名進研 合格体験記
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保護者の声・評判(中学受験)

偶然の出会いからの合格

『これも何かの縁ですから……』
 五年生の夏休みも目前に迫った日曜日に掛けた電話。たまたま出勤されていた先生との会話。この二つの偶然から長女の私立中学合格までの長い道のりは始まりました。

 長女は、長男の時とは違い一年生から基本的な学習はしていましたが、成績の伸び悩みと人間関係から、中学受験もどうするかというような状況でした。親子で悩んだ末、五年生の夏休みからが最後のチャンスと思い名進研での中学受験を決断しました。
 入会テストの結果は、可もなく不可もなくのレベル。まずはJAクラスからの夏期講習が始まりました。授業についていくのと宿題をこなすので限界の毎日が続きました。それでも名進研の進め方と先生方との相性が良かったのか十月からは、ギリギリJSクラスに昇格しました。その後は、本人も頑張りましたがJSクラスの一番後ろの席が精一杯でした。

 六年生になっても毎週のテストゼミの結果に一喜一憂の連続。プレ中学入試の成績もJAとJSクラスを行ったり来たり。それでも夏期講習は、朝から弁当持参でターミナル校へ、講習後はそのまま夕食の弁当に持ち替えて所属校の自習室で夜までの毎日。この夏休みでの頑張りが十月のプレ中学入試に最高の成績という結果に出ました。この後は、安心したのか成績は伸び悩み。正月特訓教室でも頑張りましたが、最後のプレ中学入試では、周りの頑張りもありまさかの失速。それでも本番まで頑張り続けた結果、愛知淑徳中学校を含め三校の合格を頂くことが出来ました。

 長女は、反抗期も早く親の言うことには、全くというほど聞く耳を持ちません。逆に名進研の先生方から言われることは、しっかり聞いていました。そのため機会ある毎に先生と本人との面談をお願いしました。その結果を電話で聞いて状況を確認することの繰り返しが最後まで続きました。先生の前では、本心を話したり、精神的にも追い込まれ泣き出したりしていたそうです。これは合格してから知りましたが、どうしても歴史の年号が覚えられず、泣きながら授業を受けていたことも一度や二度ではなかったそうです。それでも最後まで一度も逃げることはありませんでした。本人の意地もあったのでしょうが名進研と先生方との絆がそうさせていたのだと信じています。愛知淑徳中学校合格の連絡時は、電話の向こうで先生方の拍手喝采。長女の頑張りを実感した瞬間でした。

 長女には、中学受験での苦労を忘れずに、夢の実現に向け努力を続けて欲しいと思います。これまでの名進研の先生方の熱意と生徒の頑張りを引き出す努力には、頭が下がる思いです。本当にありがとうございました。

親としてできること

 母親として何ができたのだろう……今思えば、私は息子の受験に際し、学習面では、すべて名進研の先生方にお任せして、ただ“心と体のケアとサポート”に徹していたような気がします。というか、それしかできませんでした。

 息子は三年生から名進研でお世話になりました。入会のきっかけは、家からの近さと習い事との兼ね合いでぴったり合う曜日に塾があったこと、でした。息子はサッカーが好きで、クラブチームに所属していましたが、四年生の頃、東海中学校サッカー部が市の大会で優勝したことが分かり、サッカー部が見たくて、東海中のサタデープログラムに行ったり、文化祭に出かけたりしました。東海中の雰囲気を味わう中で、息子は東海中にあこがれを持つようになり、そこでサッカーができることを目標にするようになりました。

 私はフルで仕事をしているので、入会した時から、宿題はすべて本人任せで、勉強に付き合ってあげたことはありませんでした。
ただ、自主的に宿題だけはやっていたようで、その積み重ねだけでも、息子にとっては大切な基礎力の定着となった気がします。
 そしてそれは、六年生になってからも変わらず(と言っても、五年後半くらいからはおそらく質問されたとしても、簡単には教えてあげられない内容に進んでいきました……)、今どんな内容の学習をしているのか、全く把握していませんでした。そういう点では、私は本当にダメ親だったのかもしれません。
 ただ、六年生では毎週テストゼミがあったので、その結果を見ながら、次への課題を話すようには心掛けました。テストで悪い成績を取れば、本人が一番ショックを受けているはずなので、それを責めることはせず、ただ間違えた所を分かるまでやり直して、その後は絶対に間違えないようにする、それを続けて行くことが、自分の力になっていくんだということを、繰り返し言い聞かせていました。テストゼミでも、プレ中学入試でも、志望校別の模試でも、間違えた問題については、「テストゼミ(プレ中学入試・志望校別プレ入試)で間違えて良かったね‼本番で同じような問題が出てももう大丈夫だね‼」と、前向きな気持ちで頑張れるように声を掛けようと心掛けていました。

