は、最初から正しい漢字で覚えておくことが大切です。日本史は、空き時間や休憩代わりに「NHK高校講座」を見たり、「日本の歴史学習まんが」を読むのがおすすめです‼時代の流れが分かりやすくなります。

② 普段の生活
 睡眠時間は8時間位確保することが大切です。できるだけ毎日10時半には寝るようにしていました。六年生の後半は、塾の宿題が終わらないこともあって、11時位に寝ることもありましたが、なるべく早寝早起きを心がけました。また、身体を動かすことも大事だと思います。学校の休み時間は外で遊んで、時には父と一緒に林の中を散歩したりして、体力を維持していました。

③ 入試直前の生活
 入試直前まで、体調に気をつけながらリズムが崩れないように、普段通りの生活を心がけました。普段と変わらず学校に通い、塾に行き、宿題をこなしていきました。

 試験前日は、少しでも出題傾向を思い出すために再度過去問を見直し、いつもより早く寝ました。

 試験当日は、試験会場に行くまでに歩く時間があると頭の回転がよくなると思います。緊張したけれど、(みんなも緊張している。)と思って、最後の1問まで解き切るようにしました。

 以上が僕の体験談です。自分なりの勉強法や生活習慣を見つける参考になれば嬉しいです。目標に向かって、最後まで自分を信じて、一歩一歩前に進んでいってください。応援しています‼


努力の仕方

2023年度 中学受験合格東海中学校合格

 僕は、努力して東海中学校に入学することになりました。

 僕が受験をしていく中で大切にしていたことを四つ紹介します。

 一つ目は、健康に気を付けることです。受験勉強するにも受験の本番の日でも、自分の最大限の力を発揮するためや、何より本番で体調さえよければ、などの悔いを残さないためです。

 二つ目は、絶対に努力は裏切らないと信じて、入試までに自分のできる最高の準備をすることです。入試の際、みんなの邪魔をするのは本当に「大丈夫かな?」という不安だと思います。しかし、僕が入試で感じたことの一つとして、自分の最高の努力をしていけば自然と、自分が努力してきたという事実が、勇気に変わって来るということです。そこで一番いけないのが過信することです。過信してしまうと、どれだけ実力が高くても簡単なミスに気づくことが出来なくなってしまうからです。

 三つ目は、分からないことはどんな些細なことでも各教科の先生に質問することです。
 入試に出てくる問題は、そのほとんどが基礎事項の組み合わせや、普段の問題を少し違う視点から見たものです。先生に分からないところを聞けば、少しでも不安が解消されると思うし、何よりその質問したところから、入試に出るような違うパターンの問題を教えてもらえる時があるからです。そういう系統の問題ができたとき、思考過程が分かっていれば、より分かりやすく速く解くことができるようになるし、何よりお得だからです。

 四つ目は、点数の取れるところを落とさないようにすることです。特に東海中学校では、算数や国語ではかなり難しい問題が多く点数がとりにくい科目です。あまり他人と差がつかないというのが一番の難所です。それを超えるにはまずミスを徹底的に減らし、さらに配点が各科目均一100点なのを活かし、特に直前では暗記科目である社会と理科の知識や、考え方などを覚えたりするのが、合格により一層近づくための道ではないかと感じました。

 最後にお世話になった先生方、本当にありがとうございました。

 それでは受験生の皆さん、受験に向けて頑張って下さい。


受験の要は心の強さ

2023年度 中学受験合格南山中学校女子部合格

 皆さん、こんにちは。私は春から南山中学校女子部に通う者です。これから私からアドバイスさせていただきます。

〈国語〉 すごく得意です‼
 漢字やサーパスは根気強く何回も繰り返し解きましょう。点数が低いといっても本番では、そのような問題が合否を分ける場合もあるので手を抜かないようにした方がいいです。
 文章題は文章にしっかり線を引きましょう。説明文は「~だが」や「しかし~」などの逆接や筆者の主張がまとめられているところ、筆者からの問いかけなどに線を引くといいです。また、物語文は登場人物の感情や願望を表現している部分や、比喩表現に線を引くといいです。問題文は最後まで注意深く読みましょう。条件を見逃すとその時点でバツになる可能性があります。

〈算数〉 とても苦手でした。
 とにかく基本をしっかりと解けるようにしましょう。基本ができなければ応用もできません。また、式はしっかりと書いた方がいいです。見直しもしやすいですし、考えもまとまりやすいです。

〈理科〉 少し苦手です。
 暗記系は頑張ってとしかいえません。理科の計算はたいてい比を使います。そのため、特に水溶液の問題はもとになる比を意識するといいです。また、物理の問題は比例、反比例、平方数などに注意すると解きやすいと思います。

〈社会〉 普通ぐらいです。
 歴史の年号や言葉は単語帳を使うといいです。電車や車などで移動しているときなどで使ってください。また、記述の問題に指定語句があるときがあるので注意深く読んでください。

〈最後に〉
 いろいろアドバイスはしましたが、やはり一番大切なのは精神力です。実際、本番のとき私、国語の記述を一問のがしてしまい、そのうえ算数もかなり解けませんでした。そのため不合格を覚悟しながらも社会と理科を頑張ったら、合格できたました。本当にあきらめない精神力は大事です。

 最後まで頑張ってください‼


自分を信じて突き進め!!

