明るい未来がきっと待っているよ
私が中学受験を決意したのは、五年生の四月。それまでは、受験なんて考えたことなかったし、知らなかった。しかも受験は大変だし自由にできないし、私立へ行ったら小学校でできた友達も、いなくなってしまうのではないかと心配だったからだ。だから受験はしないと決めていた。ところが四年生の二、三月頃に中学受験の教材の案内が来た。私はそれを見ながら一人で考えていた。そこには今入会された方には、赤ペン、マーカーペン、ふせんをプレゼントします。と書いてあった。私は、馬鹿なことにそこに気を引かれ、受験すると決めた。そうして受験生活が始まった。
五年生の一月までは、家で勉強をしていた。家でやっていたら、勉強が予定よりも遅れてしまってあせっていた。しかし、自分は家でのろのろしていた。今思うと、ヤバイなと思い、その態度を後悔している。そして、五年生の二月から名進研へ通った。時々配られる入試説明会のチラシを見て金城学院へ行きたい‼と思った。それから、金城学院を目指して頑張った。始めた頃は、頑張れたけれど、夏期講習が始まると、毎日大変でやる気が減ってきた。四教科とも宿題が結構出されて睡眠時間がけずられたからだ。その時私はなぜこんな苦しい道を選んだのだろうと。そこには、志望校があった。志望校へ行くために今まで頑張ってきた。ここまでの努力をむだにしないように、そして、志望校が待っていると思うと、いっそう頑張れた。
途中で遊びたいという気持ちがたくさん出てきた。しかし今は我慢する時と思っていた。だって遊ぶことなんていつでも出来る。でも、中学受験は今だけ。今しかできないことを優先しなくては、と考えると遊びなんてどうでもよくなって我慢できた。しかも受験が終わったら、我慢していたことが待っている。つまり明るい未来が待っているということ。勉強中はそれを希望に頑張ればよいと思う。













