名進研 合格体験記
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保護者の声・評判(中学受験)

ここで負けるわけにはいかない 

 この度、東海中・名古屋中(スカラー)・愛知中(特奨A)と合格をいただき、四月から東海中に進学する息子の母親です。

 私自身、体験記を時には涙しながら読ませていただき、力をいただきましたので、私たち親子の経験がどなかたの力に少しでもなれればと書かせていただくことにしました。

 息子は名進研に一年生の時からピラミッド倶楽部でお世話になりました。本格的に勉強が始まる四年生の時点では実力テストはだいたい校舎で一位。たくさん表彰状もいただき、本人も自信を持っていたと思います。その状況が大きく変わった五年生。五年生から入会してくる子も多く、どんどんテストで順位が下がっていきました。サンデー名進研は本人と相談し受講せず、土ゼミだけを受講。月二回の土ゼミに月一回の実力テスト。テストに追われ、そのテストで結果が出せず自信がなくなり、ついには秋頃に土ゼミを受けに塾へ向かったのにも関わらず塾に入れず欠席するほど精神的に追い詰められてしまいました。息子の気持ちをわかっているつもりだったのに、そこまで追い詰めてしまったのかとショックでもあり深く反省しました。そして家族で今後について話し合いました。勉強が楽しいと言っていたから中学受験を決めたのに、その勉強がしんどいのならもう無理して受験をしなくても良いよと言いましたが、そこで息子は涙ながらに「名進研を辞めたくない。東海に行きたいから受験を継続したい。」と言いました。息子は東海に強い憧れをいだいていて具体的に入ってからやりたいことがいくつもありました。ここでしっかり本人の意思を確認し、まずは今は精神面の立て直しが必須と判断し、土ゼミをやめることを決めました。正直周りがサンデー名進研・土ゼミと頑張っている中、土ゼミもやめることに対して不安もありましたが息子には今どうすることが良いのかを考え、土ゼミをやめることを決めました。結果、本人は月一回のテストになったことで心の余裕がうまれ、勉強に対しての気持ちが変わったように思います。

 そして精神的に落ち着きを取り戻し六年生へ。ここからの問題は算数です。息子はとにかく算数の点が悪いのです。先生に相談しいろいろなやり方を試すものの、まったく成績が上がらない。でもこれには原因があり、算数が苦手という意識が芽生え格段に他の教科に比べ算数を勉強する時間が少ないのです。算数が好きでない息子にとって算数をやる時間を頑張って増やそうとしていてもなかなか増えません。多少増えたところで周りも頑張っていることもあるのかないのかまったく成績には反映せず。国社理で点数を稼ぎ、なんとか算数の点数を補う。偏差値で言いますと、他の教科は偏差値が60を超えているのに算数の酷い時は偏差値が40台……。このままでは東海おろか他の学校も合格が難しいのではないかと不安な日々でした。ですが、ここで負けるわけにはいきません。とにかく算数に時間を使うように意識していきました。当たり前のことですが、計算ドリルは毎朝必ずやる。宿題はまずは算数から。先生から言われた宿題は必ず終わらせる。それでもなかなか思うように点数は上がりませんでしたが、算数が苦手という気持ちを取り除くべく、とにかく算数と向き合いました。本人の算数への自信を少しでもつけてあげたいと考え、最後の三ヶ月ほどは名進研の個別指導でもお世話になりました。ここでの先生方との出会いも息子にとってはとてもプラスになりました。
個別でじっくり算数を教えてもらうことで理解も深まり、自分は算数ができないという不安を打ち消す安心材料となったようです。
受験の前日も安心するから行きたいと言って通いました。

 最後のプレ中学入試でようやく算数で平均以上点数が取れ、東海プレも一回目は50%以上〜80%未満でしたが、二回目は80%以上になりました。結果がついてきたことで自信を持って受験シーズンに入ることができました。

 東海の受験日当日、「大好きな東海で受験できるだけでも最高‼楽しんでおいで」と送り出しました。受験が終わり、校舎から出てきた息子の顔はとても明るくニコニコしていました。「できたと思う」その言葉には強さもありました。その後すぐ午後から塾があり校舎に入っていく後ろ姿はとても頼もしく、やりきれたことに安心しました。

 合格の画面を見て「合格した‼これで東海に通える‼」と満面の笑みで喜ぶ息子の姿を見れて本当に嬉しかったです。

 名進研が大好きだった息子。親子ともにたくさんの名進研の先生に支えられてきました。本当にありがとうございました。

 中学受験は子どもにとっても親にとっても大変な事も多いと思います。インフルエンザ等が流行る時期の受験ですので、受験日を体調万全で迎えられるようにと本当に神経を使いました。ですが、今しかできない中学受験を親子で乗り越えたという経験はかけがえのないものになり、このような経験をさせたくれた息子に感謝しています。

 一人でも多くの子どもたちが最高の笑顔で中学受験を締め括れるよう祈っております。

根拠のない自信も受験生には必要 !?

