名進研 合格体験記
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保護者の声・評判(中学受験)

JAブービーからの合格

 東海中学校の入学者説明会で冒頭「君達が今ここに居られる事を支えてくれた全ての人達に感謝出来る人に成ってください」という主旨の一言は当人は兎も角、母親の私には身に染みて響きました。所属校は勿論、他校に転勤後も保護者会や、果ては受験当日の正門での各先生方の応援。このような名進研力に、学生でなくプロにお任せして良かったと本当に思いました。

 私達夫婦は共にオール公立で私立中学受験は全く未知の世界。おまけに当人である長男と夫は徒歩10分以内、内申点を取るのが難しいかもの地元中学で何の異論も無し。わざわざ私立に行く必要があるのかと言う始末。しかし、本が友達で運動も苦手(嫌いと言っても良い…)積極性もなく…、超マイペースで凝る時には身体感覚を忘れて没頭する長男には、公立では逆に落ちこぼれるかもしれない。東海中学校なら合格出来れば、努力次第で個性ある仲間に恵まれ楽しい中高生活が送れるのでは、短所が長所に変わるかもしれない…。
 四年生になり算数が難しくなったと言い出したタイミングに入塾がすんなり決まりました。しかし知らぬはマイペース天然親子。中学受験用に特化した勉強でレベルは高く、長男は知識欲、好奇心旺盛でもチンプンカンプン。JAブービー席。継続が何事も力で、辞めたいと言い出すのを避ける為、母として慣れるまでは宿題だけはきちんとやるのみでリラックスと、練成教室のみの早寝早起きで負担を避けました。
 四年生の一年間で受験塾に何とか慣れてきて、五年生になり時々JSクラスに今月のゲストの様に入る様になり。長男なりに欲が出てきたからだと思います。

 また、就学前からの楽器の習い事は毎土曜にあり。他にも出来るだけ毎日の練習と臨時の合奏会、コンサート等、掛け持ちは大変でしたが、親子で受験に我を失う事がなかったのと、度胸、忍耐、気晴らしは出来た様に思います。しかしそちらを優先した事でテストゼミが受けられず。受験当日まで要領が悪いにも拘わらず対策を親として取ってあげられなかったと悩み、かなり不安にも時にはなりました。

 六年生になり一段とついていくだけの勉強量も増え、びっくりする程の重さの荷物を肩に黙々と弱音を吐かずに通塾する姿に逞しく成長した心身を感じました。時間をやりくりする中で五年生頃より自ら朝5時45分にいつのまにか起きて終わらない宿題や時にはテスト勉強をしていました。心身の健康が一番で夜は遅くとも22時半には就寝。土曜は習い事。日曜は家族との時間や、時には一番好きな図書館(テスト前は別でしたが)。私はどのテストでも成績より努力の有無ではありますが、一言は言ったり怒ってしまう事もありました。しかし夫は時には私に苦言も呈し、かなり客観的な視野で長男にも助言。忙しい中、得意な科目は社会だけで算数が50点前後では危ないと、受験三ケ月前からほぼ毎朝理科のみ夫が我流で補習。教えるより親子で知る楽しみを共有している感じで笑顔ありで微笑ましい姿でした。

 中学受験を通して家族の団結力、絆が強くなり、長男自身も「名進研で勉強して良かった」と本当に感謝しております。本当に有難うございました。

合格体験記

 受験勉強お疲れ様でした。弱音を吐かずに毎日コツコツと努力した結果、合格できたのだと思っています。合格通知を手にした喜びは、一生忘れられないものになるでしょう。

 莫大な量の勉強量や宿題、テスト、解き直し、補習など、過密なスケジュールの上にやるべきことが沢山あり、親の方が参りそうになりました。娘は、黙々とこなし、さらに、音楽部やピアノのレッスンを両立させることで、時間配分をうまくすることができたようです。上手に気分転換でき、伴奏を担当したことにより、自信が持てたようです。受験一色にならず、息抜きも必要だと思います。