2023年度 中学受験合格滝中学校合格

 私は鶯谷中学校(特奨)、愛知中学校(特奨A)、南山中学校女子部、滝中学校と全て合格し、春から滝中学校に通う超幸せ者です。

 私が中学受験を始めたのは、家族で出かけた帰り道、たまたま見かけた建物(滝中学校の時計台)に一目惚れしたことがきっかけでした。「ここに入りたい‼」と思い勉強を始めたのは五年生の途中でした。そんな私の勉強法をお伝えします。参考になれば幸いです。

〈国語〉
・漢字…絶対落とさない‼基本的な漢字は全て覚えました。最後のプレ中で漢字問題の半分を落としたため、小学校の漢字ドリル四~六年分やり直しました。必ず覚え切りましょう。
・文章題(記述編)…絶対国語の先生に見せましょう。毎回助言をもらっていたら成績UPにつながりました。

〈算数〉
・毎日計トレをしましょう。本番で計算ミスをするとイタイ……。合否にも関わります。そして間違えた問題はやり直しましょう。またテストでは見直しが必須です。

〈理科〉
・ノートに書いて覚えました。また小テストの間違い直しもしっかりやりました。

〈社会〉
・全てノートにまとめました。特に歴史は鉛筆で年表を書き、間違えたことをペンで書き足しました。また歴史の流れをつかむためにも「ねこねこ日本史」をよく見ていました。

〈その他〉
 私が受けた学校の試験時刻に合わせて、入試が始まる前に朝方に変えました。リズムを作るためにも受ける学校が決まった時から、出来るだけ早めに変えた方が良いと思います。

 改めて、これまで教えてくださった先生方、切磋琢磨し合えた名進研メンバー、そして、支えてくれた家族に感謝の思いでいっぱいです。本当にありがとうございました。

 そして、最後にこれだけ言わせてください。

 私は「入試はたった一教科だけで決まらない。テスト科目全てでカバーできる。」と思いながら入試に臨みました。入試を元気に迎えられたのなら、あとはメンタル勝負です。不安でいっぱい、いっぱいになりますが、自分を信じ、合格をつかみ取ってください。

 『頑張れ‼自分を信じて突き進め‼ 名進研生‼』


満足できる結果にするために

2023年度 中学受験合格愛知淑徳中学校合格

 皆さん、こんにちは。私は愛知淑徳中学校、愛知中学校、名古屋女子大学中学校を受験し、第一志望校の愛知淑徳中学校に合格をいただいた者です。私の入試までの学習方法を紹介します‼

◆国語:好きだけど苦手……
 漢字の要、サーパスを完ペキに‼
 空欄を作らない⇨記述は部分点がもらえる可能性がある‼
 ☆直しをしっかりする(その答えにたどり着くまでの流れを確認すること)。

◆算数:得意なところもある
 計算ミスをしないこと‼
 基礎を固めることが最重要です(基礎が分からないと応用問題は解けないヨ‼)。

◆理科:計算が苦手……
 サーパスを繰り返し演習しましょう。基本的なものが多いのでおすすめです。

◆社会:大好き‼
 歴史は誰がどこで何をしたかの流れを覚えましょう。
 年号は絶対覚えた方がいいヨ‼
 地理は地形を公民は内閣の仕事、国会の仕事に注意してやりましょう。
 ※どの科目も質問はためちゃ絶対だめだヨ‼

◆講座
 テストゼミは受けた方がいいと思います。その週の復習になるのでしっかりやり直しができます。
 正月特訓はどちらでもいいと思います。ちなみに私は受けませんでした。

●入試
 たとえできない問題があっても「自分が出来ないなら周りもできない♪」とあせらずに取り組みましょう。
 カイロは持って行ってください。

●志望校について
 私は、初め南山中女子部を第一志望校にしていました。しかし愛知淑徳中に行きたいという気持ちが強くなり、愛知淑徳中を第一志望校にしました。その時思ったのは、自分が行きたい学校は途中で変えても大丈夫だということです。

●最後に
 先生方は最後まで熱心にご指導してくださり、本当にありがとうございました。受験生の皆さん今はつらい時期だと思うけれど、最後まであきらめずに自分の第一志望校に向けて頑張ってください‼


希望を捨てるな!!

2023年度 中学受験合格南山中学校男子部合格

 皆さんこんにちは。僕は四年生から名進研に通い、南山中学校などに合格した人です。もしよかったら、参考がてらにアドバイスを聞いてもらえればと思います。

一、受験を決めた理由
 僕は最初は、友達がいる公立の方が良くない?と思っていましたが、高校受験では、英語や通知表が良くないと入れないらしいので、先に受験をすることにしました(どっちでも大変なものは大変)。

二、がまんしたもの
 僕は、三つがまんしたものがあります。それは習い事、友達、ゲーム(?)です。習い事は全てやめました。友達とはだんだん一緒に遊べる時間が減っていきます。ゲームは一応減らしました。

三、学習方法(一番大事)
 僕は入会したてのころは、算数で8点をとったことがあります(ヤバすぎ)。
 では、そんな僕の現在は?

 国語…得意‼
 けっこう本読んでいたのでなんとかなりました。皆はサカナ(サーパス・要)をちゃんとやろう‼

 算数…この科目さえなければ……。
 みんなちゃんと基本をやって初心にもどろう。計算トレーニングも忘れずに。

 理科…まあ悪くない
 ちゃんと暗記するとこは覚えておいて、計算問題も基本はとれるようにしよう‼

 社会…超得意
 社会は最後の最後まで磨こう。

 最後に
 僕は名古屋中に完全敗北してもうダメだと思いました。でも完全に切りかえて、力を出し切ることができました。あなたも力を蓄えて出すことができたら絶対受かります。最後まであきらめず出しきってください‼


20%未満からの合格奪取

2023年度 中学受験合格滝中学校合格

 第一志望の滝中学校に合格。プレ中判定は20%未満でしたので、最後の最後まで学力は伸びるのだなと、子の成長に感動しました。

 これから受験を迎える方は、たとえ手が届きそうにないと思う時があっても、途中でひどい点数を取って落ち込むことがあっても、最後まで諦めないことが大切です。また、共働きで平日送迎ができなくても、中学受験対策ができることをお伝えしたいです。

 好奇心が旺盛で、なんでもやってみたいタイプの我が子は、ドラマ「ドラゴン桜2」の放送を見て「ぼくも受験してみようかな‼」と、五年生の六月に受験を決断しました。共働きで平日の送迎ができないため、土曜のみの通塾で対策ができる名駅校「Dクラス」に入りました。

 七時間ぶっ続けで、受験対策の授業を受ける……スピードも早く、授業が終わると車の後部座席で倒れ込み、「無理~」と呟いていましたが、次第に長時間の授業も当たり前になり、難しいことを面白く教えてくれる先生や、同じ年の勉強熱心なクラスメートの存在を刺激的に感じているようでした。