 この度、第一志望校だった東海中学校から合格をいただきましたが、決して順調な道のりではありませんでした。親である私が不安な気持ちになるたびに体験記を読んでは励まされましたので、少しでも同じように不安な気持ちで過ごされている保護者の方の参考になればと思い、我が家の受験を振り返ってみたいと思います。

 もともと中学受験を選択したきっかけは、お医者さんになりたいという息子に対して、地元の公立中学や中学受験の説明をしたところ、東海中学を目指して中学受験をするという選択を本人がしたからです(三歳上の姉が中学受験をしたのを見ていたので本人もイメージは湧いていたようです)。四年生から姉もお世話になった名進研に通い始め、東海中学の文化祭やサタデープログラムに参加し、より東海中学に通いたいという気持ちが強くなっていったようです。

 成績はというと、小四・小五は四教科総合偏差値60あたりをキープしていました。教科別で見ると、特に理系教科が得意だったので、算数、理科に関しては偏差値65を超えることもありましたが、国語は苦手で成績にも波があり偏差値50くらいになることもありました。ただ理系教科が得意だったとはいえ、五年生までの実力テストは範囲があります。六年生になってからの範囲がなくなったプレ中では急に算数の点数が取れなくなってしまいました。本人も思うように算数の点数が取れなくなり、焦っていたと思います。

 秋くらいにはスランプがやってきました。家で勉強している姿を見ても、とてもやる気があるようには見えず、明らかにモチベーションが下がっているように見えました。先生に息子の様子を伝えたところ、過去問に取り組み始めてから様子がおかしくなったという結論になり、一旦、過去問に挑戦することを中止しました。本人には自覚はなかったようですが、思ったよりも点数が取れず、気持ちが落ち込んでいたのではないかと思います。結局息子の場合は、受験校の傾向を確認する程度にしか過去問には取り組むことはせず本番を迎えました(一月に入ってからの授業内で、テキストに載っている過去問はしっかりやりました)。通常秋くらいからは毎週過去問に取り組むことが当たり前だと思いますが、それを当たり前とせず、息子のメンタルの状態を見ながら、息子に合う勉強の進め方を考えて下さった先生には本当に感謝しかありません。

 東海中入試本番の一週間前には、算数に不安を感じていた息子が、算数担当の先生に本番までの一週間にやるべき問題を聞きに行ったのですが、その時、先生は息子にやるべき問題を教えつつも「残りの時間を算数に全振りしないように」という一言を言って下さいました。その一言には息子も親もハッとさせられました。東海中学は配点が全て100点。算数にばかり気を取られていましたが、例え算数ができなくても理科や社会で挽回できるチャンスがあるということに改めて気づかされました。そこからは言われた通り、算数ばかりでなく他の教科も満遍なく勉強し本番を迎えました。

 そして本番当日。東海中学の門をくぐり、「行ってきます‼」と手を振りながら、一人で校舎に向かって行く息子の背中は今でも鮮明に思い出すことができます。その時、結果はどうであれ、元気に憧れの東海中学の入試にチャレンジできるということに感動しました。

 試験が終わり校舎から出てきたばかりの息子は、疲れ切った様子でしたが「あんなに集中できたのは初めてかもしれない。」と手応えを感じていたようでした。算数も出来たとは言えないけれど、自分なりに解く問題の取捨選択ができたこと、得意な理科はいつも通り手応えがあったこと、社会は問題数が多いけれどスピードを意識したら見直しの時間もあったこと、国語は国語担当の先生とたくさん特訓した通り自由記述をまず埋めたことで落ち着いて他の問題にも取り組めたこと……等々話してくれ、それを聞いた私はこれは合格できるかもしれない……と秘かに期待をしました。

 そして合格発表ではパソコンに「合格」の文字を見て、息子はホッとした表情でガッツポーズ、夫婦は号泣でした。

 受験期間を通して、親として一番の反省点は、もう少し息子の状況をしっかり把握してやるべきだったと思いました。我が家は共働きということもあり、夏休みも夏期講習には参加していたとはいえ、家で一人で過ごすことも多く、常に大人の目があるところで勉強していたわけではありませんでした。そこはやはり小学生。きっと一人でいた時は、テレビを見たり、漫画を読んだりして過ごしていた時間も多かったのではないかと思います。親としては仕事や家事の忙しさを言い訳にせず、宿題はやりきれているのか、苦手な単元はどこなのか等、きちんと把握して、都度、先生とも共有をして、ベストタイミングで声かけをしていけば、ここまでハラハラドキドキしなくても済んだのではないかと思いました。

 それでも最終的に第一志望の学校から合格を頂けた理由のひとつには、息子自身が、中学受験をすると決めた小四から東海中学の合格を疑わず、最後まで諦めなかった気持ちだと思います。東海プレやプレ中で20%未満の成績を取ったこともありましたが、何故か本人は本番ではできるという根拠のない自信を持っていました。親からすれば、結果が出ていないのに何でそんなに自信があるの‼と突っ込みまくりでしたが、結果的にはそのどんな状況であろうと自分は東海に行くんだ‼という強い気持ちを持ち続けることは、とても大切だったんだなと思います。

 この場をお借りし、名進研のお世話になった先生方、一緒に頑張ってくれたお友達に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

「受験辞める」「やっぱり続ける」の会話がなくなった小6の夏休み

 我が家の長男は長女の影響で中学受験を決めて、名進研に三年間お世話になりました。
 東海中学、滝中学、名古屋中学(スカラー)、愛知中学(特別奨学生A)で合格をいただき、四月から東海中学に通います。