 すべてが順調だった訳ではありません。つらい夏期講習を乗り越えた秋以降は、疲れがたまっていたのか、よくかぜをひき、耳の調子がよくない時もありました。体調管理を優先して、10時30分までには、寝かせるようにしました。
 合格した今は、あれほど毎日勉強していたのが嘘のように、毎日遊んでいます。

 娘が言うには
「今は天国、受験勉強は地獄。」
とのことで、
「つらい勉強を乗り越えたから、今があるのかな。」
と思っています。

 これから受験を迎える皆様の健闘を、お祈り申し上げます。

それぞれの戦い

 双子の娘たちは五年生の夏期講習から名進研でお世話になりました。性格・得意科目も全く違う二人の個性を把握してご指導くださった先生方のおかげで、二人とも楽しく通うことが出来ました。うちは朝型の生活でしたので五年生の授業のみでゆったり構えておりました。しかし六年生になりテストゼミを受講すると今までとは一変し夜型生活になり、また、毎週届くテスト結果に私が一喜一憂するようになりました。

 週四日の授業にテストゼミ、六年生後期からの志望校講座・入試実戦講座。夜は十時まで自習し更に理系の娘はトップレベル講座EXも受講していました。テストゼミも回数を重ねる度に私自身葛藤し迷いが出てきました。それは睡眠時間六時間で頑張っている二人に対しテスト結果でしか認められず数字に踊らされている自分。小学生がここまでやらないといけないのか?子供たちは本当に幸せなのか?このまま受験させて良いのか?不安は尽きません。

 そして六年後期、私のストレスも次第に増す中での志望校判定で理系の娘は徐々に順位を上げ、第一志望80%をキープこれならと一安心。しかし文系の娘は20%未満が続き、まだまだ手が届かない状態です。そうこうするうちに冬期講習と正月特訓教室が始まり私の緊張はピークに達し、居ても立っても居られずいつも先生に相談していました。

 入試本番は二人とも鶯谷中学校・金城学院中学校・愛知淑徳中学校と合格を頂き、とうとう理系の娘第一志望校の南山中学校女子部。試験が終わった娘の第一声は「算数いつもと傾向が違って出来なかった。でも理科と社会はなんとか出来た。」その言葉に得点源の算数ができなかった事に私は不安を感じました。やはりその不安が的中、南山中女子部は届きませんでした。憔悴しきっている私に受験は終わっていないことを背中で教えてくれた文系の娘。滝中学校までの残り一週間いつもと変わらない二人。私は滝中学校の試験に向かう途中なぜか楽しみでしたし不安はありませんでした。南山中女子部の時はどうしてあれ程までに力が入りすぎていたのか分かりません。そのプレッシャーが自然と娘に伝わって残念な結果になってしまったのかもしれません。

 そうとはいえ滝中の発表の日は不安でした。もしどちらか一人が駄目だったらどうしよう。封を開ける手が震えハサミが上手に使えず、それでも何とか開けると二人とも「合格」の二文字。それを見たときは声を出して泣きました。理系の娘はトップレベル講座EXの算数が大好きで南山中女子部の試験前日まで授業を受けに行きました。しかし逆に社会は最期まで力が入らず心配の種でした。文系の娘は絶対滝中に合格すると心に誓っていたようで模試の結果が悪くても動揺せず気持ちは一切ぶれることはありませんでした。

 先生方にはいつも支えて頂いて本当にありがとうございました。名進研で勉強する事の楽しさを教えて頂き、更に上を目指して頑張っている二人を見て中学受験を選択した事は間違いなかったと思います。

合格体験記

 長男は東海中学校に進学することになりました。受験準備は小五になる春からです。
 時に親でも驚くような知識をいつの間にか持っているタイプの息子を「私立中学に向いているのでは?」と考え、試しのような気持ちで名進研の入学テストを受けさせたのが始まりでした。しかし結果は不合格。進学塾って難しいんだなと初めて知りました。
 再度の試験で無事合格し、お世話になることになりました。ただ、息子自身は当初はそう乗り気ではなく、私も夫も「絶対私立」とは考えていなかったので、「もし合わなかったら三か月で辞めていい」と約束をしてのスタートでした。そして三か月が経った頃、息子の出した結論は「続ける」ということでした。