 通い始めた頃は算数の解法など全然分からず、映像授業の「Miruva」を見ながら、親子共に解き方を考えて教え合いをしました。半年もすると一人で自習できるようになりましたが、一緒に宿題に取り組んだ時間は、大切な思い出となりました。

 名進研の宿題以外に、食事の時にNHKオンデマンドでの「歴史にドキリ」YouTubeの「野良猫勉強会」を見たり、寝る前はベッドに入りYouTubeで「カズレーザーの日本史一問一答」を家族で答え合うなど、生活の隙間に家族ぐるみで基礎暗記をしたので、弟も歴史などに関心を持つ良いきっかけになりました。

 六年の最初の授業で、受験生のスケジュールの参考プリントをいただき、平日四時間、日曜は十時間と書いてあり、「こんなに⁈無理‼」と驚きました。しかし、夏期講習が始まると自習室で残り一日十時間以上勉強するようになりました。この自習室通いでぐんと実力が伸び、プレ中での偏差値も60まであと少しというところまで高まりました。

 九月に人気ゲームの新作が出て、平日は友達との遊びに気を取られ、偏差値が上がり気が緩んでいたこともあり、勉強時間が大幅に減少してしまいました。九月の東海中学校志望校別プレ入試を受けた際は、まさかの算数が「6点」……衝撃です。

 先生に相談すると、「問題が分かるだけの実力はついているはず。難しい問題に取り組む前に、A問題をやり直して型をマスターして」と言われ、集中して六年の単元A問題を全て解き直しました。結果、急速に苦手だった図形も分かるようになりました。この時の体験で、子は失った自信と緊張感を取り戻したように感じます。

 滝中学校の部活「先進技術研究部」について知った後は、プログラミングやロボット、DTM、ドローン操縦など、やりたいことが全て揃っている‼ということで、滝中学校を第一志望に決めました。本人のモチベーションがぐんと高まり、頑張り方に本気度が増しました。

 さらに、志望校別特訓に参加することで、難問に対する理解が高まり、周りのお友達が頑張っているから、自分も負けていられないと、スイッチが入ったようで、十二月以降は息子と話し合い完全にゲームを完全封印しました。しかし、周りも頑張っているため、最後のプレ中滝合格判定では20%未満。受験を辞めようかと一瞬頭をよぎりましたが、「子供は最後の最後まで成長します。特に正月明けの一ケ月でも、まだまだ伸びますから‼」と、名進研の先生におっしゃっていただいたこともあり、「あともう少しだよ‼きっと限界突破できるよ‼」と、足りない偏差値に挫けそうになりながらも、本気で取り組む子を見守る日々が続きました。

 受験本番……愛知中学、名古屋中学と合格をいただき、受験を繰り返すたびに徐々に力が上がっていくのを感じ、そして、念願の滝中学合格‼

 本当に驚きました。20%未満からの合格獲得。本当に最後の最後まで結果は分からない。諦めずに頑張った息子を誇らしく思っています。

 明るく声掛けしてくれる校舎の先生方や志の高いお友達に恵まれて、楽しそうに名進研に通った時間は、息子の心に大きな影響を与えてくれました。

 第一志望の滝中学にもし合格できていなかったとしても、大きな成長を成果として感じていたと思いますが、夢見ていた先進技術研究部に入るのを楽しみにしている息子を見るたび、最後まで諦めなかったこと、本当に良かったなと思っています。お世話になった先生方、本当にありがとうございました。


中学受験合格を勝ち取るためには

2023年度 中学受験合格東海中学校合格

 僕は名古屋(スカラー)、東海に合格し、四月から東海中学校へ進学する者です。

 まず初めに、東海中学校を受験した理由についてです。理由は、簡単に言うと『難関校への挑戦』の気持ちがあったからです。受験勉強を始めた当初は、きっと合格はできないだろうな~と思っていましたが、予想外の結果に驚いたほどです。

 次に、普段の生活に関してです。受験生の年に限らずコロナウイルスは流行していましたので、とても大変でした。年末の正月特訓の日、朝から頭痛などの体調不良で欠席したこともありました。その日は入試本番の直前だったので、不安でした。皆さんも、入試本番前は特に体調には注意して過ごしてください‼

 また、その他の生活に関しては、『支え』です。僕は、入試の一週間程前から小学校を休みました。学校を欠席することを友人に告げた時、「マジかぁ‼じゃあもう今日でしばらく会えないってこと??淋しいけど、頑張って‼」と励まされました。また、高校一年生の兄からも同じように応援のメッセージが届きました。そのような応援もあり、僕は合格することができたと思っています。

 そして学習についてです。僕は小学四年生から受験勉強をしていました。父の転勤により、小学三年生から五年生まで海外にいました。ですから、名進研に入会したのは小学六年生の時です。海外にいた小学五年生の時の模試で一度算数の成績が下がったことがあります。何でだ?と考え続けた結果、たどり着いた答えは、『字の丁寧さ』でした。途中式は正解しているのにその次の段階で数字を読み間違えていました。それが理由で失点した問題は、間違えた問題の半分以上でした。そのことをきっかけに、小学校の漢字ドリルに時間をかけて、字を丁寧に書く練習をしました。その甲斐あって、友人から「字がキレイだね‼」と言われるようにもなりました。字があまりキレイでない人はぜひやってみてください。一ヶ月程で上達しますよ‼

 皆さんにアドバイスです!!今、勉強がつらかったり嫌気がさしたりしている人がいるかも知れません(実際、僕もそんな時がありました)。でも、その今を乗り越えることができたら、『合格』という見たことも感じたこともない世界や感情があります。今がつらくてもぐっと我慢して、受験勉強を頑張ってください‼努力した者には『合格』という切符が手に入ります!!!