 受験が終わり、この体験記を書く上で、長男にとって一番しんどかったことは何だろうと考えたときに、私たち親が常に「他のことに興味がわいたら辞めていいし、続けたいなら続ければいい。」というスタンスだったことだと思います。続けてもいいし辞めてもいい自由は、中学受験をするもやめるも覚悟が伴うので、小学生には重いものを背負わせたかもしれません。我が家では三年間、長男との会話の中で、「受験やめる。」「はい、了解。」「やっぱり続ける。」「はい、わかりました。」という掛け合いが何度もありました。でも、悩んだときに、親の意見に左右されないで自分で答えを出した道で合格をつかみ取ってほしい、それが一番の成功体験になると思ったので、子供の「やる」「やらない」に振り回された時間は、無駄な時間ではなかったと思います。

 長男は典型的な算数男子で、国語が苦手でした。親としてサポートできることがわからず、先生に相談したところ、毎週、授業前に国語の補習をしていただけることになりました。授業ではないのに本当に細かいところまで目を通していただき、長男も先生の気持ちにこたえようと毎週休まずに補習に通いました。結果、名古屋中学の受験では苦手な国語が合格平均点よりも10~15点以上高く、第一希望の東海中学の受験に向けて更に前向きになれる結果となりました。最後まで長男に付き合ってくださった先生には心から感謝しております。

 名進研に通う中で、息子は同じ校舎で常にトップの席に座る女の子を抜かすことを目標にしていました。でも、小学六年生夏休み前のテストで、そのトップの子を抜いたのは、息子ではなく他の友達でした。この頃から息子の様子に少し変化がありました。
長男は気分にムラがあり、気分を損ねると机に全く向かわなくなる面倒なところがあり、最後の夏休みも悩まされるだろうと思っていました。ところが夏休み中、そんな様子は全くなく、驚くほどひたむきで、休まず授業に出て、宿題は必ず全て終える努力をして、充実した夏休みを過ごしました。夏休み前の出来事が少なからず息子に影響を与えたのだと思います。この頃から、受験やめる、やめないの会話はめっきり少なくなりました。長男に受験をする覚悟ができた出来事だったのだと思います。親には代わってやることができない、塾友の存在は息子にとって、とても大きかったです。

 受験が終わった後の話なのですが、東海中学の入学説明会の日、先生の話の中で「今までは受験をする友達と『競争』していたと思いますが、これからは東海の友達と共に走る『共走』をしていきましょう」というような言葉がありました。その言葉を聞いて、私はなんとなく、息子が名進研で友達と過ごしていた時に、すでに『共走』していた気がするなぁと感じたのです。名進研での三年間、息子の話の中には、同じ校舎の友達、ターミナル校で仲良くなった友達の名前がたくさん出てきて、勉強は大変でも毎日楽しそうでした。授業やプレ入試の後に名進研の友達を見つけて話しかけて、「もう社会のプリント終わったの⁈僕もあと少しだけどね‼」「この問題難しかった。どうやってやった?すごいね‼」など会話が聞こえてきて、その関係性がとても素敵だと感じていました。友達の得意分野を尊敬し、自分も近づきたいと思える心も、名進研の先生方に育てていただけたのだと思います。息子は名進研での時間の中で、東海中学の生徒になる準備も、すでにしていたのだと思います。

 あともう一つ、勉強とは離れますが、お伝えしたいことがあります。長女も長男も、どれだけストレスが溜まって、勉強のことで言い合いになった後も、「お弁当おいしかった。ありがとう。」という言葉は必ずくれました。毎日言ってくれるので、なぜか聞いたところ、校舎の先生に「お父さんとお母さんに支えられていることを忘れないように」ということをよく言われていたそうです。実は子供達だけでなく母親である私も、先生方に助けられていたのだと、ほっこり温かい気持ちになりました。

 三年間、子供たちの成長に付き合っていただき、感謝しています。こんなに濃い三年間はもうないかもしれません。きっと良かったことも良くなかったことも、これからの子供たちの支えになると思います。
 本当に有難うございました。

合格への道筋が見えた2つの瞬間

 この春から息子は東海中学に通います。

 息子が中学受験を始めたのは、高校受験を考えた時に、親から見て内申点で苦しむ(美術や音楽が苦手なため)息子の姿が目に浮かんだからです。また同じくらいの学力の友達と切磋琢磨できることも魅力であったため、中学受験を勧めました。どうせやるなら目標は高くと東海中学合格を目標としました。こうして親主導で始まった中学受験ですが、私も妻も中学受験を経験していません。東海中学の入試問題を見た時は、こんな難しい問題をあと数年で解けるようになるのか?とんでもないことを始めてしまったな、と不安な気持ちでいっぱいでした。

 しかし、その気持ちが解消され、合格への道筋が見えた瞬間が二回ありました。一回目は東海中学の入試説明会を聞きに行った時です。各教科ごとにどんなことに力を入れて勉強を進めていけばよいのかを丁寧に説明してもらえ、見たことがない問題でも難しいと考えるのではなく、基礎学習で経験値を高めていけば解けるような問題が出題されていることを教えてもらいました。難しい問題よりむしろ、基礎的な問題をしっかりと解けるようにしていけばよいと分かったことはすごく大きかったです。説明会では他にも、日常生活の会話のなかで学習内容と結びつける事柄がたくさんあることなど、目からウロコのような話がいろいろ聞けてとても良かったです。

 二回目に合格への道筋が見えた瞬間は、息子自身から「サンデー名進研を受講したいです。」と進言してきた時です。やはり受験では本人のやる気が一番大切なのではないかと思います。自分から日曜日も授業を受講したい、もっと勉強して頑張りたいという気持ちが芽生えたことは親としても、子供の成長を実感できたのでとても嬉しく、中学受験を勧めてよかったなと思いました。