 息子はあまり学校での出来事などを積極的に家で話すタイプではないのですが、塾での出来事はよく話してくれました。同じ小学校から同じ塾に通っている友達の存在も刺激になっていたようで、その様子に塾が面白いんだろうなと感じていたので息子の出した結論にも納得でしたし、安心して続けさせることができました。
 受験対策は名進研での授業と宿題のみ。
 親である私は恥ずかしながら名進研での学習内容を知悉している訳ではないのですが、時おり垣間見るテキストやテスト内容から、名進研のカリキュラムで十分受験対策となり得ると安心できました。小学生ですので完璧な自己管理ができるわけではなく、時に寝るような時間になってから宿題を始めて親と衝突したり、難しい問題にイライラして怒りながら課題をこなしていたりと言ったこともありましたが、塾のない日はお友達と遊んだりスイミングに通ったりして過ごしました。

 そしていよいよ受験。まったく初めての体験で何も分からない中、名進研の先生に願書の書き方を教えていただいたりして乗り切りました。受験当日も息子はわざわざ名進研の先生を探して挨拶をしてから会場に。落ち着けたのか、無事合格できました。
 ちなみに第一志望の東海中学の願書で一番困ったのは、頑張っていたことなどを書く(?)欄。特にすごい賞をもらったりなどの経験もないので、この部分を名進研の先生に相談しました。すると「頑張っていたことなら自信を持ってなんでも‼」との力強い言葉をいただき、「六年間皆勤賞を続けている」旨を記載しました。

 このように親子ともども名進研には勉強面、メンタル面でともにお世話になりました。二年にわたるご指導に心から感謝いたします。

入試を終えて

 息子が東海中学校に進学することになりました。これまで長きにわたり、親身になって指導してくださった先生方への心から感謝の気持ちを込めて、体験記を寄稿いたします。

 名進研の門をたたいたのは、息子が小学三年の秋のことでした。志望校については、入会以来ずっと、滝中学校か東海中学校のどちらかに合格できればと思っていました。しかし、東海中学校はより難易度が高いと感じていましたので、親子とも、滝中学校を本命として受験準備を進めてきました。
 本人の学力については、四年生の実力テストではまずまずの成績を修めていたのですが、五年生になりテストゼミが始まると、好成績をあげるのは難しくなりました。六年生ではKS1とTN3を行き来し、十二月にやっとの思いでTN2にはい上がったものの、やり残したことだらけの状態で入試本番に突入しました。

 九月末のプレ中学入試で、初めて志望校の合格可能性が出た時のことです。滝中、東海中とも20%未満というショックな結果でした。
 しかし、直後にお願いした三者面談で、私が「先生、結果は厳しいですが、あきらめる気は全くありません。引き続きよろしくご指導願います。」と伝えたところ、先生から「何を言っているのですか、お父さん。当たり前じゃないですか。一緒に頑張りましょう。」という力強いお言葉をいただいたことは、今でもよく覚えています。

 親の受験へのかかわり方についてですが、五年生の時は、苦手の算数の予習を手伝ったり、週末に一緒にテストゼミの解き直しをしたりしました。しかし、六年生になると、難度の上昇とともに親が教えることは困難になり、息子も、毎日のように夜10時まで塾で勉強するようになったため、親の支援は側面的な内容に移っていきました。具体的には、テストやプリントの整理のほか、夏休み前に、苦手の算数について、前期分のテストゼミで不正解だった問題番号を一覧にして算数の先生にお渡しし、その中から、滝中志望の生徒にはできなくても構わない難問をご指摘いただき、子供の負担を軽減したうえで、残りの問題の解き直しをさせました。
 また、十二月には、残された時間の中で効果的に復習できるよう、六年生のテストゼミについて、各回・各教科ごとに、名進研生全体の中での息子の偏差値を教えていただき、偏差値の低い単元から優先的に解き直しをさせました。そして、入試直前の一月には、国語、社会、理科について、六年生の各種テストで間違えた漢字を一覧にし、入試までに復習させました。そのほか、六年生の秋以降、保護者会で先生よりお話があった学習のポイントを、A4用紙二〜三枚にまとめ、息子に説明しました。あと、もっと早くからやっておけばよかったと思ったことは、返却された答案用紙の確認です。テスト結果が届くと、親はどうしても順位や得点に目が行きますが、是非、親子で採点済の答案用紙をしっかり見てください。きっと、親には思いもよらない形で失点するパターンが見つかることと思います。

