「最後まであきらめず合格を勝ち取りました」

Q.南山中学男子部を目指した時期と理由を教えてください

名進研に入塾した5年生の春です。生徒が先生と話し合って制服を廃止したという話を聞いて、生徒と先生の間に信頼関係がある校風がいいなと思いました。また、受験の前から勉強していた英語に力を入れている点も気に入りました。体験授業に参加したとき、「将来一人暮らしで役立つから」と調理実習でクッキーを作ったことも印象に残りました。

Q.受験勉強で大変だったこと、つらかったことをどのように乗り越えましたか？

入塾直後のテストの偏差値は37.9でしたが、順調に伸びて5年最後の実力テストでは50を超えました。しかし順調だったのはそこまでで、ずっと伸び悩みました。6年秋の南山男子プレ入試の合格判定は20％未満でショックを受けました。しかし落ち込んでばかりいられないので、気持ちを切り替えて自分の結果を分析しました。そしてわからないことは、先生に積極的に質問するようにしました。
家で勉強すると、ゲームをしたくなったりペットと遊びたくなったりと誘惑が多くて集中できないので、自習室で勉強していました。自習室ではみんな頑張っているし先生も声をかけてくれるので、「頑張ろう」という気持ちがさらに強くなりました。そうやって勉強を続けるうちに、過去問でも合格ラインを越えられるようになりました。

Q.苦手対策や志望校対策はどのようにしていましたか？

国語の読解が苦手で、なかなか点が取れませんでした。そこで初心に戻り、文章を読むときには要点や結論、線を引く箇所を常に意識するようにしました。前はなんとなく解いていましたが、意識して読むだけで理解力がぐんと上がりました。入試では、苦手だった国語が得点源となり読解力が伸びたことを実感しました。
また南山男子プレ入試の結果を分析したとき、理科の星や月の単元が明らかに苦手であることに気づきました。過去問を解いてみても、その単元ができずに点数を下げていました。そこで先生に相談し、コアプラスを重点的に勉強しました。コアプラスはどの単元も詳しく説明があり、解いた問題の丸つけもしやすいので、苦手を克服することができました。
南山男子の理科と算数の過去問は、秋から10年分を2回繰り返し解きました。とくに理科は、やればやるだけ点数が上がるようになりました。また南山男子の国語は漢字の配点が高いため、「漢字の要」を毎日しっかりやるようにしました。

Q.受験勉強をする中で楽しかったことはどんなことですか？

算数で難しい問題を解けたとき、難問を解く楽しさを感じました。「こんな問題解けるわけがない」と思うような問題も、授業で解説を聞いて「こういう考え方をすれば解けるのか！」とわかると、面白いと思いました。

Q.名進研でよかったと思うことはどんなことですか？

6年のプレ中学入試は私立中学が受験会場で、南山男子の校舎でテストを受けることもありました。プレ中を経験したおかげで、入試本番でもあまり緊張せずに受けることができました。
それから、先生に質問しやすいのもよかったです。最初は恥ずかしくて自分から質問できませんでしたが、「質問しないと受からない！」と思って積極的に聞きました。先生はどんな質問にも快く応じてくれて、わからなかったところも着実に理解できるようになりました。

Q.入試当日や合格発表のときのことを教えてください

南山男子の入試の2日前に39度の熱が出て、入試当日は熱が下がったものの万全な体調ではありませんでした。家族が心配して「もう受けなくてもいいよ」と言ったのですが「どうしても受けたい」と言い、入試会場に送ってもらいました。体調は今ひとつでしたが、かえって「これでダメでもいいや」と開き直って度胸がつき、緊張せずに試験を受けることができました。
最初の合格発表は不合格で、「やっぱりそうだろうな」と思いつつ悔しかったです。繰り上げ合格の連絡がある日は、緊張して電話がかかってくるのを待ちました。そして合格の連絡をいただいたとき、家族で大喜びしました。「最後まで諦めずに、受かりたいという気持ちを忘れず頑張ったから受かったんだよ。本当によかったね」と言ってもらえました。そして先生方からは「本当に頑張ったね、よかったね、よかったね」と何度も言ってもらえてとてもうれしかったです。

Q.中学校での目標や、将来の夢があれば教えてください

英語の勉強が好きなので、中学では英語の勉強を頑張りたいと思います。中学のうちに英検2級をめざせればと思います。受験勉強のときはまったく運動していなかったので、運動部に入りたいです。また、自由な雰囲気で行われる文化祭も楽しみです。今はまだ、将来の夢は決まっていません。中学でクラスメートや先生と出会い、新しい経験をする中で自分の夢を作っていきたいと思います。

お母さま:入塾した当初は、子どもが自発的に先生に質問できないことが悩みでした。先生に相談したところ、先生から子どもに声かけをして質問しやすい環境を作ってくださいました。中学受験を通して自分から勉強するようになっただけでなく、社会情勢やニュースにも関心を持ち、父親と幅広いテーマで議論する様子に驚きました。知識を得る楽しさを知り、視野を広げて思考力を深めたことに大きな成長を感じています。