 息子は、家で勉強するよりも、自習室でやる方が断然集中してやれると言うので、毎日夕食の弁当を運んでいました。肉や魚のタンパク質と野菜をたっぷり詰め込み、果物も必ず入れるようにして、家での食事同様、ビタミンの摂取に気を遣っていました。
 睡眠時間も、子ども自身はあまり気にしないので、強制的に打ち切らせて、寝るようにさせたことは何度もありました。そして気づいたときには、一年間、風邪をひいたり、体調を崩したりしたことは一切なく、最後まで乗り切ることができたのが何よりの強みになったと思います。
 十二月、一月と受験本番が近くなって来ると、子どもよりも親の方がキリキリしてきて、ちょっとしたことでもつい子どもに口うるさくなってしまいがちだった私。そんな頃の保護者会で、先生からこんな言葉をいただきました。
 「かぜと焦りはうつります。」
 私ははっとさせられました。入試が近づき、精神的に追い詰められていく子どもにとっての癒しであり、安心感を得たいはずの母親がこんな状態ではダメだと反省し、それからは“大丈夫だよ”と自信を持たせたり、“最後まで強い気持ち”と励ましたり、“やり切りなさい‼”と鼓舞したり。親の不安な感情は見せないように。それだけは気を付けました。
 名進研の先生方が常に「勝ち取れ」と言われる意味が、本当によくわかりました。自信の裏打ちとしての学習量。そして最後の最後まで絶対にあきらめない強い気持ち。自ら「合格を勝ち取りに行く」こと、それがすべてだということを教えていただいた気がします。

 息子は、名進研での貴重な経験を通して、精神的に本当に大きく成長しました。壁にぶつかっても、ぶれることなく目標に対して一心に向かっていき、努力することを怠らず続けて行けば、結果はついてくるのだ、という自信をもつことができた受験になりました。
 すべて名進研の先生方のお蔭だと思っています。息子は名進研のテキスト以外の勉強は全くしていません。親子とも最後まで名進研を信じ、やり切った結果、「勝ち取った」合格だったと思っています。
 これまでお世話になった先生方、心から感謝しております。ありがとうございました。

国語を大切に。

 新聞折り込み広告をきっかけに四年生から三年間名進研にお世話になりました。
 受験が終わって振り返ってみると、私にとってはとてもかけがえのない学びの時間と、息子にじっくり係われる時間をいただけたという感謝の気持ちで満たされています。
 三年前に名古屋市に引っ越してきて、主人が「僕の母校に通ってほしいな」と言ったことから、我が子の中学受験が始まりました。

 子どもが生まれてから、親子で野山を駆け回ったり、自然に戯れる時間に重きをおき、教育ママとは程遠かった私です。そんな私が月に数日しか休みのない主人に代わって、名古屋のどこにどんな私立中学校があるのかを知ることから始まり、保護者会や個人面談で様々な情報をいただき先生方にご指導いただきながら息子と二人三脚で三年間過ごしてきました。
 そして息子はというと、周囲の受験生と比べるとあまりにも幼過ぎて、私立中学校に入学するために受験勉強するという意欲はなかなか芽生えず、かといって、受験勉強をやめたいというわけでもなく、のんびりとした歩みでした。そんな彼が私と一緒に行った名古屋中学校の学校説明会で、「ここにきたい」とポツリと言ったときにやっと、自ら前向きになったようです。主人の母校ではないのですが、息子自身の思いを大切にしたいという気持ちは私たち夫婦に共通していましたので、主人の思いと、息子の思いとどちらも大事にしました。