 東海中の入試前日(滝中入試の前々日)には、一月の最終保護者会でターミナル校の先生からご提案いただいた通り、子供の緊張を少しでも解きほぐすため、息子に手紙を渡しました。内容は、「これまで本当によく頑張った。最後までやり切ったお前をお父さんは誇りに思う。そりゃ合格通知は見たいけど、入試がどんな結果に終わろうと困ることは何もないのだから、明日は、ただ思いっきりやってこい。」というものです。
 入試終了から合格発表まで、息子はゲーム三昧の時間を過ごしていましたが、私はといえば、わが子にもしもの結果が出たらどう励ますか、そのことばかり考えていました。結果は、本命の滝中が不合格で、特別な対策までは手が回らなかった東海中に合格。「こんなこともあるんだ。」と驚くとともに、東海中に合格できた喜びに親子でひたりました。算数が苦手な息子にとって、滝中が国・算に傾斜配点しているのに対し、東海中は四教科に均等配点していることがプラスに働いたのかもしれません。

 これから入試を迎えるご家庭におかれては、何かと落ち着かない日々をお過ごしのことと思います。親の役割は、子供のハートに火をつけることと言われますが、これがなかなか難しく、私も、息子の志望校突破への気迫が足りないと感じてやきもきしたものです。しかし、相手はまだ小学生です。わが子が自分なりにコツコツと努力しているのなら、テスト結果に一喜一憂せず、いつかは成果が表れるものと信じて、見守ってあげるしかないでしょう。年間を通して好成績を維持できるのは少数派です。先生方が常々おっしゃるように、入試は一発勝負、やってみなければわかりません。

 名進研生が、最後まであきらめずに目標に向かって頑張り、ご家庭に素晴らしい春が訪れることを、心よりお祈り申し上げます。

奇跡は起きた!

 奇跡は起こった。

 JSクラスになったことがなく、ゼミの最終クラスがKS3、そして最後のゼミでは黒星をもらってきたわが子が、第一希望の「愛知淑徳中合格」を手にしました。

 姉とは違いマイペース。悪い点をもらってきてもケロッとしている(ように見える)。上と比べてはいけないと言い聞かし、「寄り添う」ことを心に、繰り返し感情を抑えること約一年。姉の時は、介護という家庭の事情で参加させてあげることができなかった正月特訓教室、下の子にはちゃんと受けさせてあげようと心に決めていたのに、「お部屋がひとりになるかもしれないからヤダ」の一言で却下。「う〜ん。困った」。でも、決めるのは子供。中学受験も親の敷いたレールに乗るか乗らないかは、最終的に子供が決めること。そうとは分かっていてもいろいろ口をだしたくなるのをできるだけ我慢するようにしていました。

 「信じる者は救われる」の言葉を胸に、成績の乱高下があったときは、投げ出したくなる気持ちを抑えて、まずは親である自分の感情をコントロールすることに専念。子供のやる気が維持できれば、あとは何とかやっていくものだと信じて。最初のうちはもらってきたプリントがカバンの中でぐしゃぐしゃ状態、最初は「きちんと整理しなさい‼」といっていたのですが、その状態が続いた時「きっと出来ないんだな」と思い返し、一緒に整理したのを思い出します。寄り添うって結構大変…

