我が子が中学受験のために通塾を始めたのは五年生の時。五教科ではない習い事で、非認知能力を高め、リーダーを育成するというオンライン塾ではとても素晴らしい仲間たちと過ごしていました。「私立受験する子はそういう目標に向かって頑張る子たちで、この習い事をやっているような子たちが集まるよ」という私からの提案で、娘も「そういうお友達のいる学校に行きたい‼」と私立受験に興味を持ち始めました。知り合いのお子さんがちょうど学習院初等科に入学したこともかなり刺激を受けました。そのオンライン塾の曜日と名進研の通塾が重なっていたため、五年生の一年間は名駅校のDクラスでお世話になりました。名古屋まで通うことに早くから慣れたのは良かったです。

 そして六年生からは一宮校へ。スケジュール管理、テスト直し……やることはたくさんあり、プレ中の保護者会で教えていただいたことを共有し、口うるさく何度も伝えてもやらない等、怒ることもしばしばありました。それでも娘は勉強を嫌がることも受験を嫌がることもなく黙々と勉強を進めていました。プレ中の結果は志望校にはまったく届かない日々でしたが、第一志望校を変えることはなく、「そこを目指さないと他も行けない‼」の考えのもと頑張っていました。学校の宿題は担任の先生のご配慮もあり、やれなかった日は塾でこういうことを学んだとアウトプットをさせてもらっているようでした。算数の授業では先に解けた子が周りの子に先生として教える、という役割があるようですが、いつも「今日もいろんな子に教えてきたよ。」と嬉しそうに報告をしてくれました。

 我が家の場合は恥ずかしながら他のご家庭のように『家族一丸となって』の受験ではありませんでした。夫は勉強ばかりの娘に「かわいそう。」と寝る前や入試直前にYoutubeを制限なく見せたり、「あの学校は勉強ばかりで大変だよ。」とマイナスイメージを伝えたりと、私も娘もイライラしてしまうことが多々ありましたが、応援してくださる名進研の先生方、お友達、妹と何より本人が最後まで頑張り続けた結果つかみ取った合格だと思います。このようなご家庭はまず無いと思いますが、お子さんとそして名進研の先生方を信じていけば明るい未来が待っています。

 二年間の通塾、そして速読とたくさん能力を伸ばしてくださりありがとうございました。