入試直前まで保護者の体験記を読んでいました。そこには、良く出来る子もいましたが、出来ない子もいました。私は出来ない子の親の体験記だけ、拾って読んでいました。
 そこから学んだ事は、『本人の第一志望を変えてはいけない』です。

 うちの子は、ずーっと、出来ない子でした。しかも勉強しません。でも東海中学校に行きたい。幼稚ですね。
 頑張ったのは、入試日直前二日だけです。しかし、東海中学校に受かりました。この不思議な出来事は何だろう?と、振り返ってみました。

 まず授業は、他の子に比べて休んだ日が多かったです。その日もらったプリント類、録画授業、やれてません。休んだテストゼミ、今も新品です。
 毎日の宿題は、やったりやらなかったり。出席した授業では、「どうだった?」と聞くと、先生が脱線から戻す為に言ったダジャレしか覚えておらず。
 ノートぐちゃぐちゃ。手を出したくても、宿題が何なのか読めません。親のストレスはたまり、親子関係は最悪。こんな状況でも『東海』と。勉強しないのに‼

 はっきり言って、記念受験させる程、裕福ではありません。しかし、これを受けなければ、本人が一生後悔する、と思いました。
 入試当日の私の気持ちは、(もう、ここには来る事はない。さようなら、東海。今までありがとう。違う学校で頑張るからね。)でした。

 と、ここで終わるはずだったのに、受かってました。受かった理由?
 最後の二日間、今までの授業で覚えているわずかな記憶を、ノートに書いていました。
 彼いわく、
 「受けた全部の学校の問題に、名進研でやった問題が出てた。名進研、当たったー!と思ったら楽しかった。」ですって。
 結局受かった理由は…
 「名進研、休んでもいいです。辞めないでください。わずかな事でも当日出たら、つなげて正解になります。」

 今本人は、学習への意欲満々です。結果、関係なしに、受験料払って良かった。
 親子関係は…、今はとっても仲良くなりました。なので大丈夫です。本人が辞めたくないなら、続けさせた方がいいです。あとは、名進研の先生にその気にさせてもらい、友達に刺激され流れて行きます。

 以上がうちの中学受験体験でした。全ての方に感謝申し上げます。