 名進研に入り素敵なお友達と切磋琢磨できたことはかけがえのない経験となりました。一緒にいる仲間がいたからこそ、中学受験という大変な経験を頑張れたと思います。三年間お世話になった先生方、いつも温かく、時には叱咤、激励をして子供のやる気を維持するよう働きかけてくださりありがとうございました。試験当日もグッドポジションを確保するために朝早くから来てくださりありがとうございました。緊張する試験当日に、先生方の顔を見ることが出来、子供も安心して試験を受けることが出来ました。

 名進研で学んだことは数多くあり言い尽くせませんが、ものの考え方や勉強の仕方など在校中に学んだことは全てこれからの土台になっていくと思います。上の子も下の子も、この塾に入れてよかったと心から思っています。ありがとうございました。

出会いに感謝

 息子は第一志望校の東海中学校に入学しました。
 五年前、長女が名進研でお世話になりました。姉弟といえども志望校も性格も学力も全く異なるので、果たして息子に名進研が合っているのか正直悩みました。三・四年の頃から名進研も含め数校の塾テストを受け、他塾の指導方針やテキストも検討しつつ、名進研の季節講習を受けていましたが、その当時、息子にはやりたい事が多く、通塾したくない!と言うので、機が熟すのを待っていました。

 ついに、五年生の名進研の冬期講習前に、「一月になったら、名進研に通塾したい」と言い出したので、入塾。約一年間お世話になりました。他塾も検討しましたが、何より本人が名進研を希望したこと、長女でお世話になり私自身に安心感があったこと、テストゼミがオプションだったこと、家から近く野球も続けられること等で名進研に決めました。その決定は間違っていなかったと思います。

 息子は野球クラブチームと部活動をしておりましたので、時には授業に遅刻したり、休んだりしましたし、最後までテストゼミや志望校別特訓講座などの講座を受講できませんでした。それで大丈夫?と内心私自身、不安になる事もありましたが、本人はいたって冷静、先生も息子を応援してくださったのは大変有難かったです。
 また県外受験も考えていた為、他塾の全国模試も時には受けました。テストゼミを受けず、全国模試とは…と、お叱りを受けるのを覚悟して正直に先生にお話すると、これまた嫌な顔せず、逆に問題と結果を見せて欲しいと言われ、息子の弱点を分析してくれました。受験が近づく十一月中旬、曜日毎に各四教科、何をどれだけすればいいかを一覧表にしてくださったのには、長女の時にはなかった事で、先生達が生徒一人一人になさっていると知り、驚きました。
 こうして息子は塾の先生に恵まれただけでなく、所属校でも季節講習でターミナル校に集まった際にも一緒に東海中に行きたい!と思える友人達に多く出会う事が出来ました。結果、県外も含め四校全て合格することができました。

 二人の中学受験を終えた我が家の感想ですが、受験勉強法は一通りではなく、その子一人一人にあった方法があり、その為には所属校の先生にご相談したり、不安に思う事や疑問に思う事があれば、積極的にお尋ねしたりするのが良いと思います。(長女の時は遠慮して聞けませんでした)先生と信頼関係を築ければ、親も精神的に安定でき、それは子どもの精神安定にも繋がります。
 本来の力を発揮するには最後、精神的に強くある事が大事だと痛感しました。というのも、健康管理に気をつけて十二月末で野球を一旦休止していたにも関わらず、一月末にインフルエンザ発症、塾も一週間お休み。この時は流石に焦りましたが、「本命校当日の発症ではなくて良かった。今まで頑張ってきたから少し休んでも大丈夫。」と本人を安心させることだけを心掛けました。
 入試当日、本人は自信を持って試験会場へ入って行きました。

 最後になりましたが、諸先生方、ありがとうございました。受験生の皆様にも良き春が訪れますように、心よりお祈り申し上げます。

波瀾万丈の中学受験

 五年生になる年の初め、中受をする…という思いを家族で共有しました。高校受験に縛られず、質の高い、実りのある勉強を六年間かけてじっくりさせ、進むべき進路を探したい、というのが親の気持ちでした。

