偶然の出会いからの合格
『これも何かの縁ですから……』
五年生の夏休みも目前に迫った日曜日に掛けた電話。たまたま出勤されていた先生との会話。この二つの偶然から長女の私立中学合格までの長い道のりは始まりました。
長女は、長男の時とは違い一年生から基本的な学習はしていましたが、成績の伸び悩みと人間関係から、中学受験もどうするかというような状況でした。親子で悩んだ末、五年生の夏休みからが最後のチャンスと思い名進研での中学受験を決断しました。
入会テストの結果は、可もなく不可もなくのレベル。まずはJAクラスからの夏期講習が始まりました。授業についていくのと宿題をこなすので限界の毎日が続きました。それでも名進研の進め方と先生方との相性が良かったのか十月からは、ギリギリJSクラスに昇格しました。その後は、本人も頑張りましたがJSクラスの一番後ろの席が精一杯でした。
六年生になっても毎週のテストゼミの結果に一喜一憂の連続。プレ中学入試の成績もJAとJSクラスを行ったり来たり。それでも夏期講習は、朝から弁当持参でターミナル校へ、講習後はそのまま夕食の弁当に持ち替えて所属校の自習室で夜までの毎日。この夏休みでの頑張りが十月のプレ中学入試に最高の成績という結果に出ました。この後は、安心したのか成績は伸び悩み。正月特訓教室でも頑張りましたが、最後のプレ中学入試では、周りの頑張りもありまさかの失速。それでも本番まで頑張り続けた結果、愛知淑徳中学校を含め三校の合格を頂くことが出来ました。
長女は、反抗期も早く親の言うことには、全くというほど聞く耳を持ちません。逆に名進研の先生方から言われることは、しっかり聞いていました。そのため機会ある毎に先生と本人との面談をお願いしました。その結果を電話で聞いて状況を確認することの繰り返しが最後まで続きました。先生の前では、本心を話したり、精神的にも追い込まれ泣き出したりしていたそうです。これは合格してから知りましたが、どうしても歴史の年号が覚えられず、泣きながら授業を受けていたことも一度や二度ではなかったそうです。それでも最後まで一度も逃げることはありませんでした。本人の意地もあったのでしょうが名進研と先生方との絆がそうさせていたのだと信じています。愛知淑徳中学校合格の連絡時は、電話の向こうで先生方の拍手喝采。長女の頑張りを実感した瞬間でした。
長女には、中学受験での苦労を忘れずに、夢の実現に向け努力を続けて欲しいと思います。これまでの名進研の先生方の熱意と生徒の頑張りを引き出す努力には、頭が下がる思いです。本当にありがとうございました。