 息子がやる気になったのは、名進研での授業がとても有意義で、楽しく受講できたからだと思います。良い先生に恵まれ、良い仲間と良い環境で勉強できたことは、息子にとって大きな財産となりました。時には厳しく、最後まで親身になって勉強をみていただいた先生方にはとても感謝しています。本当にありがとうございました。

合格体験記録

 「そんなに緊張しなかったよ。」これが娘の入学試験終了直後の言葉でした。保護者の待合室でハラハラしながら過ごした親とは対照的に落ち着いて全てをやり切った様子であり、娘は名進研での受験勉強を通して非常に成長したと感じました。結果は本人の希望する女子中に見事合格。合格を勝ち取ったのはまぎれもなく本人ですが、この合格は名進研なしでは勝ち取れなかったと思います。終わってみればあっという間のように感じますが、合格に至るまでは娘や親にとって苦難の連続でした。

 その苦難の中でも一番のものは、なんといっても苦手な算数の点が一向に上がらなかったことでした。算数以外の国語、社会、理科の三教科は目指している学校の偏差値をおおむね満たしていたのですが、算数が極端にできなかったためにどうしても足を引っ張っていました。本人と親の二人三脚で算数の点数の改善に取り組もうとしたものの、苦手意識がどうしても克服できず、解けない問題に一緒に取り組めば喧嘩になるといった有様でした。そのため半ばお手上げで、何度も何度も名進研の先生に相談させていただきました。担当の先生からはまずは基本中の基本の問題だけでいいから確実に解けるようになろう‼とアドバイスいただき、その言葉を親子でひたすら信じました。相談をすれば、必ず的確なアドバイスをくださった名進研の先生方には本当に救われました。

 また、六年生から始まった各私立中学でのプレ中模試にも非常に大きな助けとなりました。娘にとって、また多くの受験生にとって入試本番は人生で経験したことのない程緊張する瞬間です。普段からあがり症気味な娘にとって、プレ中模試の経験なしにいきなり本番の入試を迎えたとしたら実力の半分も出せなかったのではないかと思います。第一志望の学校での試験ももちろんプレ中模試で経験済みであったため、落ち着いて試験に臨むことができ、「そんなに緊張しなかったよ。」という言葉が入試直後に出たのだと思います。

 最後になりましたが、改めて名進研の先生方に感謝申し上げます。合格の報告をお電話で名進研の先生にしたところ、自分のことのように喜んでいただき、思わず電話越しに涙いたしました。これまで親子共々に本当にお世話になりました。この娘の受験体験記がこれから受験を迎える生徒様と保護者の方々にとっての一助となりましたら幸いです

親と子の成長 ~PART2~

 三年前、長女が中学受験をし、とても楽しく充実した中学校生活を送っていました。それを毎日近くで見ていた次女も、自然と中学受験をしようと思うようになりました。

 小五から名進研に入り、二年間の長い戦い。我が家の二度目の受験。目標は『頑張れる人間になる』。受験を通じ努力して結果のでる喜び、努力しても叶わない悔しさ、困難に立ち向かう気持ち、何かに打ち込む素晴らしさを学んでほしい。
 勉強では日頃の生活の中で地名や地方の特産物、気候の特徴などを話したりお風呂のお湯を使い浮力の話をしたりテキストだけではなくイメージしやすいように工夫をしました。

 六年生になると予想通り範囲の広さに苦戦。何かを覚えるとその前のことを忘れてしまう。勉強の時間は取れていましたが、大事なのは量より質と言い続けていました。
 この『質』を理解するのがとても難しい。ましてや小学生に質とは……。量なら、今日は何時間……何ページ……何時まで……
これだけやったよと言えますが。『質の高い勉強』というのは結果が出ないとわからない。この質が高いことを要領が良いというのだと。その要領の良さは人それぞれ違い、理解する時間も、処理する速度も、性格も違う。子育てをしていく中でわかっているつもりでしたが受験を通じて改めて実感しました。何回やってもできなかったり忘れてしまう時は怒ってしまったり怒ってしまったことに私自身が落ち込むこともありました。子供と共に親も成長しなければと思いました。

 受験前は本当に頑張って勉強をしていて、その姿を見ているだけで成長を感じました。受かっても受からなくても意味のある時間だったと心から思えました。そして四校受験し、三校の合格をいただくことができました。この受験を頑張り乗りきった子は、この後の人生でも頑張れる。受験後、友達と楽しそうに遊びに行く姿、プレッシャーから解放された笑顔、頑張ったからこそ、辛い思いもしたからこそ感じることができるのだと思います。

 受験を通じて親と子、家族の絆は深まります。
 『パパも仕事の後、私と勉強したりお迎え来たり大変だよね』と言われたことがとても印象に残っています。
 これから先、進学する学校を楽しくするのも、失敗だったと思うのも本人次第。それは大学でも就職でも起業でも同様です。自ら人生を楽しくする力を付けて欲しい。
 そのために、この中学受験というのは大きな経験になったと思います。

みんなで合格いただきます!!