 学習面については、わからないことは保護者が教えるよりも、できる限り先生に尋ねるようにと、先生から教えていただきましたので、スケジュール管理や生活のサポートに徹していました。ところが、六年生になってから国語が足を引っ張り、他の教科にも悪影響があったため、夏休みに、夏期講習の合間をぬって、息子と一緒に文章読解を中心とした中学受験国語を学習し、過去問の学習にもつなげていきました(先生、首を突っ込んでしまってすみません)。しかしこれが結果的に、息子にとっても私にとっても効果を発揮し、二人とも国語が好きになるという思いがけないプレゼントとなりました。後から思うと、これは低学年のうちから家庭学習ですべきだったことを私が怠っていたのだと確信しています。
 夏期講習で息子の学力が少しずつ定着するとともに、国語の読解力も少しずつですが上がっていきました。遅まきながら国語はすべての基本ということを実感しました。
 この学習効果がテストの点となって表れたのは受験直前のことでしたので、それまでなかなか点数の上がらないことに息子よりも私がやきもきすることもありましたが、待つという忍耐力もつきました。子育ての中で「待つ」ということが私の大の苦手分野なのです。

 主人の母校には届かず、残念な思いをさせてしまいましたが、息子自身が行きたいと言っていた名古屋中学校に合格でき、私と息子は大満足しています。そんな私たちの姿をみてきっと主人も納得してくれています。
 まだ十二歳の子供、されど十二歳。あっというまの時間ですね。大きな木になるための根っこをまだまだ伸ばす時期です。目には見えなくとも丈夫な根っこを育てつつ、私も息子と共に風にゆらゆら揺られながら、成長していこうと思います。

 受験勉強が終わった今、遊ぶ時間、学習の時間をメリハリつけて過ごすことができています。
 名進研で教えていただいた学習習慣がわが子にとって、私にとって、そして、娘たちにもしっかりと定着しています。
 六年生のプレ中学入試の時の保護者会では、松元先生と、各教科の先生のお話に励まされ、親としてどんなサポートをしていったらいいのかとか、今後のスケジュールなども詳しく教えていただけましたし、大変助かりました。
 三年間、所属校の先生方をはじめ、たくさんの先生方にお世話になり、大変感謝しております。

中学受験に向けての三年間

 息子が中学受験に向けてスタートを切ったのは、小学三年生の三学期からでした。将来の自分がめざす職業について本人と私ども父母で話し合い、私立中学をめざすことにしました。

 四年生から本格的に名進研での勉強がスタートし、四~五年生にかけては成績が比較的安定していたため、東海中学校と滝中学校をめざして頑張っていました。
 しかし、六年生になり、テスト範囲が広くなると、成績が落ち込み、不安定となったため、塾の先生方と相談することが複数回ありました。とくに夏休みの始まりの頃に低下し、九月からの勉強対策について相談させて頂きました。
 アドバイスとしては、テストゼミや実力テストの苦手部分の箇条書きを頂き、解き直すことで弱点補強を行っていくことでした。
 九月から十二月の三か月間、こつこつと弱点補強を行っていったところ、少しずつ成績が回復してきました。

 そして、いよいよ十二月下旬から本番が始まりました。その頃から過去問を解くことを中心に学習していました。
 一月に入り、本番直前にインフルエンザにかかるトラブルにあいましたが、本番当日、保健室受験も体験しました。応援に来ていただいた所属校の先生方にも励まされ、本番は合格することができました。
 
 結果として、海陽中等教育学校、愛知中学校、名古屋中学校、及び滝中学校に合格することができました。一番印象的だったのは、滝中学校の合格通知を頂いた時の本人の喜び様でした。
 本人が目標を達成できたのは、名進研の先生方のご指導と適切なアドバイス、精神面での支えがあり、身体技の三つのバランスをもって接して頂いたことであり、大変感謝しております。

 本人のめざす将来の目標に向かっての第一歩を踏み出すことができました。
 本当にありがとうございました。

七転八倒の日々

 受験も終わり、日々暖かさが増し春の訪れを感じられる様になってまいりました。悲喜こもごも味わった二月でしたが、娘と突き進んだ日々をゆっくり振り返ってみると、頑張ってきた娘、支えてくださった先生方、黙って見守ってくれた夫に、ただただ深い感謝を覚えるばかりです。