 塾に行ったほうがいいと言う事は漠然とわかっていましたが、どこの塾に行ったら良いのか?さっぱり見当がつきませんでした。
 友人に「難関校を目指すなら名進研が良いよ」と教えてもらい、説明会に出席しました。
 うちの子は、強度の人見知りだし、根性も無く打たれ弱い性格です。学校とは比べ物にならない、このカリキュラムをやっていけるんだろうか?親として自信はないけど、現実を知らず変な自信のある娘は、ノーテンキに「頑張って塾に行く‼」と言うので、駄目元で思い切って入塾しました。
 学校では、宿題は10分で終わる、テストは百点が当たり前でしたが、それは殆どの生徒がそうであって、うちの子が特別良く出来るわけでないと感じていたので、不安がいっぱいのスタートでした。

 進学塾なんて、厳しくて、怖い先生がいるところというイメージでした。ところが娘は、毎日塾が楽しいと言うのです。確かに勉強は難しく、宿題は多量に出て、「出来ない〜」と大泣きする日々でしたが、塾の授業は楽しいらしく、迎えに行った時も開口一番「あぁ楽しかった‼これで宿題が無ければ最高なんだけどな」と言っておりました。
 勉強癖のついていない、遊び盛りの小学生を、上手く惹きつけるノウハウが有るんだと、名進研に入塾したことが間違っていなかったと感じました。
 五年生はJSスタートでしたが、春期講習で即JAへ落ちました。
 特に算数がついて行けず、宿題をやるだけで精一杯で、解き直しもしないし、極度の人見知りで先生やチューターに質問も出来ませんでした。先生からは、夏まで頑張ればペースがつかめるし、夏期講習で復習出来るから頑張ってと励まされました。
 二度ほどJAでしたが、だんだん慣れたのか六月からは、あっぷあっぷしながらもJSキープできるようになりました。

 そして待望の夏期講習‼お盆休み以外ほぼ埋まったスケジュールを見て、初め涙目でしたが、やらなければならないという少しの使命感と、頑張ったらご褒美の旅行をとちらつかされ、夏期講習に臨みました。が、蓋を開けてみれば、学校が無い分日々のスケジュールはゆったりしているし、講習は主に復習なので解らなかったことが出来るようになるという喜びと、先生の楽しい授業内容で、毎日笑顔で通えました。ただ、相変わらず算数は苦手で、口を酸っぱくして、解き直しと質問をと言っても、なかなか実行に移せず、算数で足を引っ張られる事が続きました。それでも何とか、大好きな国語と社会で押し上げて、偏差値55をキープできるようになりました。

 これだけ勉強をしないのだから、六年生になりプレ中学入試になると、多分成績が下がるだろうと予想していました。ところがどういう訳だか、プレ中学入試になり三回連続して、偏差値60を超えました。
 六年生になり、傍目に見ていても他の子は、やる気スイッチが入り目つきが変わって来たように見えていたのに、不思議でした。これは本当の実力で無い、きっとこれからは下がって行くのだろうと、ビクビクしていました。それだけ娘はマイペースで、歴史など自分の興味のある事は必要以上に深く勉強して、苦手な算数や理科の計算単元は後回しにしていました。

 そして魔の夏期講習‼
 五年生の時とは打って変わり、娘のテンションは下がっていました。それと言うのも、夏期講習がターミナル校で演習中心で行われるからです。テストゼミも受けていない、人見知りで、勉強嫌いな娘にとって、ターミナル校の夏期講習は恐ろしいだけのものでした。その前に学校でもトラブルがあり、全てにネガティヴになっている事も重なりました。
 まさかの登塾拒否‼朝になると行けないと泣き出し、無理矢理引っ張り、車に押し込んで塾に連れて行っても、車から降りることが出来ませんでした。もう、受験は諦めようか?と言ってもそれだけは嫌だと言いますが、夏期講習へは行けません。明日は絶対に行くからと言う日々が続き、図書館で自習させました。
 今、思い出しても胃が痛くなります。こんな状態で総仕上げテストは、散々な結果だろうと諦めていましたが、得意な国語と社会に救われて、偏差値59と健闘してくれました。まだ、諦めないでやれるかなと、少し安心しました。

