飛ばしすぎないように、緩みすぎないように
息子は東海中学校・愛知中学校・名古屋中学校に合格しました。
中学受験は当初予想したよりも勉強は大変で、今は合格したことを家族でたいへん喜んでおります。
さて、まずは、自分が親として心がけてきたことですが、受験勉強はマラソンと同じと考え、名進研での三年間で合格までのイメージを描き、飛ばしすぎないように、緩みすぎないように、声をかけてきました。
常に全力を尽くすようにするのではなく、自分で考えられるように手を離してみたり、叱咤激励してみたり、保護者会の話や、面接の話によく耳を傾けながら、息子に接してきました。
最初は受験直前期には合格確実な学力を身につけることを目指しておりましたが、実際にはそれは難しいものでした。しかし、結局、確実ではない成績のおかげで気の緩みも無く、秋~本番までを過ごせたのが良かったとも想っております(六年生のテストゼミのクラスはほとんどTN2でした)。
四年生の最初は親が解き方を教えることもありました。しかし、だんだんと、教えることは控え、勉強の計画を提案したり、名進研での学習状況のチェックをするにとどめるようにしていきました。
五年生後半になると勉強の計画も自分で立てるようになりましたが、テスト結果の分析は、一緒になってやっていました。
テストゼミの前日に、算数の問題を息子に解説させたりもしました。
テスト結果に一喜一憂することなく、結果を受けとめていくこと、平静を保つのは難しいことでした。その都度、方針を考え、先生方にもよく相談しながら進めてきました。
最後の本番前は親より息子の方が落ちついている様子でした。本番を迎えた息子の精神的成長は親も驚くほどでした。本番は、結局、息子一人で臨むのです。学力だけでなく、精神的な自立は本番を突破するために大切な力であると強く感じました。
息子は本番が一番ゆっくりと、注意深く問題を解いたと言っていました。
理由は、模試と本番では一点の重みが違うから、だそうです。
模試のたびに、口を酸っぱくして慎重に解くように言ってきたのですが、なかなか親の言うことは先生方の言葉のようにはきいてもらえなかったようです。
ちなみに、東海中学校の入試について感じたことを少し。東海中学校のホームページの出題方針をみると国語についてまずスペースを割いて説明されております。他の教科でも表現力が問われる問題が多いようです。東海中学校の算数は難しく、それを突破する勉強も重要ですが、まず、国語・理科・社会をきちんと押さえて、そして、算数も取り組むということが重要であると感じました。
最後に、息子は誰よりも先生方のご指導を素直に信じ、実践することで、合格を勝ち取ることができました。先生方、本当にありがとうございました。