 小学校四年生の二月に名進研へ入会、二年間の頑張りによって第一志望であった滝中学校の合格を勝ち取ることができました。

 我が家は夫婦ともに中学受験の経験がなく、どのように受験をクリアしていけば良いのか不安な日々でした。そんな中で一番気をつけたのが、子供のモチベーションをどのように維持していくかです。問題の解き方や勉強の仕方、受験対策などはプロである名進研の先生にお任せできますが、受験する子供のモチベーションをキープしていくのは先生だけではなく、親にとっての大事な受験対策だと思いました。

 四年生の二月から受験勉強を開始したため、受験まで二年ありました。「二年」と言葉にすれば短いように感じますが、受験勉強する子供にとって二年は長く、二年後の「受験合格」だけを目標としてしまうと途中で止まってしまうのが心配でした。そこで活用したのが毎月実施していた実力テスト(六年生からはプレ中)です。月一回のテストであれば細かく目標を設定できたため、子供にとって良い目標となりました。例えば、最終目標である滝中合格ラインの偏差値から逆算し、「五年生のこの月までには、偏差値をここまで上げよう。」「今回のテストは偏差値ここを目指そう。」と親子で話しながら、毎月目標を決めて一つ一つクリアしていくようにしました。

 当然毎回目標をクリアできるわけではなく、時には目標に届かないこともありました。ただそんな時は、「なぜ目標に届かなかったのか。」「目標に届くためにはどうすればよかったのか。」「次回目標に届くためにはどうすればよいのか。」を考えることによって、次に向かう活力に変えていました。

 毎月の目標設定は、モチベーションの維持だけではなく子供の積極性にも貢献するようになりました。入塾当初はなかなか先生に質問へ行けなかったのですが、徐々に変わっていき自ら積極的に質問していけるようになりました。疑問に思ったこと、分からなかったことを自ら聞きに行くと本人の中でより明確になり、次回同じような問題が出た時には対処できるにようになっていきました。

 受験は子供だけではなく、家族一体となって乗り切るものだと思います。家族それぞれによってやり方は違うと思いますが、少しでも参考になればと思います。

名進研でともに成長した3年間

 息子はこの度、東海中学、滝中学、名古屋中学(スカラー)、愛知中学(特奨A)の合格を得ることができました。振り返ると、知らない世界の中で親子ともども名進研に導いていただいた三年間でした。

 息子は三年生の二月から名進研に通いました。当時の実力テストの偏差値は50前後でした。その後、五年生の前期からSクラスにお世話になり、六年生でもαクラスを続けさせていただいて入試本番に臨みました。

 思い出してみると、一番良かったと感じていることは、名進研の先生方を信頼して、いただいたご指示に沿って取り組んだことです。五年生前期のSクラスに入った最初の実力テストでいきなり50台の偏差値に戻ってしまい、後期のSクラスの継続のためには残り二回の実力テストで平均偏差値65が必要となってしまいました。当時、息子は一度として偏差値65を上回ったことはなく、Sクラス入室直後に絶望的な気持ちになってしまいました。

 慌てふためく保護者に対して、名進研の先生方から「特別なことをする必要はなく、今まで通りしっかり授業に取り組めば自ずと結果はついてくるから一緒にやりましょう」という冷静かつ温かいアドバイスをいただきました。気を取り直して、「間違えた問題の正しい解き方をしっかりマスターする」という基本に立ち返って、親子で協力して残り二回の実力テストに臨みました。その結果、後期もSクラスを継続することができました。

 家では我儘いっぱいの息子が、名進研の授業ではとても素直に先生方の指示に従い、かつ時間の限り勉強に集中していたようです。これは本当に先生方のご指導と名進研の雰囲気に導かれたとしか思えないことでした。

 一方で、αクラスで全国の難関校を視野に入れながら、最終的にそれらの中学に届くレベルまでは伸ばすことができなかったことは反省点です。

 三年生の二月に名進研に通い始めたときの思いは、東海中学を安心して受験できるレベルになりたい、ということでした。その思いを抱いて先生方に導かれながら頑張っている中で、αクラスで全国難関校を目指すという新たな高い目標が生まれました。そのときに新しい目標に完全に切り替えることができずに心が揺れ続けました。この心の揺れを抑えられなかったことが最後まで影響したと感じています。

 結果として全国難関校には届きませんでしたが、それらの学校を一度でも視野に入れて頑張った経験は息子にとってかけがえのないものです。そして、αクラスでなかったら、ここまで息子の成績を伸ばすことはできなかったと思います。最終的に東海中学をはじめ、十分過ぎるほどの結果をいただきました。全国難関校への想いを一つの課題として、息子の新たな生活を見守っていきたいと考えています。名進研にお世話になって本当に良かったです。ありがとうございました。

小五夏入会 偏差値20以上アップした方法

 全く中学受験なんて考えたこともなく、小一から小四まで海外で暮らしていました。

 日本に帰ってきて友人に会った時、我が子達は県立の中高一貫校の一期生になる世代だと教えてもらいました。そんな進路の選択肢があることを知ったら、一度情報を集めた上で、今後の進路を決めたら良いなと思い、いくつかの塾に話を聞きに行きました。
四年生の二分の一成人式の時、学校で参観日があり、将来の夢について発表がありました。我が子は獣医になりたいという夢をしっかり語っていました。その夢は日本に帰ってきて五年生になっても変わっておらず、その夢を実現させるための進路を一緒に考えました。それには医学部に入る子が多い東海を目指すのがいいんじゃないかという結論になり、中学受験をしようと決意しました。そして一番通いやすい場所にあり、中学受験を専門にしてる名進研に入会しました。