 二学期に入り、不安定な精神状態は続きましたが、通っていた校舎に戻り、多少は落ち着きました。プレ中学入試に加え志望校別プレ入試などもあり、いよいよ受験本番という雰囲気になって来ました。成績は小さな波が有りましたが、大体偏差値55〜60という、可もなく不可もない状態でした。やらなければならないという事は解っていても、どうしてもやる気スイッチが入りません。先生方には、相談に乗っていただいたり、励ましていただいたりして感謝しております。
 お蔭様で、冬期講習は何とか無事に乗り切り、一月の受験シーズンを迎えることが出来ました。実はこの頃未だ、志望校が決められずにいました。私としては、この様に精神的に弱い子なので、ミッションスクールでゆったりと心穏やかに過ごして欲しいと考えていました。
 しかし娘は、五年生よりずっと、愛知淑徳中学校に行きたいと言っていました。本人の希望が一番大切だし、私も愛知淑徳中学校でと思うようになりました(最後までいろんな選択肢を模索しましたが…)。

 受験は、聖霊中学校、金城学院中学校、愛知淑徳中学校に合格し、南山中学校女子部不合格という結果でした。そして晴れて、念願の愛知淑徳中学校に入学する事になりました。
 思春期の不安定な時期と重なる、中学受験は難しいと実感しました。名進研の先生方のサポートが無ければ、この合格は無かったと思います。本当にありがとうございました。
 合格後、予想もしていなかった、入学式までの宿題を日々、自主的にやっております。少し成長したかな?と最近の娘を見て思います。

息子に…ありがとう

 四年生の終わり「中学受験がしたい。」との息子の言葉に「どこまで本気なのかな?」と、思いながら入塾致しました。

 五年生の一年間は、反抗期の始まりと、塾、土日の少年野球と息子も必死だったのでしょうが、その精一杯を理解してあげきれず、母子で衝突することも度々ありました。
 六年生になり、思うように伸びない成績に「本当に合格したいなら、野球は考えた方がいいんじゃない?中途半端にならない様どうするか、そろそろ真剣に考えて自分で決めなさい。」と、小学生には辛いであろう決断をせまりました。
 後日、息子は大好きな野球を一旦やめる決意をし、肩を震わせながら「目標の学校に行く為チームをやめます。」と仲間にあいさつをしました。これで良かったのかと悩みましたが、息子は後悔する様子もなく受験に向けて集中していきました。
 夏期講習を終える頃、霧が晴れるように親子の衝突もなくなり、驚くほど息子が成長、この頃からなかなか越えられなかった偏差値の壁を少しずつ打開し始めました。

 いよいよ迎えた受験、一校目は不合格でした。息子の希望した関西にある学校でした。
 私の前では泣けないと、涙をこらえながらうなだれる息子に、どうしてあげて良いかわからず、「先生達が待ってるよ。塾へ行こう。」と、すがる様な思いで塾へ向かいました。
 塾へ着くと、先生方が飛び出してきてくださり、息子の肩を抱いて教室へと連れていってくださいました。全力で息子を支えてくださる先生方へ、感謝の想いでいっぱいになりました。
 それでも、不合格通知はとても重く、息子は三日ほど笑顔をなくしていました。その姿に私も不安で、「もう受験やめてもいいよ。」「他にも受かりそうな所出願しようか。」と、息子の逃げ道を探すように何度か話しました。
 そんな中、「いや‼行きたい学校に受かるよ‼最後までやる‼」と自分の力で立ち上がってくれ、次第に笑顔を見せてくれるようになりました。

