小学四年生から名進研にお世話になり、四月から滝中学校へ息子が通います。

 息子が小学二年生の頃、夫の海外赴任が決まり、家族で帯同するかどうかを悩んでいました。その後コロナウイルスが大流行し、海外ではロックダウンもあり、いよいよ家族で赴任先へ引っ越すことが難しくなりました。夫は海外へ、私と息子は日本で暮らすことになりました。

 小学校が休校になっているときも、オンラインやほかの教材を使って学んでいましたが、何か物足りなさを息子も私も感じていました。小学校三年生の終わり頃、中学受験を視野に入れるのであればそろそろ塾探しをしなければと思い、名進研の入会テストを受けました。JSクラスで頑張りましょう、と言われたものの、ついていけないのでは……という心配もあり、JAクラスを希望したほどです。しかし先生から、“ついていけなければ、その時クラスを変更すれば良い”と言っていただき、四年生から入会を決めました。昔、私も中学受験を経験していましたので、春期講習から息子も始めるのだろうと考えておりましたが、彼は「塾は四年生になってから行く」とゆずりませんでしたので、彼の意見を尊重しました。

 入会してからは、やはり春期講習ですでに学習しているお友達もいて、授業についていくのに親子で必死でした。何とか授業内容を理解させ、宿題を終わらせることに集中するあまり、息子に対して口調が強くなってしまうことも何度もありました。私がチェックし、学習を見ているためか、実力テストでもそれなりに成績はとれていましたが、私自身の経験から、中学受験は“親子の受験”というイメージや意識が強く、これから長い受験までの道のりを、このまま走り続けることができるのだろうか? と不安になることもありました。しかし、夏休みが明けた頃くらいに、所属校の先生から、“失礼なことを言いますが、このままでは彼の心がいつか折れてしまう心配があります。お母さんも疲れてしまうので、学習については名進研に任せてください”とお話がありました。やはりその後、成績は落ちましたし、不安もありましたが、夫と相談し、先生方は受験生を大勢みてきているプロなのだから任せよう、と決め、先生からアドバイスいただいたとおり、“宿題を集中して行っているか?”だけを見るようにしました。受験までJSクラス、難関クラスのままでしたが、五年生の土ゼミでは、授業を真剣に受け宿題を丁寧にしないと下のクラスへ降格するという経験をしました。降格後は☆☆をとらないと元のクラスへ戻れないため、息子はとても苦労していたように感じます。イライラしていることが増えたり、学習がうまくいっていないのでは? と感じたときは、所属校の先生に連絡させていただき、その時々で彼にアドバイスをしていただきました。

 五年生からは学校説明会や体験授業などに一緒に出掛け、志望校を決めました。息子は「絶対に共学に行きたい」、「体験授業が楽しかった」、「広い校庭で走り回りたい‼」と滝中学を目指し始め、色々な学校を見学する中でも、最後まで第一志望校がゆらぐことはありませんでした。幼い頃から、できるだけ自分で決めてほしい、という思いで育ててきました。中学受験も夫の赴任があったとはいえ、“挑戦する気持ちがあるなら応援するし、受験をしないなら高校受験をすることになるよ。どちらの選択をしても良いし、途中で変えられないこともないよ。”と話し、彼自身が「勉強したい」と決めました。上記のように想ってきたのにも関わらず、小四のときは口出ししすぎてしまい、とても反省しています。あのときアドバイスくださった先生も同じような考えだったそうで、“二人三脚は良いけれど、彼は自分でやっていく力がある。いつも誰かに言われてからしか動けない子にはしたくないですよね。”という意味でした。

 六年生は勉強量も多く、見ているこちらが心配になるほどでしたが、名進研がうまくスケジュールを立ててくださっていることもあり、「ペースをつかめばできるよ‼」を息子が言っていて、とても頼もしく感じたことを覚えています。

 何より、所属校の授業も、ターミナル校での講習も、彼にとって楽しいものだったそうで、学校行事があった日も休まず通うことができました。

 息子のためにいつも一生懸命アドバイスをくださった所属校のM先生、N先生、K先生、I先生に感謝を申し上げるとともに、子どもへの接し方や言葉がけについても、言いづらいことにも関わらずしっかり伝えてくださったことを本当に有り難く思っております。

 “自分で決め、挑戦し、合格した”

 このプロセスは息子にとって、とても貴重な経験となり、きっとこの先もこの経験が力になるのだろうと考えます。

 受験直前にも、先輩方や保護者の方が書かれた受験体験記を拝読し、気持ちを落ち着かせたり、息子も私も力をいただきました。

 この体験記が同じように、受験生やそのご家族の力になれば幸いです。ありがとうございました。