 マイペースで人といるより本が好きな娘の性格から私立に行った方が娘は幸せになる‼と母である私の強い希望から始まった受験生活でした。四年生から他塾で土日のみ通わせてみたところ、本人も私立に行くと口にする様になり、五年生から本格的にスタートさせました。電車通学に負担を感じ出したので、思いきって九月から徒歩で通える名進研にお世話になることにしました。同じ学校のお子さんも多くすんなり入っていけて「ホッ」としました。
 今思うとこの時期に九時に寝させないなど、苦しい六年生後半を意識した生活パターンを作っておけば良かったと、少し後悔しています。

 六年生で一気に学習量が増し、たっぷり寝ていた娘も宿題をこなすため連日十時過ぎまで起きて頑張るリズムを整えるのが本当に大変でした。ねむくてはかどらない宿題、膨大な量に放心するか、ため息をつく娘、既に私の手におえない算数への不安から「大丈夫?できてる?」と確認すると「んー?」と曖昧な返事ばかりの毎日。イライラした私が「嫌なら塾を辞めてもいいんだよ‼」と数え切れない程叫ぶ日々でした。しかし驚くことに泣きながら「続ける‼」と答えます。その度に「よーし‼」と心の中で褒めたものです。何十回とあったこのシーンで、一度たりとも「辞める」と言わない娘を見ては、名進研を信頼する気持ちを厚くしました。
 夏期講習は親も納得の成果でしたが、九月を過ぎたあたりから、娘の心身の疲れが見えはじめ、ゼミの評価も3・4を連発し出しました。本来加速していく時期に失速していく娘に“ヒヤヒヤ”と、頑張っているけどなぁ…の“モヤモヤ”を感じていました。
 十一月には学校生活にも影響が出てきて、学校から迎えの連絡がくるようになり、迎えに行くと毎回保健室でぐっすり寝ていました。担任の先生から四回目の連絡を頂いた時、「とても疲れています」と心配そうに様子を話されました。受験が娘の為に本当に良いのか、真剣に思い悩んだ時期です。すでに限界の体力では追いこみは無理だろうと予測できたからです。疲れると蕁麻疹が出るので、学校も休みながら、それでも塾には本人が行くと言うので通わせました。十二月からは勉強には口を出さず娘が必要と自分で判断したことを淡々と頑張るのを見守っていました。
 一月の直前になっても過去問や志望校別のプリントよりもゼミの勉強を優先している様でした。この時は受験生らしく闘志に燃え「五年生からキープしてきた、TN2から意地でもクラス落ちしない‼」と受験生活でみせた最初で最後の燃える闘魂。安心したのか再び現れることは無かったです(一月のゼミは一回にしていたので)。

 受験に必要なことは体力・気力だと痛感しました。十一歳のまだ心も幼い娘には両方十分とは言えず、残念ながら第一志望の学校から合格はいただけませんでした。しかし精一杯の力を尽くし努力して得た合格です。自信を持ち次の大いなる目標に向かって邁進する原動力になるでしょう。このような貴重なすばらしい経験をさせてくれた娘に、寒いなか朝早くから応援してくださった先生方に厚くお礼申し上げます。

 最後に、これから厳しい時期に突入される皆様、どうかあきらめないでください。この先にあるのは光であると、ご自分とお子様、何より先生方を信じ頑張りぬいてください。皆様に素晴らしい春が訪れますように。心より応援しております。

苦しかった受験

 「無理、勉強できない、何も考えられない‼」
 六年生の十月、これまで一生懸命勉強していた息子が壊れだしました。

 思い返せば、五年生の十二月までスポ少と塾との両立。テストゼミで土曜は練習に参加できない分、バッテングでチームの役に立ちたいと、毎日欠かさず素振りなどの自主練をし、マメだらけになった手の痛みを我慢しながら鉛筆を握り勉強する息子。やりすぎと練習を止めようとしても「やるからには両方、全力でやりたい」、そういう息子の想いを応援したくてサポートをしてきました。

