目の前の問題を解くことだけに集中
第一志望の東海中学校に合格した息子の父親です。中学受験は、「一生に一度きりの受験」とか「9割は母親の力」など刺激的に表現されています。中学受験を経験していない親としては、脅威に感じておりました。その中で、四年生の冬から二年間、名進研の豊富な経験と実績を信じてきました。そして、同じ志を持った名進研の仲間と切磋琢磨しながら、正月特訓も含めて、様々な経験をさせて戴けたことに大変感謝しております。
以下、父親として名進研や家庭で経験した中学受験について、申し上げます。少しでも参考になれば幸いです。
今回、改めてですが、受験勉強は前しか見えない(周りの見えない)自分のコースを全力で走るレースであると感じました。ほぼ毎日曜日に行われる名進研の各種テストで、順位や合格率など出ますが、特に息子は学力、気持ちにムラがあり、山あり谷ありの結果でした。
後から先生方に聞くと、良く見られるパターンとのことですが、息子は六年生の夏から頑張りだし、最初の東海中プレ入試では、合格率88%とピークの成績を取りました。しかしながら、その後は、じりじりと名進研の成績が落ちて行きました。
追い込みの一月のテストゼミでも成績は下がり(★)、夫婦で第一志望は駄目ではないかと真剣に話し合いました。そんな時、妻が先生に相談した際、「彼は受かります!」と言われたそうです。不安一杯の中で本当に救われた思いでした。それから、腹をくくって本番を迎える覚悟ができました。「きっと大丈夫!!」と夫婦で言い聞かせながら、テキストで朝の漢字と計算、過去問の繰り返しを徹底的にさせました。そして、合格のプレッシャーを少しでも減らせるように、次のことを繰り返し言い聞かせました。今の名進研での勉強は、決して合格だけが目的でないこと。名進研で目的に向けて一生懸命に取り組んだ経験は、将来必ず役に立つこと。そして、目の前の問題を解くことだけに集中すること。受験日まで一ヶ月を切ると、風邪をひかないように何枚も着せたり、毎日ピリピリしていましたが、家族ではじめて緊張感を共有できたかと思います。東海中学校の試験が終わり、校舎から出てきた時の息子の清々しい顔が、自分の「ほっ」とした気持ちと重なり、とても印象に残っています。
最後に、中学受験は、知識の詰め込みとも言われ、一面ではその通りと思います。しかしながら、息子が名進研に通い、受験という目的を持ち、はじめて真剣に取り組んだ経験は、将来どこかで必ず役に立つものと信じております。












