先日、注文した制服が届きました。名進研生の娘は早速、真新しいセーラー服に袖を通し嬉しそうでした。残念ながら南山中学校女子部の制服を着ることが出来ませんでしたが、名進研で勉強して万事を尽くした結果なので、今は親子共々この結果を素直に受け止めて、愛知淑徳中学校への入学を心待ちにしております。

名進研には五年生からの入会で、クラスはJS・TN2からのスタート。入会当初は名進研の宿題をこなすのに精一杯。夜9時にもなれば、机で寝てしまうほど体力がありませんでしたので、少しでも早く名進研の宿題を終わる様にと親が横について教えていました。ところが反抗期。色々な事で衝突するばかりで、このままでは親子関係は最悪になると思い、六年生からは一切教えない、口出さない事にしました。結果、一人で(もちろん名進研で)問題を解決する様になり、これは中学生活では必要な事なので良かったと思っています。

合格体験記でも「辛い六年生の夏期講習」と言われているのに、娘が「夏期講習が終わってしまう!名進研は楽しいのに…。」と言うのには驚かされました。きっと充実した夏休みだったのでしょう。その後クラスがTN1に上がり、十一月の名進研プレ中学入試でも南山中学校女子部の合格率85%以上が出たので、このまま行けるかも?と内心親は期待しておりました。

しかし、スランプは突然一月にやってきました!!

我が家では、普通の小学校としての生活を大切にして学校は休まないというのが、当初からの方針でした。でも、小学校で受験の為に学校を長期間休む子を次々と知り、きっと不安になったのでしょう。最後の名進研プレ中学入試の結果がこの一年で最悪だった事もあり、完全に自身を失っていました。そんな娘の異変に、名進研の所属校の先生はすぐ気づいて、娘の様なタイプは学校へ行くべきだと娘に話をしてくれました。面談後、娘の目に光が戻っていた事は今でも忘れません。

最悪な状態で本番に突入しましたが、第一志望のみ残念で、あとは合格でした。南山中学校女子部に合格できなかったのは、実力が足りなかった事は事実です。しかし、この二年間の名進研での努力は無駄ではなく、何よりも電話で名進研の所属校へ結果をしっかりと伝えている姿を見ると、受験を通して精神的に成長したと感じました。

全ての合否発表後すぐに娘は前を向いて歩き始めました。愛知淑徳中学校のパンフレットを眺め、中学校での生活を楽しみにし、今は少しずつ英語の準備をしています。「合格はゴールではなく、スタートなのだ」と娘は理解しているようです。

精神的に弱い娘を気にかけ、指導してくださった名進研の先生方には、感謝しております。

最後に、きっと今不安になっている名進研生の保護者の皆様へ、経験者からの伝言です。どうぞ模試結果で一喜一憂しないでください(私は一喜一憂したダメ母です)。十一月頃から本番終了まで精神的に辛く、体調も悪くなるでしょう。でも一番辛いのはお子様です。どうぞ支えになり、見守ってあげてください。春はもうすぐそこまでやって来ています。