 そして無事、希望した中学校へ合格できました。
 気がつけば、母の一歩前を歩く頼もしい息子に成長してくれています。
 受験後、思いがけず息子から「毎日、お弁当や送り迎え本当にありがとう。感謝しています。いつか孝行したいと思います。」とメッセージをもらいました。
 寮生として東京へ巣立つわが子に、この二年で最高の宝の思い出をプレゼントしてもらいました。中学受験のおかげで、母としての息子と過ごす時間をより豊かな時間にしてもらえました。わが子に感謝でいっぱいです。
 いつも絶対的に子どもの味方でいてくださりありがとうございました。
 我が子を信じ抜く事の大切さを教えて頂きました。
 今、目標だったユニフォームを着て、野球に勉強にと新たな夢に向かって前進しています。

名進研卒業の重み

一、中学受験を終えて
 志望校合格までの道のりは決して平坦なものではありませんでした。振り返ると大きな山が三つあったと思います。
 一つ目は入塾当初。初めての塾、しかも今まで出会ったことのないハイレベルな学習内容。授業についていくだけでも大変でした。宿題に苦戦する娘の姿が、私が娘に伴走するきっかけとなりました。
 二つ目は五年の前期。ここが一番大きな山でした。毎週、理社の授業がプラスされ、週末はゼミ、しかも学習の内容、量ともにアップ。傍で見ていても厳しいなと思える時期でした。「塾をやめたい」という言葉が娘から出たのもこの時でした。「今、ここで止まってしまったら終わりだ。少しでも前へ進むことが大切なんだ。みんな苦しいんだ。歯を食いしばって走り続けろ」と何度も話したことを覚えています。ここを頑張って乗り越えてくれたことが完走に繋がったと思えます。
 最後は六年の後期。もともと、何度も繰り返すことで理解が増し、知識が定着するタイプなので、四、五年の経験からも六年前期での多少の停滞は予想の範囲内でした。しかし後期十月に入って算数で予想外の失速。入試のカウントダウンが始まったこの時期、なんとかしなければと思い、先生に冬期講習前まで別メニューでの調整を申し出ました。暗記科目、暗記単元に重点が移る時期での算数特訓になりましたが克服してくれました。最後のプレ中学入試であげた成果が入試への自信につながったと思っています。

二、反省点
 六年後期の失速につながった点として。
 まず、六年の後期が四、五年の後期とはカリキュラムの異なることを十分理解していなかったことです。
 四、五年の後期は、前期の復習あるいは発展的復習ととらえてよいと思いますが、六年の後期は、前期の復習要素を超えて全範囲の発展的復習になる、つまり六年前期分までは六年の後期開始までに終わらせておく必要があるということ。でないと後期に余裕がなくなり苦しくなる。私の認識が足りませんでした。
 そして、テストゼミについてです。
 テストゼミの良い点は、時間制限のあるテスト形式である、国語文章読解の良い問題に毎週チャレンジできる、週の学習単元の習熟度のバロメーター等いくらでも挙げられます。その一方、毎週がゼミで点数を取ることに重点を置く勉強となっていたことは否定できません。そのため復習が十分でない部分ができ、毎週積み残しが・・・スローペースの娘には別の選択肢があったのではないか、受験を終えた今でもこの点は明確な答えが得られずにいます。

三、娘へ
 友達と遊びたい、テレビを見たい、そんな気持ちに封印をし、名進研で目標に向かって走り続けた三年間、その間には、頭痛を我慢して勉強を続けた夜、深夜までかかって宿題を終えた日、問題が分からなくて涙を流した日々もあった。そんな姿を誰よりも近くで見てきた。だから今はとにかく最後まで走りぬいたことをほめてあげたい。頑張って合格を勝ち取ったことは、これから先、君の自信にそして支えになるだろう。最後まで頑張り続けたことが志望校合格につながったことを忘れないでほしい。授与された名進研の卒業証書には合格目指して駆け抜けた三年間が詰まってる。その重みを感じてほしい。

四、最後に
 合格へ導いていただきました名進研、そしてご指導いただきました先生方、三年間本当にお世話になりました。毎週返却されるゼミノートの激励の言葉には子供のみならず保護者である私も随分励まされました。また六年後期においてはこちらの要望を快く聞いていただきましたこと本当に感謝しております。ありがとうございました。

名進研 私立中学受験コースJunior high school exam course

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