 しかし、両方を全力で取り組むには、時間と体力が足りず、やがてストレスとなり、息子の頭には円形脱毛、さすがに限界。スポ少をあきらめることにしました。
 受験に専念するようになってからは、持ち前の頑張りで成績もあがりTN1へ、六年生からは俊秀をキープするようになりました。夏期講習もやる気満々、毎日自習室で最後まで勉強し頑張っていました。
 志望校も決め、本格的に受験態勢に入るのかなと思っていた時、息子の中で何かが壊れ始めました。

 「勉強しないといけないのはわかっているけど何にも考えられない、志望校は合格したいのに、どうしよう、イライラする、勉強やめたい‼だけど母さん、ここまで頑張ってきたんだからやめられないじゃないか‼」大暴れする息子に、私は、「なぜ今なの??」何とかしなければと焦ればあせるほど冷静さをなくし息子と衝突する始末。
 完全にやる気をなくし、机に向かっても、机と体の角度は広がるばかり、塾もただ通っているだけで意味ないと、わざとゆっくり仕度。塾まで送り、車から降りたと思ったら、逃走し私も泣きながら必死に追いかけるということもありました。テストもやる気がなく休んだり、納得いかない点数の時は問題用紙を破り散らし暴れる。こんな状態が続いたため、受験やめようと何度か話し合いましたが、息子に迷い苦しんでいる様子があったため、やめさせることもできない状態でした。

 そのような状態がずっと続き、十一月くらいだったでしょうか、息子が突然「ほんとはゲームがしたかったんだ」と言い、泣き出しました。これまで、受験のためと自らの決断でゲームを断ち、私が言わなくても自分でスポ少もゲームもやめた行動に“この子は大丈夫だ”と過信し、やりたいことをやめると決断した息子の気持ちを考えたことがなかったことに気づきました。十二歳ではじめての受験、志望校合格=勉強以外は我慢という考えを、私の“頑張れ”という言葉に応え続けるうちに、植え付けていたのかもしれません。

 そこからは、先生のアドバイスもあり塾でしっかり勉強し家ではゲームなど気分転換の時間をつくり、十時には寝るという生活を始め、時々暴れることはありましたが、勉強する気力が戻ってきました。成績は大きく下がることもなくそのまま入試の時期へ突入。合格もいただきこの勢いで、第一志望校合格いけるかなと思っていました。しかし、第一志望校の入試が近づくにつれ、またも息子に異変が…
 「母さん、お腹(胃)が痛い」「頭が痛い」と訴えることが多くなり、更に、「プレ中学入試は全く緊張しないけど、第一志望校入試は絶対緊張する」と負の自己暗示をかけはじめ、何とか暗示をとこうとしてみるもののとくことはできず、入試当日暗示はかかった状態で、緊張状態‼話しかけても聞こえていない。更に試験中は何度も胃痛に襲われ頭の中も真っ白だったようです。試験の終わった息子から「問題が全く頭に入ってこなかった」と落ち込み、今にも泣きそうな表情。家に帰ってから、問題の解きなおしはしないよう言ったものの、こっそり解きなおし「あーーーなんでこんな問題が解けなかったんだーあと五十点はとれていた。」やっちゃったのね、後悔しか残らないのに…。そして、結果は一点足らず不合格。その後は大変でしたが何とか気持ちを切り替え、第二志望校にご縁をいただきました。

 中学受験、息子と振り返り、苦しいことだらけでしたが、息子は「第一志望校落ちたのが一番つらかった。勉強しないといけないのはわかっていてもできなくてやめたかったのも本当だったけど、今は中学受験でいいこともあったし後悔はないよ」と言っています。
 この苦しかった受験を最後までやめずに成し遂げた事こそ、この先息子の力となり、中学からの六年間をどう切り開いてくれるか。失敗から、気づき学んだことを力に変え進んでいこうね。

衝撃の三日漬け

 四年生から名進研に通っていたものの、サッカー・陸上・ロードレースをやりつつ、ゲームもなかなかやめられず、成績も深海魚状態だった息子。優秀な方たちの合格体験記を読むたび落ちこんでいた私が、こうして筆をとろうと決意したのは、こんな「深海魚」の息子でも、最後の最後自分から・・・・スイッチが入った時、おそろしく集中できたということを後輩の皆様にお伝えしたかったからです。

