二年前に特奨で東海中学校に合格した長男と、「比べてはいけない」と、何度も思いながらも、親としては、とても大変で辛い次男の五年生の夏期講習からの名進研生活でした。

かろうじて、第一志望の東海中学校の合格を手にした今、ホッ…としていますが、「入ってからが大変だろうな」とも思っています。

五年生の半年は、TN1とTN2をウロウロ。「六年生になればやるだろう」と、タカをくくっていたのが大間違い。六年生に進級しても、俊秀とTN1をウロウロ。俊秀クラスであっても、実力的には、名ばかりの俊秀生。

TN1の下位、下手したら、苦手科目によっては、TN2やTN3だったりしたテストゼミの結果に、「受験は個人戦じゃなくて団体戦、苦手科目を補いながらの総合点数で、有難い」と、思いました。

天王山と言われる六年生の夏休み、地下鉄で頑張って通ったはずでしたが、夏以降、思ったより成績が伸びず、逆に落ちていく感じで、受験直前には、テストでの合格可能性が、50%にダウンした時には、不合格を覚悟しました。

いよいよ愛知県私立中学受験が始まり、愛知中学校の合格通知、特奨じゃなかったので、「え?愛知中の特奨枠から漏れたってことは、半分女子だとしても、東海中、大丈夫?」と、愛知中学校の合格通知が、東海中学校の不合格を覚悟しろと言う通達にさえ見えました。

かろうじて、名古屋中学校からはスカラー合格をいただいたので、胸を撫で下ろし、名古屋中学校に喜んで結果を取りに行くと、四点だけのギリギリスカラ~、つまり200名の200番目位のギリスカ。

東海中学校当日までは、ただひたすら健康で、万全の態勢で受験出来ること、次男にとって得意の問題が出ること、その二つだけを祈りました。

東海中学校、滝中学校、土日の最終受験が終わり、全く駄目な様子の東海中学校と、出来たと自負している滝中学校。同じ合格発表日だった朝、次男は「滝中だったら、遠いから二回位は通学するのついて来てね」とポツリ言いながら学校に行きました。

東海中学校の「入学者云々…」と透ける封筒が届いた時、特奨合格の長男の時より喜びました。

下校して開封した次男も、信じられない合格通知にビックリ!どう喜んで良いのやら~と言う感じでした。

続いて滝中学校の封筒を開けた時、「これ、何?」と、初めて見る不合格の報に、神様におちょくられている様な、複雑な顔をしていました。

同じ位の偏差値の東海中学校と滝中学校。テストでの合格可能性50%、二回受けたら一回受かる・落ちる、と言うプレ中学入試のデータ、素晴らしい的中率だな~と感心しました。多分、運を味方にしたギリギリ合格だったと思います。何が起こるか分からないのが、受験だな~と、しみじみ思いました。

入ってからのことは、とても心配ですが、世の中、成るようになる…で、今は、親子して合格に浸っています。

何度もテストゼミ結果に凹んだ時、算数の先生が「お子さんは、普通の受験生ですよ。誰もが大変なんです。苦しんでいます。」と話してくださったから、名進研で最後まで諦めず励まし続けられました。

結局、親は励ますだけで、勉強の大変さも試験の緊張も、何も代わってはあげられません。

苦手な国語も、授業前に先生が補講してくださったことが、「勉強したぞ」と言う自信につながり、ビクビクせず堂々とゆったりした気持ちで長文に挑めたのだと思います。

子供の心理はちょっとのことで揺れ動くだけに、国語の先生に心から感謝しています。

長男の時から三年半、先生方には大変お世話になりました。親として安堵と一抹の寂しさを感じながら、本当に名進研には感謝しています。ありがとうございました。