 塾は通ったことはありませんでしたが、海外で通信教育や公文をやっていました。ただ、やはり中学受験となると内容はかなり違い、難しさに戸惑う日々でした。夏期講習後のテストで取った点数は、今まで見たことないような点数が並んで、国語だけギリギリ50点超えただけ。偏差値42でした。みんなはもっと早くから入会し、この難しい問題に向き合っているので、これはみんなと同じペースでやっても追いつけないと思いました。ただ、何からやったらいいのか、分からないことも多く、夫婦共に中学受験の経験もなかったため、インターネットで情報を集めました。勉強を教えることは、名進研の先生方にお任せして、より良い環境作りを最後まで心がけました。

 お風呂には暗記のポスターを貼り、朝食時間はYouTubeの聞き流しで問題を解いたりしてました。教材の整理整頓、プリント類の整理、筆記用具の見直し、丸つけ、スケジュール管理。特にスケジュール管理は徹底してやりました。私が算理社の一週間の復習テストを作成して丸つけ、間違えた数をチェックし、間違い0になるまで何度もやりました。更にその結果を一覧表にして、部屋に張り出していました。復習テストもレベル分けをして、基本問題ができたら応用問題と一つの単元でも分けてやりました。
間違えた暗記系の問題は、付箋に書き出し、机の目につくところに貼りました。暗記できたと思えた段階で、ノートに貼っていき、間違えた問題だけ集めたノートを作りました。テストの時にはこのノートを持参して見直しました。

 また体力も大事だと思っていたので、それまで習っていたピアノと英語は辞めてしまいましたが、空手は六年夏まで続けていました。食事はテスト当日は何が良いか、色々試しながら毎回変えて、入試当日はその試した中から本人に選んでもらい用意しました。受験のストレスと反抗期で、六年頃からは、物は投げられ、プリントは破られ、大変な日々でしたが、テストの結果は少しずつ上がっていきました。

 六年の夏頃が一番ピークで荒れていたと思います。この頃にはかなり家庭内で制約を厳しくして、ゲーム禁止、テレビもほぼ見ない、遊びに行くこともしないなど、楽しめるものはほぼなかったような生活でした。よくテレビのリモコンは持ち歩いていました。かなり縛りのある生活でしたが、六年夏期講習のテストでは、偏差値63.5、算数は5位に入る大健闘でした。

 秋以降になると、国語の伸び悩みがかなり重くのしかかり、この辺りでサーパス、漢字の要をしっかりやるようになりました。長文読解の力をつけさせたかったのですが、家庭内では難しく、ここは塾にまるっきりお任せしている状態でした。またずっと朝学をしており、計算トレーニングと漢字は毎日やっていました。これは入試の当日もやりました。国語は何度も国語担当の先生に相談しましたが、毎日気にかけてくださったようで、苦手だった長文読解も少しずつですが点数が取れるようになりました。

 一月に入ると、学校からインフルエンザで学級閉鎖のクラスが出たと連絡があり、一月後半は学校はお休みしていました。またうちは下に兄弟がいたので、二人とも休むと家ではなかなか集中しないため、この時は午前中は図書館を利用させていただき、午後の開校時間に合わせて塾に行きました。通っていた校舎で、我が子ほど自習室を利用した子はいないんじゃないかというくらい、この受験の期間は自習室にも通いました。家庭ではどんなに集中しようとしても難しく、強制的に勉強できる環境が良いと思ったからです。このような日々を送り、名電、名古屋、東海、滝の受験校全て合格することができました。

 受験を通して、かなりの苦労はありましたが良い結果に結びつき、名進研の先生方には感謝しかありません。
 我が家の体験記が、これから受験を迎える方の少しでもエールになれば嬉しいです。ありがとうございました。

難関校受験をサポートした父の体験談 ~息子と苦楽を共にした三年~

この度、愛光、ラ・サール、東海、滝と受験校全てに合格をいただきましたが、決して順調な日々ではありませんでした。私もこの合格体験記を大変参考にさせていただきましたので、少しでも皆様の参考になればと振り返ってみたいと思います。

名進研を選んだ理由は、東海圏の受験に実績があることに加え、東海・南女・滝の合格保証をうたったSクラスが新規設定されたことでした。受験をするならぜひ地元の雄である東海中学を目指して、というのが親の希望でしたので、もしSクラスに入れるならこれほど頼もしい環境はないと感じました。

習い事はサッカー・野球・水泳・空手・英語・ピアノとたくさんやっていましたが、勉強と言えば「チャレンジ」をやっているくらいでした。そしてこれら習い事をどう整理していくかは、日々様子を見ながらというような感じで、四年生から名進研に入りましたが、入会時はSクラスの認定には届かずJSクラスでスタートしました。すぐに友達もでき、先生方の授業もおもしろく、楽しんで通塾していました。漢字テストで100点を取ることや、実力テスト毎に変わる席順で、一つでも上に行くことをモチベーションに頑張っていました。また、テスト成績優秀者として名前が掲載されることも、息子のモチベーションとなり、悪くても百番以内を目標としていました。もちろん百番を下回り名前が掲載されなかったこともあり、その時は発狂していましたが、後期からSクラスの認定をいただきました。