 最後に、僕を指導してくださった先生方、今までお世話になりました。僕は今幸せを感じています。その幸せは、先生方のお陰であると言っても過言ではありません。

 本当にありがとうございました。


「そこまでやるか」というレベルまで

2023年度 中学受験合格南山中学校女子部合格

 小学三年生の二月、4つ上の兄と同じように、娘は名進研の門を叩いた。

 親としては2回目の中学受験であり、私の母校を志望する兄のときよりは、気持ち的にはだいぶ楽に臨めると思っていた。しかし、甘い予測は、徐々に増えていく苦痛、緊張感に置き変わっていく。

 見えない敵、新型コロナウイルスとの戦いも大きかった。致死率が高かった前半はもちろん、風邪化してきた後半戦でも、必要以上に気を遣った。家族間で感染が横行すると、最大で1ヶ月程度、通塾できなくなる。授業動画は見られると言っても、モチベーションの維持は困難であったであろう。また、プレ中学入試を受験できなくなることも懸念であった。席が後ろに行くだけならまだしも、下のクラスに落ちることは、プライドの高い娘が受け入れられたであろうか。実際に、兄が濃厚接触者となり、受験が危うかったプレ中もあったが、ギリギリ受験できることが判明した時は、親子で涙したのを今でも覚えている。

 娘は成績は優秀で、周りからは、いわゆる「絶対受かる子」と思われていたのであろう。

 ただ、そんなことを自慢したいわけではなく、その地位を守るには、親子ともに並々ならない努力が必要であったことを伝えたい。勉強面、生活面ともに、世間から「そこまでやるか」と思われるほどのことを娘にはやらせたし、親自身も取り組んだ。私の意見としては、上位の家庭ほど、「そこまでやるか」のレベルが高いのだと思う。「そこまでやるか」のごく一部は合格のお礼時に所属校にお渡ししたが、全部詳細はとてもこの原稿内では収まらず、本が一冊書けるくらいであり、中学受験コンサルタントを名乗ろうかと自負しているくらいでもある(笑)。東海、滝、南山女子を本気で目指すご家庭に、とにかく、申し送りたいことは、「そこまでやるか」をやらないと受からない学校であるということ。そして、そこまで頑張って行く価値の学校であるということ。

 中途半端な気持ちで臨んで、残念な結果を得るならば、それは子供が傷つくだけである。

 本気で覚悟を決めて、親子で臨んでいただきたい。

 何度も何度も衝突し、もがいて、崩れて、少しだけ立ち直り、壊れて、それでもめげずに……。

 こうして築いた親子の絆は、合格の暁に鋼の様に強固なものになっているであろう。

 最後に、名進研との関わり方について。

 この塾はオーダーを出せば出すほど、話し合えば合うほど、円熟味の出る塾であると思う。

 些細なことでも密に連絡を取り、情報共有することをお勧めしたい。

 個性豊かで人情味あふれる、所属校の先生方には感謝の気持ちしかない。

 この体験記に恨み辛みを書いてやろうかと思うくらい衝突したこともあったが、全てが終わった今は心から言える。本当にありがとうございました。


後悔がないように

2023年度 中学受験合格愛知中学校合格

 皆さんこんにちは、私は名古屋女子大学中学校・愛知中学校・中部大学春日丘中学校に合格して、春から愛知中学校へ通う者です。今から私の勉強方法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

〈算数〉
 五年生や六年生前期のコアマスター、完全制覇テキストの基本、標準、A問題を三回ぐらい解きました。計算トレーニングは、なるべく朝に最低一日に四問は解くようにしたので、計算ミスが減りました。

〈国語〉
 漢字の要やサーパスを何週も繰り返し解きました。文章読解は、長文になれることが大事です。そのため私は、完全制覇テキストの難関校の問題を何回も解いていました。

〈社会〉
 四教科の中で一番得意です。歴史は人物の名前は必ず漢字で書けるようにして、年号は語呂合わせで覚えるのがオススメです。
 地理は、地名を漢字で書けるようにして、何県にあるのかを地図帳で調べて、地図帳を見るくせをつけた方がいいです。

〈理科〉
 四教科の中で一番苦手です。植物や動物、人体などの暗記系は、赤シートなどを使って暗記するのがおすすめです。水溶液やばね、てこなどの記号系は、条件を揃えて比例の式をたてれば、たいていの計算問題は解くことができます。

 どの教科でも分からないことがあったら、テキストに一問一問細かいふせんをつけて短時間でも先生に質問をしていました。

 私は、第一志望校には、合格できませんでしたが、あきらめずに勉強したので、後悔はありません。皆さんも最後まであきらめずに頑張ってください。また、塾では同じ目標を持つ仲間がたくさんいます。辛い時やあきらめたくなった時、相談にのってくれたり、背中を押してくれました。皆さんもそんな仲間に出会えるといいですね。応援しています。


明るい未来がきっと待っているよ

2023年度 中学受験合格金城学院中学校合格

 私が中学受験を決意したのは、五年生の四月。それまでは、受験なんて考えたことなかったし、知らなかった。しかも受験は大変だし自由にできないし、私立へ行ったら小学校でできた友達も、いなくなってしまうのではないかと心配だったからだ。だから受験はしないと決めていた。ところが四年生の二、三月頃に中学受験の教材の案内が来た。私はそれを見ながら一人で考えていた。そこには今入会された方には、赤ペン、マーカーペン、ふせんをプレゼントします。と書いてあった。私は、馬鹿なことにそこに気を引かれ、受験すると決めた。そうして受験生活が始まった。

 五年生の一月までは、家で勉強をしていた。家でやっていたら、勉強が予定よりも遅れてしまってあせっていた。しかし、自分は家でのろのろしていた。今思うと、ヤバイなと思い、その態度を後悔している。そして、五年生の二月から名進研へ通った。時々配られる入試説明会のチラシを見て金城学院へ行きたい‼と思った。それから、金城学院を目指して頑張った。始めた頃は、頑張れたけれど、夏期講習が始まると、毎日大変でやる気が減ってきた。四教科とも宿題が結構出されて睡眠時間がけずられたからだ。その時私はなぜこんな苦しい道を選んだのだろうと。そこには、志望校があった。志望校へ行くために今まで頑張ってきた。ここまでの努力をむだにしないように、そして、志望校が待っていると思うと、いっそう頑張れた。

