私は、愛知中学校(特奨A)、名古屋中学校(スカラー)、東海中学校を受験し、すべて合格しました。私の経験を紹介したいと思います。
〈きっかけ〉
最初は両親の勧めでしたが、五年生の秋に記念祭のWeb動画を見て、男子校の自由な雰囲気にあこがれ、自分も東海中に進学したいと思うようになりました。勉強中は苦しいことも多かったですが、絶対に合格したいという気持ちは変わりませんでした。
〈算数〉
算数の対策には、全体の受験勉強の半分くらいの時間をかけました。算数は、とにかく演習問題をたくさん解き、間違えた問題は必ず復習しました。復習するときは、解き方を覚えるというよりも、どうすれば解くことができるのかを自分自身に説明できるようにしていました。また、受験専用のタイマーを用意して、問題を演習するときは、必ず時間を計るようにしていました。どの問題を何分で解けばいいかは先生に聞いていました。
〈国語〉
国語は制限時間が短いので、文章を読むのに時間をかけすぎないよう気を付けていました。ただ、問題文はよく読むようにしました。特に、「~字以内で書きなさい」と「~字以内で書き抜きなさい」の違いに注意していました。また、間違えた問題は、どうすれば答えにたどり着けるのかを確認していました。
〈理科〉
暗記単元は、テキストを読んで覚えることも必要ですが、問題を演習することがより大事だと思います。私は、間違えた問題をノートにまとめて確認していました。物理・化学の計算問題は、間違えた理由だけでなく、どうすれば自力で解けるようになるのかを考えるようにしていました。
〈社会〉
理科と同じく、実際に問題を解いて覚えるようにしていました。間違えた問題は、覚えるまで何度もノートに書きました。公民は、図や表にまとめて覚えました。また、地図帳の地名にはマーキングをしていました。東海中の社会は、地図帳の巻末にある資料から出題されることも多いので、巻末資料を見落とさないようにしていました。
〈志望校別特訓講座〉
志望校別特訓講座の問題は、東海中の受験にとても役立ちましたので、きちんと解いて間違い直しをすることをおすすめします。
〈入試直前〉
受験校の過去問と入試直前に名進研から配られた演習プリントをひたすら解きました。また、これまでにノートにまとめていた誤答を見返して確認しました。ただ、あまり長時間やりすぎないよう気を付けました。体調を崩さないように、手洗いうがいをこまめに行い、夜9時ころには寝るようにしました。
〈入試本番〉
先に別の中学校を受験したおかげで、入試の雰囲気に慣れることができ、東海中の入試本番は、思ったよりも緊張せずに受験できました。それでも、算数が終わったときは、もしかしたら合格できないかもしれないと不安になりました。しかし、社会と理科で挽回すればきっと大丈夫と自分に言い聞かせて乗り切り、無事合格することができました。
東海中の算数はとても難しく、入試本番で思うような力が出せない場合もあると思います。東海中の入試はどの科目も配点が同じですので、算数はもちろん大事ですが、ほかの科目もまんべんなく勉強しておくと、入試本番で安心できると思います。
〈その他〉
私は五年生の四月から名進研に入会しました。入塾までは勉強する習慣がほとんどなく、最初はあまり良い成績ではありませんでしたが、名進研の先生からアドバイスをもらい、朝は早く起きて計算と漢字の練習をし、夜は自習室を使って問題演習をする生活を続けました。そのおかげで、五年生の冬ころから、実力テストやプレ中学入試で上位10番くらいに入れるようになり、その後も大体同じくらいの成績を取れるようになりました。問題をたくさん解いてきちんと間違い直しをすれば、必ず成績は伸びると思います。皆さんも、自分の力を信じて頑張ってください。応援しています。
最後に、私を指導してくださった名進研の先生方、本当にどうもありがとうございました。これからも名進研で学んだ経験を活かして頑張ります。