 元々息子は、海陽中等教育学校に強い思い入れがあったので、特給・入試Ⅰ・入試Ⅱを予定していました。今から思えば私も甘かったと思いますが、プレ中学入試で合格判定が80%以上とついていたので、このどれかに受かってくれるだろう、特給は宝くじにしても、うまく行けばⅠでひっかかって、お正月はゆっくりできる?と淡い期待をしていました。

 ところがⅠも「不合格」。さすがに後がなくなり、冬期講習も正月特訓教室も、親子で悲愴な思いで臨みました。
 この時私の頭の中では、一月三日は休養し四日、五日は家で特訓、六日は最後の講習に行って即帰宅、ゆっくり体調を整えて七日の本番に臨む、というプランがありました。ところが、四日の朝に衝撃の発言「ボク社会がヤバイ」が出ました。理科社会の暗記が嫌いな子とはわかっていましたが、今言う?正月特訓教室でやってきたんじゃないの?と私の方がパニックになりかけました。
 しかし落ちこんでいるヒマはありません。四日~六日の間、朝から深夜まで、お風呂とトイレ以外はずっと私がはりついて、年号やら用語やらをひっきりなしに暗唱させ書かせ続けました。大事な入試の前日にこんなにヘトヘトになるまで一夜漬けしていたのは、うちの子だけだったと思います。
 幸いスポーツできたえた体力のおかげか、眠たがる様子もなく最後の本番に臨み、出てきた時に「社会が一番できた」と満足気でした。

 こんなにおそろしい「三日漬け」を本人の成功体験にしてほしくありませんし、今まで努力してきたことがあってこそこの直前特訓が活きたのだと思います。ただ、振り返ってみると、いつも周りに「やらされていた」息子が最後の最後で心の底から「海陽に行きたい」と思い自分の弱点に向かう勇気が出たおかげで、何とか合格をたぐり寄せることができたのだと思っています。

チャレンジ校に合格出来ました

 主人の転勤に伴い、地元を十年間離れていましたが、五年生の春に愛知県へ戻り、公立中学から高校受験するか、高校受験を避けて中高一貫校に挑戦するか、周りの様子を見ながらしばらく迷い、本人が一年だけ頑張ると覚悟を決めて、五年生の冬期講習から名進研へ通い始めました。スタートが遅かった事もあり、娘の第一希望は椙山女学園中学校で、チャレンジ校に金城学院中学校を目指し通塾しました。

 当初、宿題の多さに親子で必死でしたが、六年生からは自習室に通わせ、勉強は塾でするようになり、自宅では通塾の直前に慌てて宿題をする程度でした。自習室でチューターに質問すると、よく解るといい、しかし質問したいお友達が沢山居て並んで待つ事もあったようです。

 夏期講習で毎日のターミナル校への通塾が、本人には一番キツかったようで、嫌々通いました。夏期講習後の総仕上げテストは案の定、結果がよくありませんでしたが、これで頑張らないとダメだと自覚もしたようです。毎週のテストゼミは、自分の頑張りがすぐに成績に反映されるので、KS3→2→3と上下しましたが、プレ中学入試の結果は秋から安定し、少しずつ上向きに。この調子ならチャレンジ校も合格出来ると励まし、褒めて応援する日々でした。

 入試日が近づいた一月には、小学校をお休みする子も多い中、娘は一日も休む事なく、風邪も引かずに登校し続けました。小学校の先生も学校を休まずに受験勉強もしていた娘に応援メッセージをくださり、これで合格したらカッコ良いよね、と親子で気合いも入れて。入試日が近づくと共に、嫌なプレッシャーを感じながら、娘にはリラックスさせるよう、いつもと変わらない態度で接するようにと気を使いました。

 入試初日の金城学院中学校がチャレンジ校で、朝は目覚まし時計が鳴る前に目覚め、娘も見えない緊張もあったよう。入試後に娘に聞くといつものプレ中学入試みたいだったと満足そうだったので、名進研で毎月受けたプレ中学入試のおかげです。その後の面接前には緊張でドキドキの娘を落ち着かせて、しっかり面接でも話す事が出来ました。翌日の聖霊中学校は簡単だった~と嬉しい報告。聖霊中学校だけでなく、チャレンジ校だった金城学院中学校からも合格通知をもらうことが出来ました。翌週の椙山女学園中学校も、もちろん合格し、家族会議の結果、金城学院中学校に進学を決意しました。名進研に通い始めた頃には、金城学院中学校は夢の学校だったので、娘の頑張りに親としても誇りに思います。

