最高の褒め言葉
足掛け四年に亘り頑張ってきた受験勉強も終わり、親としては息子が第一志望校に通う事が叶い良かったと喜んでおります。
二年前、姉が志望校に合格出来ず、公立中学へ進学した際に『頑張っても必ず合格出来るとは限らない。受験をやめたければ、やめても構わないけど、どうする?』と選択権を与えましたが、『僕はやめないよ』と彼は即答しました。
自分で考え、行動していく子でしたので、受験に関しても見守るだけでした。だから??…なのか名進研の無い日は勿論、名進研のある日も行く前に友達と遊び、ゲームも楽しみ、ギターも習い、勉強は宿題のみ。大丈夫か?と気を揉みましたが、名進研のテストでの成績は安定していましたので口はだしませんでした。おそらく、名進研での授業はかなり集中して受けていて、メリハリをつけていたのだと思います。テキストの難しい問題が解けた時の爽快感が好きだと言っていましたので、受験勉強も苦しみながらも、どこか楽しんでいるようにも見えました。
小さい頃から、知識欲旺盛で、日々の生活の中で常にアンテナを張り様々な情報を得ていました。漫画本シリーズの『日本の歴史』『世界の歴史』『○○のひみつ』はかなりのお気に入りで、何巻のどのページに何が書いてあるか全て記憶するほど読み込んでいました。読み始めると、時間を忘れ、声をかけても気が付かないほど入り込んでいましたので、案外、こういう所で集中力が養われたのかも知れません。
受験校も息子が自分で決めました。チャレンジ校として県外難関校を、そして第一~第三志望校の合わせて四校を受験しました。日程的に一番最初が県外難関校でしたので、合格して勢いに乗れるのか、不合格となり不安なスタートとなるのか、賭けのようで した。結果が届いた時も、一人でこっそり開封していましたので自信がなかったのだと思います。結果的には名進研で唯一の合格者となる事が出来、先生にも『いちばん難しい学校に合格して冠がついたね』と最高の褒め言葉を頂き、息子も嬉しそうでした。
良いスタートがきれたおかげか、続く三校も全て合格する事が出来ました。二人の子供の受験を終えて思う事は、受験におけるあらゆる事に関して、どれが正しくて、どれが間違いだとかは無いのだと言う事です。子供自身が後悔しないように導いて来たつもりではありますが、いまだにこれで良かったのかと思う事がたくさんあります。答えなど無いのだと思います。そして、ここがゴールではなく、一つの通過点に過ぎないと言う事です。子供の人生はまだまだこれからです。中学受験という体験をこれからの人生における一つの糧として進んで行って欲しいと思います。最後に御指導頂いた先生方に感謝いたします。有難うございました。そして息子へ…おめでとう!よく頑張ったね。