 途中で遊びたいという気持ちがたくさん出てきた。しかし今は我慢する時と思っていた。だって遊ぶことなんていつでも出来る。でも、中学受験は今だけ。今しかできないことを優先しなくては、と考えると遊びなんてどうでもよくなって我慢できた。しかも受験が終わったら、我慢していたことが待っている。つまり明るい未来が待っているということ。勉強中はそれを希望に頑張ればよいと思う。


ありがとう!名進研

2023年度 中学受験合格滝中学校合格

 三年生の春から名進研に入会し、四年間お世話になりました。

 もともと、教育熱心な父親の意向で入会したのですが、母としては、睡眠時間の問題や勉強ばかりさせることが、小学生に本当に良いことなのだろうかと迷っていました。勉強は父親が中心となってサポートしていましたが、都合で、六年生からは私がサポートをすることになり、果たして、何も分かっていない私にできるのだろうかととても不安でした。合格することを第一優先に考えることができない私は、子どもとどれだけ向き合えるか、深く関われるかを目標に、そして、その先にきっと合格があるだろうと考え、全力でサポートすることに決めました。勉強することは孤独との戦いかもしれませんが、小学生なので子どもが少しでも楽しくできるように、そして結果が出るようにと日々作戦を考え、いろいろと試してみました。

 なかなか結果が出なかったり、子どものやる気が持続しなかったりした時は、よく戸田先生に相談をさせていただきました。ほんの些細なことでも、丁寧に聴いて下さり、さらに、適切なアドバイスと、私が思いつかない素晴らしい解決方法を提示して下さいました。いつも戸田先生の言葉に勇気付けられ、本当に助けていただきました。また、子どもの学習面だけでなく精神面もよく見てくださり、声をかけてくださった先生方に感謝しています。大好きな先生がいっぱいできたことも子どもにとって、とても良い経験であると思います。

 希望していた滝中学校に合格することもでき、これから再スタートです。名進研で育まれた学習への取り組み方や精神力を生かして、子どもが自分らしく今後も頑張っていけるよう見守っていきたいです。私自身、迷いながらのスタートでしたが、中学受験を親子で戦った今、子とともに苦楽を乗り越え、貴重な経験ができたと心から感じています。このように思えるのも先生方のサポートのおかげです。本当にありがとうございました。


誇りをもって学び、誇りをもって育つために

2023年度 中学受験合格南山中学校男子部合格

 「試合中に勝ち負けのことは気にしなくていい。試合運び、つまり、試合中も時間を常に気にすること、試合終了のホイッスルが鳴るまで、試合を捨てないこと。前半で思わぬ失点をしても、ちゃんと後半で取り返せばよい。前半で得点を取れても、守りに入らずに、攻め続けよう」

 これは、サッカーの話ではありません。父として、私が子どもを試験会場に送り出す時に、最後にかけた言葉です。入試本番に臨むことは、ただ、試験でその日の出来栄えを試される場であるだけではなく、あたかも、さまざまな試練を乗り越えて、国歌の鳴り響く満場のスタジアムに入場する代表選手が誇りを背負って臨むような、「晴れ舞台」であると思います。ですから、親として試験当日に必要なことは、「心配すること」ではなく、「子が、胸を張って、頑張ってきたことに誇りをもって臨めるように」空気を作ってあげることがいちばんのサポーターとしての仕事だと考えます。そのために、わが家では、記憶に新しい感動を与えてくれた、サッカー日本代表をイメージしてもらうために、冒頭のような話をし、試合前のハイタッチをして、試験に送り出しました。

 この「誇り」ですが、当日だけネタを仕込んでも効果はありません。私は、受験を通して「子供の成長」を期待する際に、いつも〈わが子自身が、一年間の努力の末に『自分の今に誇りを持てるか』〉を意識しました。

 日々の学習は、小さな積み重ねですし、伸び盛りな時も、伸び悩む時もあります。親も、つい日々のことに一喜一憂してしまいそうになります。ぜひ、そんなときに、「今のわが子の様子で、入試当日に一年間を振り返ったとして、胸を張れる状態かな」と考えてみていただければと思いますし、「入試当日に誇りを持てるように」日々、少しづつ、動機づけを積み重ねていただければと思います。

 むろん、これから頑張る皆さまに、第一志望校への合格をお祈りしながらですが、併せて、「夢に向かって取り組む楽しさ」「自分の頑張りに誇りを持てる喜び」を、ぜひに味わっていただければ嬉しく思います。これは、真剣に勝負に臨もうとする環境があってはじめて得られるもので、受験勉強は、この環境を得るための絶好の機会だったと思いました。また、大切なこととしては、この心の成長は、周囲からのポジティブなサポートの声掛けで、何倍にも膨らみ、そして、膨らんだ子どもの気持ちがさらなる成長を促してくれます。学力の成長と共に、心の成長は、何物にも代えがたい財産となることかと存じます。

 さて、心の成長と学力の成長を達成するためには、親子でのコミュニケーションは欠かせません。名進研では、日々の授業にもテストにも、各回にかならず「狙い」が丁寧に張り巡らされています。わが家では、具体的な各問題の内容は親が理解できなくても、今日はどんなことをやってきたのか、具体例を出して、子どもに説明をしてもらいました。子どもに話してもらう内容は5分から10分程度です。3分だと、ほぼタイトルで終わってしまうし、長すぎると、各問の説明になってしまうので、要約としておすすめの時間です。自分で説明できるときは、だいたい理解できているし、説明が巧くできないときは、子ども自身が、説明の途中で、自分が理解できていないことに気づいてくれる点がおすすめです。併せて、毎日これを習慣にするうちに、「まとめる力、説明する力」が身につきます。うまく説明できないときは、親の役割としては、説明が引っかかっているところだけ明確にしてあげて、先生に「自ら質問してもらう」ことを続けました。いまひとつ、心の持ち方の面で効果としてあったのは、日々、親や先生とコミュニケーションを取り続けることで、「今の自分に素直になれる」ことが挙げられます。特に、「①伸び悩んでいるときに、親や先生のふとした一言で、きっかけをつかめる効果」、もうひとつは、「②できないことを恥ずかしがらない、隠さないことで、悩みを抱え込まない効果」がありました。