私の期待通り、Sクラスは息子にとってさらにモチベーションを上げる環境でした。少人数制であるため先生との距離も近く、優秀なクラスメイトと切磋琢磨でき、何よりも一度いただいた認定を手放したくない、という気持ちを持っていたのが良かったと思います。成績のアップダウンはありましたが、最後までSクラスの環境で勉強させていただいたことは、息子にとって大きな自信・プライドになったかと思います。五年生、六年生共おおむね五十番以内、偏差値も60台半ば~後半といったところでした。

ここまで述べた限りではやはり順調だったと思われるでしょうが、私なりの気苦労も述べたいと思います。

【四年生】
まず、たくさんの習い事をどう整理していくかでした。サッカー・野球は高学年になると休日に試合が組まれ、かぶってしまうことが多くなり、息子の意志でサッカーを選びました。このサッカーも平日一日の通常スクールと土日のクラブチームでの練習・試合があり、勉強時間の確保が大変でした。しかし一番楽しんでいた習い事でしたので、息抜きになるならばとクラブチームは五年冬まで、スクールは六年夏まで続けました。水泳は級の区切りのいいところで四年秋に辞めました。空手・英語・ピアノはあまり本意で習っていたわけではなかったので、空手・英語は四年生いっぱいで辞めました。ピアノは親子共なかなか辞める決断ができず、六年春まで細々と続けました。親としては送り迎え、子供にとっては勉強と習い事の両立に忙殺された四年生でした。

【五年生】
五年生はだいぶ習い事が整理されましたが、宿題を含めこなさなければならない量も増えた上に難度も上がるため、時間に追われる感は変わらなかったかと思います。サッカーで土日がつぶれることも多く(テストは優先しました)、合宿で夏期・冬期講習は断念しました。また、ピアノを続ける限りは練習時間も必要となってきますので、思い通りに勉強が進まない時期はこれがストレスになりました。また、東海中学を目指して受験勉強を開始したはずが、四年生途中から関西の難関校を第一志望として口にするようになり、その想いがどんどん強くなっていったため、それなら他塾の方がいいのではと転塾も検討し、地に足がつかない時期もありました(結局、途中で転塾するよりも名進研を信じるという結論になりました)。国語の成績は不安定で、偏差値
70近く取ることもあれば50くらいに落ち込むこともありました。やみくもに問題をこなしてできる教科でもなく、何度も先生に相談しました。

【六年生】
六年生はテスト範囲も無くなり、いよいよ実力が試されます。五年生までの実力テストは範囲があるので、ある程度出そうな内容をサポートしてやり、それをこなしてくれれば大丈夫という親の安心感があっただけに、一回目のプレ中はどうなるのか不安でした。しかし五年生までと変わらない結果に、今までやってきたことは間違いじゃなかったと思うと同時に、このまま息子と名進研を信じて私はプリント整理などサポートに徹しようと決意しました(五年生途中まではいつも息子の横で勉強をチェックしていました)。
いよいよ勝負の夏という意気込みで夏期講習期間に入りましたが、想像以上に日々の課題が多く、息子はこなしていくことができませんでした。通い慣れた校舎・先生と離れたことも大きかったのかもしれません。親から見て、完全にペースを見失っていました。私も先生方と連絡を取りながら、優先順位をつけてやれるようにサポートしました。気合いが空回りとなった感のある夏でしたが、毎日過酷だったかと思います。講習が終わったら自分の校舎の自習室へ行き、最後まで駆け抜けただけでも立派なことだったと今では思います。
東海に限って言うと、息子の名進研の実力テストやプレ中の成績からすれば合格は大いに希望を持って良かったかと思います。しかしサピックスオープンでは偏差値50を上回ることは一度もなく、ただ名進研のテストと相性がいいだけなのではという思いが最後まで払拭できませんでした。案の定、六年秋に受けた志望校別プレや他塾模試での判定は50%未満というような結果でした。特に算数は過去問でも志望校別プレでも30~40点でした。プレ中では偏差値65前後の点数を取っているので、先生からは決して算数は苦手じゃないとおっしゃっていただいていましたが、算数の難度が高いと言われる東海中学へは苦手意識を持ったまま入試に挑むことになりました。

【受験校】
秋まで関西の難関校と迷っていた第一志望は東海、それの併願校として愛光、ラ・サールを選びました。将来医学部を目指したいという理由から、もし東海がだめでも納得して入学できる学校選びをしました。また、両校共癖のない標準的な問題傾向であることを知り、過去問演習による学習効果は高いと判断しました。愛光の入試が年明け早々にあるため、正月特訓には参加せずその間は愛光対策に当てました。ラ・サールの入試は名古屋中学と同日であるため、愛光の結果次第でどちらを受けるか決めることにしました。ラ・サールはチャレンジ校に位置するため、もし合格できれば東海に向けて大きな弾みになるかと思い出願しました(息子は合格する自信がない上にわざわざ鹿児島まで行くのを渋っていましたが)。
夏期講習期間の空回りがあったので、冬休み期間の過ごし方には慎重になりました。正月特訓に参加しなかったのもそれが理由でした(クラスで参加しなかったのは息子だけだったようです)。しかし、この期間に腰を据えてしっかり愛光対策をすることができ、自信を持って挑むことができました。一月中旬から学校も休み、ラ・サール対策に当てました。過去問を六年分解きましたが、意外と合格点に達することがわかると、こちらも自信を持って挑むことができました。ラ・サールを併願校としたのは、仮想東海という位置付けでもありました。東海と同等レベルの受験層が全国から集まること、やはり算数がポイントになること、その割に算数は東海のような難問ばかりではないので、息子でも勝負ができるのではないかと考えました。
愛光、ラ・サール共に受かる自信を持って挑めたこと、試験が終わって晴れ晴れとした表情で「力は出し切れた。これで落ちたら仕方ない。」と言い切ってくれたので、併願校として選んで良かったと思いました。難関校である両校の合格は東海に向けて大きな自信と弾みになったと思います。息子との二人旅も良い思い出です。

