受験をふり返って …
四年生の春期講習。二学年上の姉がお世話になっていたこともあり、自然な流れで息子の名進研生活がスタートしました。学校で受験する子が数名、塾に通っている子もほとんどいない環境の中で、帰宅後の友だちとの遊びを羨ましいなと言いながら、自分が今やるべきことを納得し、こつこつと勉強に励んでいました。
五年生になり、一ヶ月遅れでテストゼミを受講し始めたのでKS3からのクラス。順調に白星を得る楽しみを覚えTN2までいったのですが、ここからが大変でした。クラスダウンがこわくゼミが嫌になってしまい、ある朝「今日は行かない‼」と涙をこぼしストライキ。「点数にこだわらず一週間のどこができていないか知るために行けばいいよ。」と諭し、駅まで向かったのですが、「やっぱり行く意味が分からない‼」と足が止まり、道端に息子と座りこんで、そんなに嫌なら、テストゼミをやめようと話しました。しかし、とことん話し、やめていいと言われ安心したのか、結局、六年最後の志望校別特訓講座まで休まず受講しました。
接する時間の長い私は、つい、うるさくなってしまい、主人と話し合い、必ずプラスとマイナスの役割、つまり、どちらかが注意する側となったら、必ずどちらかは息子を認めフォローする言葉がけをすると決めました。おかげで週末は、家族の話をしながらの家飲みが増えました(笑)。
とは言え、毎週火曜日、携帯に送られてくる結果に一喜一憂し、時折荒れる息子に「子どもより先に感情を爆発してはいけない‼」と自分に言い聞かせ見守りました。
五年最後のテストで64.6の偏差値をたたきだしたものの、六年生では50代後半をいったりきたり。過去問を解き始めてからは、一週間の時間の使い方に苦慮し、先生方に助言をいただきながら解き直しを含め、何を一番優先して勉強を進めていくかを息子と計画し、こなしていきました。私は復習項目のチェック、大量のプリントの整理を手伝いました。
入試直前、学校を休みたくないという息子と折り合いをつけ、遅刻や早退で送り迎えをした日々は、大切な思い出になりました。
名古屋中学校スカラーに合格‼このまま第一志望も‼と胸ふくらみましたが叶わず、ご縁のあった滝中学校に入学が決まりました。やりきった息子と共に清々しい気持ちで入学式を心待ちにしております。
最後に先生方、チューターの皆様、心より御礼申し上げます。