 また、補足ながら、小学校の授業を簡単に感じることはあるかもしれません。しかし決して疎かにしない、まして学習内容を見下すようなことだけはあってはいけないことだと考えます。「スポーツや芸術、そのほかみんなそれぞれに精一杯頑張っていることがあって、その中で君は勉強に取り組んでいる」ということは、毎日言い続けました。それぞれに得意なことを尊敬しあえる友達関係を築き、もし、わが子が算数を得意とするなら、友達に親切に丁寧に教え、「不得意な子がどう説明すれば楽しく分かってもらえるか」を工夫する努力をしてもらうことで、小学校の友人関係もより良くなり、自分の説明力も鍛えられます。力がつくほどに、一層、謙虚さについては強く諭し続けるようにしました。志望する中学合格は、子供にとって、通過点にすぎません。ゴールではありません。志望校合格への努力と、多感な時期の心の成長は、車の両輪であることは、親子ともに常に心に留めたいものです。

 受験勉強は、合格だけでなく、非常に大きな心の成長を我が子にもたらしてくれます。但し、これは、親や周囲で応援してくれる人々が、「子どもの心の成長」を意図していないと得られないと思われます。日々、授業を受け、課題を克服しながら、心への動機づけを続けていただければ、きっと、入試本番の日、お子さまが誇らしげな姿で入試会場に向かわれる後ろ姿を、ご両親様は輝かしい気持ちで見送ることができるでしょう。そして、結果として、志望される道へ皆さまが進まれることを、応援しています。

 子どもたちの明るい未来に「ブラボー」な人生を‼


楽しかった

2023年度 中学受験合格東海中学校合格

 中学受験をしようと決めたのは、お兄ちゃんが通っていてとても楽しそうだったので、自分も行きたいと思ったからでした。

 小学校の生活も楽しんで過ごしていましたが、直前期だけは、学校でコロナがはやったこともあり、休みました。

 学習はとにかく、どの教科でも「やり直し」が大切です。何回もやり直しをして、覚えました。

 入試本番は不安も出てくるかもしれないけれど、とにかく楽しくいくことがポイントです。楽しかったと思えたら大丈夫です。


最後までしっかりと

2023年度 中学受験合格滝中学校合格

 今、すごく頑張っている受験生の皆さん、こんにちは。自分は東海中、滝中、名古屋中スカラー、鶯谷中特待に合格して滝中学校に通う者です。

 では早速、役に立つかは分かりませんが、受験のポイントを挙げていきます。

 一つ目のポイントは、宿題を選ぶこと。「ハ、何を言っているんだコイツ」と思うかもしれません。でも塾が終わってから、出された宿題をやって、復習して……なんていう生活を送っていたら、寝れないでしょう。ですから、自分に必要な宿題や、やりたい課題をやったら、最低八時間は寝ましょう。睡眠の時間を多くとることで、多くのことを覚えて授業をしっかり受けましょう。また、授業中にノートをとることに全集中している人がいますが、重要なのは書いて残すことではなく、覚えることなので、集中力の八割を聞くことにさいてほしいと思います。ちなみに自分はノートをとらなさすぎて、校舎の先生に「ノートとってね」って言われました。

 二つ目のポイントは受験前日まであきらめないこと。自分は滝中プレで100点満点の国語の点が、50点満点の理科より低かったという黒歴史をもつくらい、国語が嫌いで苦手でした。だから最後は国語以外の得意教科を伸ばしました。このように苦手な教科を得意教科にするのではなく、得意教科をさらに得意にするという発想もありなわけです。自分は西大和学園中学校の本校受験で合格最低点まで残り30点でした。500点中30点ということは各教科三問ぐらい多く点をとっていたら受かっていたということです。だから受験生の皆さんには、最後まであきらめずに学習してギリギリでもいいから合格し、くやしい思いをしてほしくないのでどうか頑張ってください。


母娘の葛藤を乗り越えた先に得られたもの

2023年度 中学受験合格滝中学校合格

〈はじめに〉
 娘との約一年半の中学受験に取り組む日々は壮絶なものでした。あまり多くの方の参考にはならないかもしれませんが、一つの記録として記させていただきたいと思います。

【ご参考】 娘の受験校は以下の6校でした(☆:合格校)
 ☆滝中学校(四月からの進学先)、☆南山中学校女子部、☆愛知淑徳中学校、☆中部大学春日丘中学校(特奨A)、☆金城学院中学校(スカラーB)、☆名古屋女子大学中学校(特奨)

〈入塾のきっかけ〉
 入塾のきっかけは、コロナ禍で様々な活動が制限される中、充実した過ごし方ができなかった五年生の夏休みでした。夏休みの宿題に意欲的に取り組むこともなく、また部活動の練習もなく、放課後、児童クラブで人と接することもなく、ただ毎日、家で任天堂スイッチ、タブレットゲーム、YouTube、漫画、テレビ……の無限ループ。特にゲームへの執着心は強く、約30分/日という時間制限に対し、「時間が短い、みんなもっとやっている、なぜ自分だけできないのだ」と暴れて泣き叫び、母親の私自身も感情を抑えきれず怒鳴り散らす毎日で、母娘関係は最悪な状態でした。

 また、思春期に入り学校の友達関係に悩んでいたようで、低学年の時のような積極的な姿勢は見られなくなっていました。2学期の運動会や林間学校についても「中止になればいいのに」などと後ろ向きな言葉を発するようになり、「小学校で一番楽しいはずのイベントも楽しみにできないほどの状態にあるのか」と、親としては非常にショックを受けました。

 「コロナがなければ、せめて部活動があれば、人と接する時間や活動があれば……」とやるせない思いが募る一方、「娘ならもっと力を発揮できるはず、もっと自信をつけられるはず」という思いで、この苦しい日々から抜け出す方法はないかと悶々と悩む時を過ごしていました。

