ぼくは海陽学園だけを受験し、無事に合格することができました。受験勉強を始めたのは五年生の夏からです。最初は理科と算数が得意でしたが、算数はさらに自信がついた一方で、理科の授業がだんだん難しくなり、不安を感じるようになりました。海陽学園は理科・算数・国語の三教科入試を選ぶことができます。ぼくは社会が苦手だったので、早めに三教科で受験することを決め、この三教科に集中して勉強しました。

〈算数〉
 もともと得意でしたが、小学校では習わない特殊な計算が出てきて、最初は時間がかかってしまいました。そこで、テキストを何度も読み、いろいろな解き方を身につけました。すると、和差算やつるかめ算などの問題もスムーズに解けるようになり、一時期は算数の偏差値が63まで上がったこともありました。

〈理科〉
 ぼくは植物や生物の分類が苦手で、覚えてもすぐに忘れてしまいました。一方で、滑車やてこ、ふりこなどの物理分野は得意でした。そこで、苦手な分野は何度も繰り返し覚え直しました。最初は次の日に忘れてしまいましたが、何回も復習するうちに、少しずつ記憶に残るようになりました。

〈国語〉
 国語は最初から苦手で、特に記述問題が難しかったです。文章を読むのが遅く、時間内に最後まで読み切ることができませんでした。そこで、最初と最後の部分を読んで大まかな流れをつかむ方法を試しましたが、十分に理解できず、なかなか点数が上がりませんでした。
 そのため、家でも絵のない本を読むようにしました。本を買ってもらったり、学校の図書室で借りたりして、できるだけ文章に慣れるようにしました。その結果、読むスピードが少しずつ上がり、プレ中学入試では試験終了の5分前には解き終わるようになりました。国語の成績も徐々に伸びていき、自信がつきました。

〈受験を終えて〉
 受験勉強中は、友達がゲームをしたり遊びに行ったりしているのに、自分は勉強をしなければならないことがつらいと感じることもありました。スマホやゲームの時間も制限され、大変でしたが、第一志望校に合格するために頑張りました。

 これから受験する皆さんへ
 つらいこともあるかもしれませんが、努力した分だけ結果はついてきます。最後まであきらめずに、第一志望合格に向けて頑張ってください‼