今、これまでの分を取り返すかのごとく友達との遊びに忙しい娘を見ていると、の日々がまるで夢であったような気さえいたします。

思い起こせば、この二年間という受験生活、本当に色々なことがありました。

要領の良くない娘は、大量の宿題をやりこなすことができず、涙を流すことも多々ありました。ケアレスミスがいつまでも直らず感情的に叱り付けてしまったことも…。また、保護者会で「テストの結果に一喜一憂しないでください。」と注意されているにもかかわらず、「こんな成績ではどこにも受からないよ!」とつい口走ってしまったり。その度に、親子で本音でぶつかり合い、時には所属校の先生にご相談をし、一つ一つ乗り越えてきました。思えば、そろそろ反抗期を迎え少しずつ親子の会話も少なくなってくる頃に、親子の濃密な時間が過ごせたのではないかと思っています。

娘は憧れの中学校に進学できることになり希望に胸を膨らませています。受験勉強真っ只中の親御様にとっては不安な日々もあるかと存じます。子供の力を信じ、先生方を信じてください。私は最後まで受験生の親としては劣等生でした。子供は親が心配するよりずっと逞しいです。受験を通して私も親としての在り方など学ぶことができました。