 夏休み終盤に入ったある日、娘の祖母(私の実母)から「名進研に通ってみるのはどうか、塾の友達から刺激を受けて何か変わるきっかけになるかもしれないし、中学受験をして中学校から環境を変えるのもいいかもしれない」と提案を受けました。もともと私としては、娘は公立中学校に進学するものと思っており、中学受験は正直全く頭にありませんでした。私自身がフルタイム勤務で残業もある中、塾の送り迎えや勉強のサポートにかける時間的余裕はなかったため、選択肢から無意識に除外していました。ですが、「もし挑戦するなら自分も手伝うから」という実母の言葉に背中を押され、母娘のこの苦しい状況を打開できるのなら、とすがるような思いで名進研の入会説明会に申込みをしました。

 入会にあたり3つの目的を意識しました。①やることを作って目標をもって過ごす。②前向きさ・積極性を取り戻す。③ポストコロナ(となるであろう)中学・高校生活を生き生きと過ごす。あくまでも①②を目指し、結果として③のためには私立中学がベストな選択と判断すればそのまま進み、そうでなければ方向転換して高校受験コースに切り替えてもいい。まずは中学受験の切符だけは持たせておこうという思いで、名進研生活をスタートさせました。

〈五年生・後期(九~一月)〉
 入会当初は娘も緊張して集中して授業に臨んでいたのでしょう、また、公文式で約6年間、毎日、計算と文章読解に取り組んでいたためでしょうか、十月の初めての実力テストの偏差値は60という結果でした。先生方は驚かれていましたが、母も娘もその数字の意味をよく理解していない状態でした。

 娘は塾での勉強は特に嫌いでもなく、かといって夢中になって取り組むこともなく、なんとなく塾に出席し、宿題をやっているだけのように見えました(力の発揮度:30%程度)。次第に、娘としては「学校の友達は自由にゲームをしているのに自分だけなぜ…」という思いが膨らんできて、暴れては泣き叫ぶことも増えてきました。また、塾の宿題がやり切れず、先生に怒られることを恐れて塾に行き渋り、欠席することも多々ありました。その度に、先生方には電話で状況をお伝えし、出席しやすい雰囲気を作っていただくようなご配慮をいただきました。

 そのような調子で、その後の実力テストでは初回ほどの成績が出ることはなく、偏差値は55前後で推移しましたが、目的①については、目の前にゲーム以外のやることができ、少し充実した時間を過ごせるようになってきました。学校の先生からも、塾に通うことでいい変化があったという言葉をいただき、この道で間違っていなかったのかもしれないと、少しホッとしたことを記憶しています。

 この時期はまた、様々な学校説明会に母娘で参加し、情報収集をしました。母親としては私立中学校の環境の素晴らしさを初めて知り感銘を受けましたが、娘はさほど強い関心を示しませんでした。説明会の行き帰りでもゲームの話ばかりで、あえて中学受験から話をそらすような様子も感じられました。それでも、家では時々、学校パンフレットを開いては、「ここの制服はかわいい」「部活がたくさんある」などと、少しずつ興味を広げているような様子もありました。

〈六年生・前期(二~六月)〉
 六年生前期がスタートすると、娘も少し気持ちが切り替わり集中して取り組んだためでしょうか、三月の最初のプレ中では再び偏差値60を超えました(力の発揮度:40%程度)。

 五月のGW特訓では、名駅校への行き帰りを通して同じ所属校の友達との交流が深まり、非常にうれしそうでした。講義の内容もよく理解できたようで、娘としては自信がついたようでした。

 しかし、連休明けからは、学校のクラスの友達に恵まれたこともあって、「もっと一緒にゲームがしたい」という気持ちがより強くなり、次第に「塾がだるい」「受験はもうやめる」と言うことが増えました。プレ中に行く度に、「これが最後のプレ中か……」などと言うようにもなり、親としては本気で受け止めてここで中学受験をやめるべきか、もう少し様子を見て続けるべきか、非常に判断に迷いました。

 六月には、中学受験をやめる場合を想定し、地元の公立中学校に直接お願いをし、娘と一緒に学校見学をさせていただきました。また、もともと娘が興味のあった競技かるたの団体への参加を決めたのもこの時期でした。競技かるた部のある私立中学校も多くあるため、中学受験への興味・関心が深まることを期待したためです。本人にとっていい道を見つけるために、やれることはとにかく何でもやってみようとあがいていました。

〈六年生・夏期講習(七~八月)〉
 中学受験をやめるか続けるか……判断ができないまま時が過ぎ、夏期講習の申込み締め切りギリギリのタイミングで娘と以下の約束をしました。
 ・とりあえず夏期講習には行く(五年生の夏休みのようにダラダラと過ごされては困る‼)
 ・ただし、重点志向で、できていない単元の講義に絞ってがんばり、できている単元の日は休んでもいい
 ・夏期講習が終わった後、自習室へ行かなくてもいい
 ・中学受験をするかしないか、夏休み中の学校見学を参考にしてよく考えて、八月末までに結論を出す

 結局、夏期講習を休むことはほとんどありませんでしたが、夏期講習の後に自習室へ行くことは、約束通り一切ありませんでした。家に帰ってきたら必ずゲームをし、宿題もただやるだけか、まじめにやっていない部分もあったようです(力の発揮度:30%程度)。一番大事な夏休みに……と不安に思う気持ちもありましたが、「最後の追い上げが効くタイプですよ」という所属校の先生のお言葉を信じて、我慢して見守りました。夏休みの総仕上げテストの結果としては、案の定、偏差値は53まで低下しました。

 夏休み終盤には中学受験をやめる寸前まで来ていました。高校受験に切り替えるなら、本人にとって名進研がいいか他の塾がいいか、本気で情報収集しました。内申点の比重が高い公立高校の受験では、運動も苦手で手先も不器用で、また地道な努力をするよりも楽な方に進みがちな性格の娘は不利になることは目に見えていましたが、そのような事情も本人によく伝えていたので、もうここまで来たら本人が決断した道に進めばいいと覚悟を決めていました。

〈六年生・後期(九~十二月)〉
 夏休みの終わり、娘は中学受験をすることを決断しました。ところが、頑張ろうとしていたその矢先、娘は運悪くコロナにかかって療養することになりました。出鼻をくじかれ、塾に出席できず、もうダメだと思ったのでしょうか、療養中、娘は「もう受験はやめる」と再び暴れました。親としてはもう疲れ、呆れ、動揺するばかりでした。

