我が家の中学受験が無事に終わりました。名進研には四年生の二月からお世話になりました。

 この二年間は短かかったような長かったような、いろいろなことを思い返しつつ今を過ごしています。

 入会したころは授業についていくのに精一杯でした。宿題もなかなか終わらず、夜遅くまで勉強している姿を見て、不安でいっぱいでした。でも夜遅くなっても必ず宿題は終わらせる、という子どもの粘り強さが、その後の勉強を続けていく基本になったのではないかと思っています。

 初めて志望校を見学したのは、文化発表会の時でした。その頃はまだコロナ禍ではなかったため、盛大に行われていました(今の状況から考えると、見学できたことはとても幸運でした)。

 子どもが気になったクラスをいくつか見学したのですが、その中のあるクラスで順番を待っていたところ、在校生の生徒さん達が後ろに並びました。たぶん中学一年生だと思うのですが、とても楽しそうに話しながら並んでいました。その姿を見ているうちに、ふと、「うちの子どもも合格をいただいたら、こんな風に楽しそうに話しながら並ぶのかな。」と思いました。その情景はとてもはっきりしていて、親として子どもの夢をなんとかかなえてやりたい、と改めて思ったのもこの時期でした。

 でも、勉強をしても成績はなかなか上がらず、テストゼミやプレ中学入試の結果に落ち込み、子どもとは何度も何度も言い争いになり、ぶつかり合いになり、幾度か泣きました。子どもの気持ちも親の気持ちも上がったり下がったりで、受験までとても持ちそうもないと思ったこともありました。でも、それでも、勉強を続けていく我が子。やがて少しずつ成績が上がり始め、ようやく志望校受験までたどりつくことができ、そして合格をいただくことができました。

 「入会から受験までのお互いの気持ちを、どのようにして良い方向へと進ませるか。」このことがとても重要だと実感しています。

 最後に、名進研でたくさんのことを教えていただき支えてくださった先生方、本当にありがとうございました。