ピンチをいかにチャンスに変えるか
息子は、名進研に三年生の冬期からお世話になっておりました。この度、東海中、滝中、名古屋中、愛工大名電中、大成中に合格をいただき、春より東海中学校へ進学する息子の母です。危機的状況は何度もありましたが、今があるのは名進研の先生、共走してくださった素敵なお友達と出逢えたからです。この場をお借りしてお礼申し上げます。同じように中学受験を伴走する親御様の参考になればと思い、筆を執りました。
「ママと一緒に中学校に通いたい‼」
私の職場近くに私立中高一貫校(当時の第一志望校)があり、その魅力に引き込まれていった当時小学三年生の次男。立派な校舎、広いグラウンドで楽しそうに行う体育祭などを目の当たりにし、通学への強い憧れを抱いていったことが中学受験の始まりでした。主人も私も中学受験未経験。支えられるか不安はありましたが、自主性を重んじる子育て方針でしたので、本人の想いを尊重し、中学受験を決意しました。
三年生の冬に入会。国語は偏差値51・0、算数は偏差値57・1よりスタート。四年生の面談で、先生から受験の厳しさを告げられ、とんでもないところに足を踏み入れてしまった……そんな気持ちが強かったのを覚えています。四年生の間は授業の進度もまだ緩やかですので、今のうちにつけておきたい習慣づけを自宅ではサポートしていきました。特に途中式、図を書くといった「手を動かすこと」について、口酸っぱく言い続けました。理算の先生とも連携し、定着に至りました。まだ癖がなく素直なこの時期につけておいてよかった習慣でした(息子は六年生から反抗期でしたので)。
五年生で大切にしたのは、間違い直しの徹底と復習項目一覧表のフル活用です。五年生になるとテスト回数が増えるとともに、テスト直しも増えていきます。テスト前に復習を怠ればテストの点数が下がりテスト直しも増える、という悪循環に陥ります。当時まだ野球クラブに在籍していたものですから、週末は基本朝から晩まで野球三昧。テスト直しをする時間確保に苦戦しました。結局同じ時間を費やすなら、テスト前の復習に時間を割くほうが効率的だと本人も気づいたのでしょう。テスト直しの量を減らすために、必死にテスト前の復習を頑張っていました。それがよい循環になり、習慣となりました。
そんな中、自習室でこっそりYouTubeを視聴するという前代未聞の大失態が発覚!しかし先生は頭ごなしに叱るのではなく、「ここで踏みとどまれるかどうかが分かれ道だ」と静かに諭し、免罪符を与えてくださいました。その日を境に、息子の目の色が変わりました。復習への向き合い方が一変し、次のテストでは偏差値が一気に+10超えの66・1に‼まさに大ピンチが大きな転機となった瞬間でした。
テスト範囲がなくなり、どこに着目して復習に取り組めばよいか迷走しながら駆け出した六年生。平均点もガクッと下がり、直しもたんまり。授業数も増え課題もたんまり。私もフルタイムで仕事をしていたため、私が担当していた書類整理、マルつけが追い付かず、足を引っ張ることもありました。このままではまずい……何か捨てなければ……。見返すことがほとんどなかった国語と社会のプリント整理はやめました。理科は先生のまとめプリントはとても見やすかったのでファイリング。特に算数は先生のご助言通り、息子と一緒に間違いを三種類に分類(ケアレスミス、途中まで解けた問題、手も足もでない問題)し、直しの優先順位をつけました。九月以降の校舎授業以外の算数に関して、復習環境は私が整えました。ターミナル校での日曜特訓講座と、六年生前期テキスト「コアマスター」のコアステップ3に関して、誤答問題のみをノート見開き左側にコピーして貼り付け、右側には解答、解説を折り曲げ貼付。解答を探す時間を削減する工夫をしていきました。第一回東海中プレ入試の算数がなんと18点しかとれず、絶望感に苛まれていましたが、類題を何度も何度も解き直すうちに、できるようになっていき、少しずつ自信を取り戻していった姿が印象的でした。すべての教科に対して「間違いは宝‼」を合言葉に、誤答に対してポジティブにとらえていけるよう声掛けをしていきました。
一月に入ってからはとにかく得点源としたい理科と社会を徹底的に反復学習。飽きるくらいにこれでもかと基礎問題、過去問をやり続けていました。年号は全く覚えることができなかった社会。そこは捨てると本人の潔さがありました。その代替として、時代の並び替えはできるよう、単語カードを使い、中三の長男と一緒にゲーム感覚で取り組みました。もともと一番足を引っ張っていた国語は、九月から先生のご助言通りの解き方に変えたことと、名進研のカリキュラムを信じ、それだけをひたすらこなしていたことが息子にはピッタリとはまりました‼
最後のプレ中入試では、国語偏差値59・9‼六年の前期まで空欄だらけだった解答用紙が、埋まるようになったとき、それだけで涙があふれました。それと同時に、東海中学への憧れは、憧れでは終わらない予感がしました。息子の根拠のない自信はどこからくるんだと、正直あきれ返っていたこともありましたが、謝罪します。ごめんなさい。これだけやってきたことが自信につながったのでしょう。結局はご縁ですが、ご縁も努力したからこそいただけるものだと思います。暗黒時代もありましたが、だからこそ今がある、ピンチをいかにチャンスに変えるか、その積み重ねが第一志望合格につながったのだと感じています。ピンチの時にいつも寄り添ってくれたのが校舎の先生でした。理科の先生からいただいたリバースポエム、四科の先生のメッセージ付きお写真は宝物のようです。「絶対剥がさないで」と息子に念押され、今もリビング特等席に飾ってあります。
最後に、これから中学受験に挑戦されるご家族の皆様、不安は尽きないと思います。でも大丈夫です。「ピンチ」を「チャンス」と捉え、その都度、試行錯誤して練り上げた戦術を実施していけば、必ず大逆転は起こります。名進研のカリキュラム、磨き上げられた教材、そして何よりも先生方のご指導を信じて、お子様の底力を信じて、最後の最後まで伴走していってください‼
志望校とのご縁がありますよう、心より応援しています。長文にお付き合いくださりありがとうございました。












