今年の春から、息子は東海中学校に通うことになりました。名進研にお世話になったのは、息子が小学四年生の冬期講習からでした。以前は他の塾に通っていたのですが、その塾の先生の勧めがあり、また、主要四教科の成績はまずまずでしたが、その他の科目が不得意であり、そのことで高校受験の時に苦労すると考え、中学受験に踏み切ることになりました。

 本人は特に意識することなく、ただ単に塾を変更するくらいの気分で、まずは名進研の入会テストにのぞみました。入会テストの出来は本人にとってもある程度の手応えがあり、なんとか無事に合格することができました。その後、冬期講習に通うことになり、その様子をみて、本格的に名進研に通うかどうか決めることにしました。
 冬期講習を経験した本人の感想は宿題が多く、結構ハードに感じていたようです。そして、冬期講習の総仕上げテストを受けた結果、偏差値は50を切っていたものの、入会テストのJAクラスの最後列スタートからJAの最前列になることができました。名進研に通うことを決めてから講座を練成教室、テストゼミ、復習・宿題指導講座、速読・速解力講座とすべてを受講することにしました。当初は塾に知り合いもなく、手探りの状態で日々の課題をこなす毎日でした。しかし、成績は上がるにつれて徐々に友達も増えて、楽しく通っていたようです。

 トップレベル講座EXの受講資格は五年生の後期から取得することができました。六年生になるとますます日々の勉強の難度や量も増加していきましたが、本人は弱音を吐くことなく、通常の課題に加えてEXを受講しました。その間も成績は順調に上がっていきました。ただ、六年生の後期は通常の課題のみに集中して、EXの受講は負担になると思い、やめようかと思いましたが、塾の先生の勧めもあり受講することにしました。EXを受講することで通常の課題の復習に十分な時間をあてることできず、心配に思いましたが本人もなんとかやりくりして頑張っていたようです。逆を言うと、EXを受講することにより、様々なタイプの問題を経験し、それらの問題の解き直しをすることでさらに力を高めていったような気がします。

 六年生後期の中頃、受験校を選択するという時期に、当初は東海中学校、滝中学校、名古屋中学校、愛知中学校を予定していましたが、塾の友達の影響もあり、西大和学園中学校、東海中学校、滝中学校、名古屋中学校に決定しました。特に西大和学園中学校は塾の先生から聞いていたのですが、東海会場での合格はかなり厳しいとのことで、東海会場受験と本学会場の二回受験を申し込みました。

 受験日程としては最初からいきなりの最難関である西大和学園中学校の東海会場でした。会場は千種駅近くの貸し会議室(西大和学園中学校の学校説明会と同じ場所です)で行われました。そのため受験会場にあるような独特の雰囲気もなく、比較的落ち着いて受験できたようです。本人からも手応えがあったという返事でもしかしたら「合格かも‼」という期待をしましたが、やはり、塾の先生が言うとおり厳しい結果となりました。

 そして、翌週が本学の受験日でした。西大和学園中学校の本学は奈良県にありますが、本学受験は午後入試ということもあり、当日に自宅を出発しても十分に開始時間に間に合います。しかし、その日は前日の天気予報で今シーズン最強の寒波ということで積雪の可能性が高いということでした。そして翌朝、起床して外が積雪をしていないことを祈り、窓のカーテンを開けると外はなんと大量の積雪でした。景色だけでなく、頭の中も真っ白になってしまいました。しかし、本人も先週のリベンジを果たしたいという気持ちが強く、時間がかかってもなんとかして本学会場で受験させてあげたいと思いました。幸いにも交通機関に不通の箇所がなく、四時間ほどかかりましたが、なんとか時間に間に合いました。
 東海会場では名進研の先生方が応援のため受験会場の前で待っていただきましたが、本学会場は関西圏で他の塾の旗がたくさんある中、さらに今回の天候では名進研の先生方も応援には来ていただけないだろうと思っていたのですが、まさかの名進研であのおなじみの白いスタジアムジャンパー(子どもが塾の先生から聞いた話ですが、このジャンパーは見た目よりも寒いとのこと(^_^;)…)を着た姿を発見したときは、泣きそうなくらいに嬉しく感じました。その甲斐もあってか無事に本学会場でリベンジを果たすことができました。

 そして、その勢いで第一志望の中学校も含めてすべての学校から合格をいただくことができました。

 また、受験直前に心配していたのは風邪やインフルエンザ等にかかることで、息子にも口うるさく予防を言い聞かせたのですが、本人はほとんど予防をすることなく、いたってマイペース。「俺は風邪をひかないから大丈夫‼」などと言い、どうしてそんな自信満々なことが言えるのかわかりませんでした。まあ、「病は気から」という諺もあるようにそんな自信から最後まで風邪をひかなかったのかもしれませんが…

 最後に、確かに本人も努力はしましたが、お調子者のわが子が見事に第一志望校の入学を果たすことができたのは優秀な先生と友達の存在が大きく影響しました。また、名進研のおかげで一生涯つきあえる友達ができたことも感謝しています。今まで本当にありがとうございました。