一 きっかけ
五年生の十二月、部活や勉強を頑張っている同級生に対し、我が子は勉強もスポーツもせず家でゴロゴロ。歴史の本を読んだり、ゲームをしたり、暇すぎて時間を持て余したのか、「暇だから冬休みに塾行っていい?」と言い出した。
同級生が通っている名進研に行ってみることに。同級生は高校受験向けに通っていたようだが、我が子は何と高校受験は先過ぎるからと中学受験コースを選んでしまった。中学受験をよく理解していなかった親は、とりあえず冬期講習だけでもいい経験・刺激になるだろうと深く考えず受講させた。冬期講習まとめテストは当然散々な結果であったが、本人にはなぜか手応えがあったようでそのまま入会し中学受験生活が始まった。

二 受験勉強
(一)  親は我が子を信じる、親は塾を信じる、親は大学受験とは別物であると認識する、親は学習内容には介入しない。志望校合格がゴールでは無いと我が子に認識させる(ただ合格しなければもったいない。)
中学受験程度の内容であれば大人の解き方・知識でついつい教えたくなる。また自身の古い大学受験経験から我が子の自宅での勉強方法に意見したくなる。しかし、中学受験約一年間、これから将来中学・高校・大学・社会人と親が付きっきりで見てあげることは不可能であり、この際我が子を信じ、塾での指導を信じ、親は学習内容には介入しないと決めた。また、志望校合格がゴールでは無いと我が子にしっかり認識させた。燃え尽き症候群という本末転倒な言葉を聞き、「燃え尽きるような勉強の仕方でしか合格しないならすぐやめだよ。」と我が子に言ったが、ついに燃えて勉強することは無かった。

(二)  親は我が子と一緒にタイムスケジュールを作る、親は我が子にハッパをかける
我が子と一緒に23時就寝、6時起床、朝1時間勉強、下校後おやつ、通塾、帰宅後30分勉強といったお互いに実現可能と考えるタイムスケジュールを作成した。我が子を信じ、とは言ってもまだ六年生でとても子供らしく(人間らしく?)、ついついテレビを見たくなったり、本を読みたくなったり、机で寝てしまったり、遅くまで勉強してしまったり、朝起きれなかったりという問題は当然あった。タイムスケジュール通りに行動できていない場合は、様子を伺いながら時に厳しく、時に優しくハッパをかけた。また、プレ中学入試等結果に対し先生から「生物やるようにハッパかけといてください。」等と言われるので、ハッパをかけた。

(三)  親は面談・保護者会の内容を我が子が理解しているか確認する
面談では責任者の先生から我が子の状況、非常に具体的で適切なアドバイスがされ、保護者会では時期に応じた勉強方法や注意点が説明されるので、しっかりメモを取った。我が子は名進研授業内で内容を聞いているはずであるので、内容をそのまま伝えるのではなく、時間の節約のためにも会話の中で理解をしているかを確認した。理解不足と感じた場合のみ詳細な説明をするようにした。

(四)  親は我が子のテスト結果に一喜一憂しない
月に一度のペースでプレ中学入試等が、毎週テストゼミが行われる。我が子は五年生はJAクラスであったが、六年生ではJSクラスに定着できた。テストゼミではTN3どまりであった。当然親としては偏差値は60、テストゼミはTN1、とついつい希望してしまう。当然我が子はいい時もあればダメなときもあった。保護者会で「テストの結果はその時点での結果であり、入試の結果では無い。苦手単元の把握・克服が重要。」と言われ、頭では理解しているが、ついつい一喜一憂してしまう。特に十二月に実施された東海中プレ入試でひどい点数の時は親がとても動揺してしまい、名進研の先生へ「大丈夫ですかね?」と電話をしたり、我が子に「おいおい、大丈夫かよ」余計なことを言ってしまい、とても反省・後悔している。(ちなみにその時我が子は「今回はうまくいかなかったなあ、算数ゆっくりやりすぎたわ。」と平気な態度であった)

三 受験
(一)  親は我が子が心身共に万全な状態で受験に臨めるようにする
責任者の先生からのアドバイスもあり、名古屋中・東海中・滝中の前に愛知中も受験した。当然本番の試験は我が子にとって初めての経験であり、少しいつもと雰囲気が違った。会場から出てくると「ダメだったかも。」と気弱なことも。
結果が郵送され合格と知らせると、とてもほっとしていた。しかし、名古屋中受験の時はいつものひょうひょうとした態度、笑顔で会場へ入って行った。試験後面接まで時間が無く慌ただしく昼食をとっていたが、態度に余裕が感じられた。愛知中受験がとても良い経験になったようだ。ついに東海中受験日、なんと雪。混乱なく体を冷やさず、足元を濡らさず会場内へ入れるため50分前には徳川園側へ到着。スノーブーツを履かせ北側から歩かせ、先生とも挨拶をし、40分前に万全な状態で会場へ入れることが出来た。(そのあと暫くは正門南側は他塾関係者、受験生、保護者で大渋滞が発生し、足元も悪く大混乱していた。)

四 最後に
中学受験で「親が我が子のために」できることとは、結局は我が子を信じ、名進研を信じ、親がジャマをしないことが重要である。実際には出来ていなかったことが多く大変反省している。
名進研の先生方、我が子への熱心なご指導本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。