アウトプットを心がける
息子は科学工作が大好きで、科学部のある中学校に行こうということで、受験を始めました。
特に、東海中学校のオープンスクールで参加した理科の授業を気に入り、この学校に行きたいと目標が明確になりました。目的がはっきりしているので、科学などの理科の体験教室への参加や、電子工作キットを購入して取り組んだりすることを本人が希望した場合も、モチベーションの維持&息抜きと思い推奨していました。
四教科の成績は、理科と算数は心配なく上位クラスであった反面、社会と国語は平均若しくは平均以下でした。そこで、国語と社会の伸びしろは大きいと考え、理科と算数は塾あるいはこどもに任せ、家庭では、国語と社会を意識して声掛けしました。
特に社会は、覚えることが主ですがテキストだけでは関心が持てないと思い、地理で手薄になりやすい四国地方、中国地方に家族旅行しました。また、武将関係に兄弟が関心を持ってくれたので、本を購入すると、歴史についての会話が家で自然に出るようになりました。また、テキストなどの問題を解くときには、私が派生問題を出して、なるべくアウトプットの機会を心がけました。
国語については、得意とはいえないことを自他ともに認めていたので、無理のない範囲で少しずつ得意なところを見つけていくつもりで取り組んでいました。僅かずつでも結果が良くなっていたのが幸いで、冬期講習の後は自己ベストを出せました。最後まで根気よく声掛けしていただいた先生に感謝しています。
塾のシステムでとても効果的だったのは、模試の結果の活用です。苦手分野を確認できることと、問題一つずつに対して復習すべき単元を提示していただけたので、間違えた問題の復習に取り組みやすかったと思います。
また、一週間の取り組みをテストゼミで振り返り、さらに一か月の取り組みを実力テストで確認するというサイクルは、息子にはあっていたようです。テストや宿題で大変かなと思いましたが、周囲の友達も取り組んでいるし、こういうものだと、息子もすんなり取り組んでいました。
入試直前は、先生が作成し配付していただいた分野別重点プリントで苦手分野を重点的に復習することができて、焦ることはなかったと思います。また、国語の文章題に慣れたほうがよいと、先生が用意してくださった長文プリントを一日一枚読んでいました。
約二年の受験準備をとおして、自分で始めたことに対して発揮する力は、素晴らしいと実感する日々でした。先生のご指導、お友達からの良い刺激、皆さんに感謝します。