 コロナ療養終了の直後に第1回南女プレを受け、その直後には修学旅行に行き、怒涛の九月を過ごした後、ついに娘のエンジンはかかり始めました。きっかけはおそらく第1回南女プレで合格判定20%以上、十月初めのプレ中で愛知淑徳の合格判定80%以上という数字を目にしたことだったのではないかと思います。「これは勝機がある」と娘自身が確信し、やる気が出たのではないかと思われます。

 十月からは、あれだけ執着していたゲームも本人自らパタリとやめました。親としても、あと4か月の過ごし方をサポートするため、毎週のTODOリストと1週間の予定表を娘と作り、毎日一緒に進捗をチェックするようにしました。小さな丸いキラキラシールをTODOリストに貼って視える化することにも取り組みました。幼い子へのご褒美シールのようなやり方ですが、娘にとっては意外と効果があったようです。

 力の発揮度は十月に約60%、十一月に約70%、十二月に約80%、冬期講習・正月特訓で90%と、どんどん集中度合いを高めて向き合うようになっていきました。とはいえ、次の行動への気持ちの切り替えがうまくできず、ちょっと休憩と言っては10分のつもりが30分以上過ぎてしまうことも多々ありました。また、例えば漢字の間違い直しなど、できないところを自ら丁寧に何度も繰り返してできるようにするような緻密な作業は見られませんでした。出された宿題をただこなしているだけでしたが、それでも、以前に比べれば集中力が高まっているため、吸収・定着する知識量は格段に増えたようでした。結果、最後3か月のプレ中の偏差値は59前後まで回復しました。

〈六年生・入試直前/本番(一~二月)〉
 最後の入試日程が終わるまでの約3週間、娘は学校を休んで追い込みをかけました。丁寧に何度も繰り返し書いて覚えるというような緻密な作業も、この時期はさすがにするようになっていました。それでも、家では相変わらず集中しきれず、気持ちが入らない場面も多くありました。親としては、本番直前にもかかわらず目標に向かって集中していないように見え、イライラが募り、言ってはいけない言葉を投げかけたり、感情を抑えきれ切れず爆発したりする場面も多くありました。思えばまだ十二歳の子どもで、大きなプレッシャーや恐怖に立ち向かって一生懸命頑張っていたのだと思います。母親としてそのような態度を示したことは本当に情けなく、娘には申し訳ないことをしたと悔やんでいます。

 南山女子の合格発表の日、娘は朝から勉強も手につかない状態で郵便を待っていました。手にした結果は無情にも不合格。娘はしばらく悲しみをこらえ我慢していたものの、抑えきれず大泣きしました。受かるかどうかは五分五分の感触だった本人としては相当ショックだったのでしょう、半日立ち直ることができませんでした。その2日後、愛知淑徳の合格通知をいただき少し自信を取り戻し、そこから滝中学の入試までの3日間ここだけは約95%の力を発揮して最後の試験に立ち向かいました。結果は見事合格。本人は本当にホッとした様子で、滝中学に行けることを喜んでいました。

 滝中学の合格発表の翌日は南山女子の繰り上げ合格通知の予定だったため、万が一に備え娘と話し合いましたが、本人は滝中学に行きたいとのことでしたので、もし電話をいただいても辞退させていただくことにしました。繰り上げ合格通知の当日、いつもの夕食中、電話が鳴る可能性すら忘れかけていた時、突然電話が鳴りました。まさかの繰り上げ合格の連絡でした。あまりにも動揺したため、即答で辞退を伝えることはできず、「今すぐお返事しなければならないでしょうか?」と咄嗟にお聞きしました。すると、20分間の猶予をいただけることになりました。その20分間は究極の選択の時間でした。「このような機会はなかなかないから南山女子に行った方がいい‼」「通学時間が短い‼」「繰り上げ合格も合格と同じ‼」「もう1回別の内容で試験をやったら結果は違っていたかもしれない、力の差は紙一重だったんだ‼」などとあの手この手で説得しましたが、娘の意志は固く揺らぐことはありませんでした。「滝中学に行きたい」、娘はそう言い、20分間は終了しました。親としては、何とも言えない喪失感・脱力感と、娘自身が選びきったという頼もしく喜ばしい気持ちに包まれました。

〈最後に〉
 結果として全勝合格を勝ち取り、所属校の先生方も大変喜んでくださいました。中でも室長先生からは、「よく頑張りましたね‼でも、まだまだいけますよ‼」というお言葉をいただきました。先生は娘があと5%の余力を残していることを決して見逃してはいませんでした。娘をよく見ていてくださり、その先につながる絶妙な声掛けをしてくださり、本当にありがとうございました。

 「受験が終わったら遊びまくる‼」と言っていた娘ですが、ゲームだけに熱中することもなく、適度なバランスを保ちながら、友達と楽しく遊んだり、中学の宿題をこなしたりして過ごしています。五年生の夏休みの沈んだ表情は嘘のように明るく変わり、当初の目的であった②前向きさ・積極性を取り戻すこともできました。また、3つ目の目的である③ポストコロナ(となるであろう)中学・高校生活を生き生きと過ごす、についても、ちょうどよいタイミングでその時を迎え、四月からの中学校生活が娘にとって最高に楽しく過ごせる準備が整ったように思い、大変うれしく思っています。

 中学受験に向かう一連の取り組みで、私たち母娘は得難いものを得られたように思います。目標に向かって一生懸命取り組むこと・自分の心の弱さを知ること・仲間と一緒に切磋琢磨すること・我慢すること・時間には限りがあるということ・あらゆる最善の策を尽くすこと・思うようにはいかないこと・心が折れてもまた気持ちを整えて立ち向かうこと・やればできるということ・自分自身で選び決断すること。この先、生きていく上で大切なことを母娘で身をもって学ぶことができた、そんな中学受験だったように思います。この母娘の経験が中学受験に挑むどなたかにとって、小さなきっかけや支えとなりますよう、健闘をお祈りしています。


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