 中学受験は親にもプレッシャーとなりますが、娘を信じて一緒に乗り越える親子の絆も強くなります。娘には一年だけの通塾で良かったと思えます。これ以上長い期間だと、失速してしまったかもしれません。たった一年と言い聞かせて一緒に頑張って本当に良かったです。娘の学力が着実に上昇し続けたのは、先生方のおかげです。塾を休まずに通い続け、この一年間はお友達と遊ぶ時間も無く、我慢する事が多かったのに、娘自身が中学受験して良かった。これから六年間は好きなことを思いっきりすると、今からワクワクの毎日です。諦めないで通塾していれば必ず学力はついてくると思いました。本人がやる気になれば合格間違いなし、親も子供を信じて走りきり、充実した一年でした。

だったら泣かなくてもいいよ

 第一志望校の合格通知を手にして、ホッと肩の荷を下ろした気持ちでこの体験記を書いております。十二歳の子供が自分から目指す目標に向かって一生懸命努力していく姿、そして目標が実際に叶い、心から喜ぶ姿を見るのは少々大げさな表現ですが親としては言葉にならないような魂の震えるような喜ばしい瞬間であり、ここ数年で受験勉強を通じて精神的に強くたくましく成長した娘の姿を我が子ながらとても誇らしく、頼もしく思います。

 先日も南山中学校女子部の合格説明会で一緒になった友人ともお話ししたところ、二人の共通点は、結局塾の先生に言われたこと、宿題や課題、テストの解き直し、過去問、授業で指摘を受けたことをただ素直に、実直にコツコツやってきただけだよねという結論でした。改めて、名進研の先生方の熱心な声かけや手厚いご指導に心より感謝いたします。本当にお世話になり、ありがとうございました。

 娘は毎日学校を終えると30分程度で学校の宿題や翌日の準備を終わらせ、それから地下鉄に乗り塾に向かい、練成教室の授業を受け、持参したお弁当を食べてほぼ毎日21時まで自習室で残って宿題課題をこなし、帰宅後も入浴や軽い食事を済ませると、およそ23時30分まで(我が家ではそれ以上は睡眠時間を確保するために必ず就寝というルールを決めていました)勉強、という世間の小学生では考えられないような生活リズムを心折れることなくただ本当にコツコツと続けていました。

 受験が終わって最近ノートやプリントを整理すると軽く胸のあたりまで積み上がり、これにテキストやサーパス、資料集も合わせると身長を超えるほど。よく頑張ってきた証だねと記念撮影をしました。続けてきた努力は彼女の実となり、自信となり、結果に結びついていくんだなと改めて実感しました。

 実は娘が長い受験生活の中で涙を見せたのは二回です。一回は南山中学校女子部から合格通知を受け取った瞬間と、もう一回は五年生の夏期講習の総仕上げテストの夜でした。夏休みの間毎日楽しく塾に通い、順調に講習をこなし、仕上げで受けたテスト。
 本人もそれなりに自信はあったのに、結果はボロボロ。今まで一度も取ったことのないような自己採点に泣いて落ち込んでいました。ひとりメソメソ泣いている姿にいったい何があったのかよく聞いてみると、算数で円周率を使った少し複雑な計算問題。おかしいと見直したものの何かひっかかってその一問にこだわってしまったそう。何度も繰り返し見直しをしてあっという間に時間が過ぎ、ふと時計を見たら残り十分。解答用紙はまだ真っ白で半分以上が空欄ばかり。どうしよう、どうしよう、自分は何をしてしまったのだろうと目の前が真っ白になっていわゆるパニックのような状況に陥ったそうです。それでも何とか目の前の問題を解き続けましたが、案の定算数は過去最低の出来。精神的ショックはとても大きくて、その後の他の教科のテスト中にもあのたった一問が後を引いて、ずっと頭から離れなかったと。
 その話を聞いて、「なんだそんなことか。だったら泣かなくてもいいよ。本当によかったね。ラッキーな経験をしたね」と声をかけました。「どうしてそんなに笑っていられるの?」と泣きながら怒る娘を横目に「これが南山中学校女子部の本番だったら大変だったよ? 模試でよかったよ。」「五年生の夏休みでしょ?たとえクラスが落ちたってまだまだ全然これから挽回もできる時間もあるし、これがまた六年生の冬休み本番直前だったりしたらもっと不安になったり、気持ちを切り替えるのに結構大変だっただろうと思うけど、いい時期にパニックになったね。」と開き直る母の姿に最後は呆れて、「そうか、まぁいいか」とむしろ前向きに気持ちを切り替え、同じ失敗を繰り返さないようにだけ声かけをしていきました。