参考までに、私から見た息子の各教科傾向や家族の関わり方を述べておこうと思います。
【国語】 先ほども述べた通り、六年秋まで上昇・下降の激しい科目でした。漢字や言語事項はまずまずできていたかと思います。
読解スピードが遅く最後まで解ききれない、物語文に入り込み自分なりの解釈をしてしまう、記述が苦手などが原因でした。これらを先生と共有させていただき、個別補習で徹底的に御指導いただきました。冬の演習授業の頃には安定した得点を取れるようになってきたのを見て、国語で大コケはしないかな、男子校ならむしろプラス教科になるかな、という算段がついたのが大きく、気持ち的にも楽になりました。

【算数】 これも先ほど述べた通り、標準レベルでは戦える力があったかと思いますが、東海レベルの算数を戦うとなると力不足と言わざるを得ませんでした。ここは欲を出さず、直前は計算・小問、標準的な文章題は丁寧に確実に解くことを心掛けさせました。東海はもちろんラ・サールも難解な図形問題が出ますが、解けたらラッキーな気持ちで問題を一見して難しそうであれば捨てて、他に時間を使うようアドバイスしました。十二月に先生から、「平均点が高くなれば戦えるのでこっちのもの、低ければ皆できないから差をつけられないのでこっちのもの。」とおっしゃっていただきましたが、最後はこの言葉が気持ちを楽にさせてくれました。ちなみに、東海の算数は八問空欄になったと言って出てきました……(笑)。

【社会】 得点源ではないかもしれませんが、一番安定していました。習い事の行き来の車内時間を有効活用しようと歴史のDVDをよく見ていました。名進研からの補助プリントも充実しており、それらを着実にこなしていくというような勉強法でした。私としては直前期に詰め込むイメージを持っていましたが、直前期に他の科目に時間を費やせたことは大きかったかと思います。

【理科】 隠れ苦手科目でした。実力テスト・プレ中で総合偏差値60台後半でも理科は60前後で、得点源になることはありませんでした。先生に相談しても特に苦手分野はなさそうとのことでしたが、何度か個別補習をしていただきました。そこで判明したのがスピードが遅いことでした。そのため、計算問題や読解が必要な文章題を慌てて解いて間違う、という傾向にあったかと思います。私からは試験開始時に時間配分の目安を付けること、算数同様一見難しそうな問題は後回しにすることをアドバイスしました。

【家族】
うちは息子の下に妹・弟がいます。弟はまだ年少ですが、兄が勉強を頑張っていることや邪魔をしてはいけないことは何となく理解していたかと思います。遊び盛りの時期にも関わらず、この一年はあまり楽しくなかったかと思います。毎日遅くまでホームルームに預け、時には祖父母の家で寝泊まりし、小さいながらも協力してくれました。たくさん寂しい思いをさせました。妹は三年生ですが、やはり家族で出かける時間がなく寂しい思いをさせたかと思います。しかし、状況をちゃんと理解してくれ、弟の世話を率先してやってくれたり、自分の習い事は一人で行き来してくれたり、受験直前にはお守りを手作りしてくれたり、一番の理解者であり応援者であったかと思います。
妻は細かいところによく目が行き届くので、漢字の誤字・汚字をチェックしたり、社会で記憶の怪しい知識の整理(家のトイレや洗面所に貼ったり、ノートにまとめたり)やよくわからない時事問題をユーチューブで調べてくれたりしました。なんといっても毎日のお弁当は息子の大きな支えとなりました。自習室を愛用していた息子がそこでめいっぱい時間を過ごせるように、自習室が使える日は毎日お弁当を作っていました。昼夜二回お弁当を届けることも多々あり、本当に頭が下がります。

息子の受験を終えた上での私見ですが、中学受験はやはり親子の受験だと思います。どこまで介入するかはそれぞれだと思いますが、まだ十二歳の小学生の受験ですので親のサポートがあればあるほどそれが反映されるかと思います。勉強面は名進研の先生方にお任せしましたが、子供の特徴・傾向(よくやるミスや苦手な単元など)の把握や体調管理は親が一番効率的にしてやれるかと思います。ぜひ受験を親子のいい時間にしていただければと思います。きっといい思い出になるかと思います。

最後になりますが、息子に手厚く寄り添っていただいた本山校の先生方や別校舎で御指導いただきました先生方、仲良くしてくれたクラスメイトの皆さん、本当にありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。息子は第二の学校のように楽しんで三年間通塾することができました。しんどい時もあったと思いますが、親から見ても本当に通塾を楽しんでいました。同じ中学に進学するお友達もいますが、もう会うこともないお友達もいるかもしれません。しかし、皆さんとの時間があったからこそ乗り切れた三年間だと思います。息子には皆さんのことをいつまでも忘れないでいてほしいと思います。

名進研 私立中学受験コースJunior high school exam course

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