(さらに…)

それぞれの受験

 息子(中三)と娘と名進研に五年間お世話になりました(息子が五年生の時主人の転勤で名古屋に引っ越ししてきました)。そして…我が家の六年間の受験勉強生活を無事終える事ができました。終わってみると、親子で頑張り、とても充実した幸せな時間でした。

 受験勉強がはじまると、同じ環境で同じように育てた息子と娘でしたが、やはりひとりひとりタイプやスタイルがあるようで…我が家は真逆でした。
 息子は、自習室より一人でコツコツやり暗記が得意。娘は、自習室に通い、わからないことはすぐ聞き、暗記は苦手。
 息子の受験が終わり、すぐに娘の受験勉強が始まりました。

 “息子の時の経験があるから”
 と私の自信もあり、同じやり方を押しつけていました。しかし成績はほとんど上がらず、どうしてできないのか? 出来ないなら塾をやめなさい‼
とか、保護者会で子供に言ってはいけない事と言われていたすべてを娘に言っていました。やり方、やらせ方がわからず、とにかくイライラの毎日でした。娘も反抗するし…で悪循環でした。
 そのような状況を抜け出したくて、所属校の先生に相談したところ、自習室を利用してみたらどうかと提案して頂きました。自習室に行くようになり、私もイライラする事も少なくなり、成績も少しずつですが上がってきました(家で悩まず先生に相談してください。些細なことでもアドバイスくれます)。
 そこからは、私がイライラしそうになったら自習室を勧めてみたり、自分から自習室に行ったりと、その時の状況に合わせて自習室を利用しました。

 六年生になり、通塾日数が増え、特別講座があったりと、とても忙しくなりました。特別講座やクラス選択もその都度先生に相談させていただきました。
 みんなが受講するから、受けた方が…と親が押し付けるのではなく。その子に合ったスタイルを見つけてあげる事が大切だと思います(なので…我が家は二人共正月特訓教室は行っていません。息子と娘の受講した講座もちがいます)。

 後半はプレ中学入試、志望校別プレ入試、テストゼミと毎週テストを受け、正直耐えられるかな?と心配しましたが終わってみると、名古屋の入試は毎週土曜・日曜と続くので知らずと鍛えられていたのだと思います(娘は入試が始まっても、入試を受けて、午後から塾に行っていました)。

 結果は、第一志望校は残念な結果でしたが三校からは“合格”を頂きました。第一志望校の“不合格”を見た時、娘から「不合格見せてごめんね」(息子は全校合格を頂いたので)と言われた時、ダメだと思っていても、してないつもりでいても、いろいろ押し付けた所もあったのだと反省しました。
 しかし、憧れていた愛知淑徳中学校からの“合格”を見た時、とてもいい笑顔をしていました。私も涙がでてきました。

 先日、制服の採寸に行き、制服姿の娘は頑張りぬいた自信にあふれた素敵な笑顔でした。
 息子も行きたい学校に自分自身の力で行きとても充実した学校生活を送っていて、大学受験に向け頑張っています。
 娘も憧れの学校に自分自身の力で入学することになり中学校生活を楽しみに、文房具選びに大忙しです。
 そんな息子と娘を見て…私もすごく幸せです。

 受験は一人ひとり違います。押し付けるのではなく、みんながやってるからではなく、その子にあったスタイルを見つけてあげる事が大切だと思います。悩んだときは、校舎の先生に相談してください。必ず抜け出すヒントをくれます。

 最後になりましたが…
 先生方には、母娘で勉強面、精神面で大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
 来年の春も素敵な笑顔があふれますように

名進研 私立中学受験コースJunior high school exam course

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