ヤル気を継続させるために心がけたこと
我が家の中学受験は「息子を私立中学校に通わせたい」という妻の言葉から始まりました。
公立の進学校を目指すには、主要五教科以外の内申点に不安があるからとの理由でした。同じ理由で志望校のランクを下げるよう担任に言われ悔しい思いをした、自分の古い記憶が蘇り、即OKの返事をしたことを昨日の事のように鮮明に覚えています。
親主導で名進研での受験勉強を始めたこともあり、当の本人にはどこを受験したいとの希望もなく、当初は、名進研JSの最後列から前の子に負けたくないという気持ちで名進研に通っているような状態でした。
五年生春の学校説明会は学校行事と重なる不運もあり、唯一行くことができた南山中学校男子部の説明会も途中で帰るという始末。
そんな状況からの変化に気付いたのは、五年生秋に東海中学校のオープンスクールで体験授業に参加した頃のこと。名進研での席次も最前列になったこともあってか、偏差値の高い学校に通って勉強したいと口にするようになり、東海中学校入学を目指すという目標が定まりました。
このころは名進研での成績にむらがあり、名進研テストの国語が良ければ算数が悪く、理科が良ければ社会が悪かったりで全教科すべて調子が良いことはまれでした。
名進研で何とか安定した成績がとれるようにしたいと考えるようになり、それには、まずヤル気を引き出すことが重要と判断し、モチベーションの向上・維持するために、次の作戦を敢行することにしました。
①志望校合格の最終目的とは別に小目標を設定する。
受験までの期間は、名進研生の多くの方が二年以上だと思いますが、子供にとっては途方もなく先の事に思うようで、息子もなかなか苦手な単元を名進研で克服しようという姿勢になれないでいました。
そこで「日曜日の名進研テストゼミの成績が○番以上」といったような小目標を設定して、達成したらご褒美をあげるとヤル気を出すように仕向けましたが、これが予想以上に効果がありました。
②日常生活に過剰な規制を持ち込まない。
受験生だからゲームやテレビは禁止するということをよく見聞きしますが、我が家では、抑制されることによるストレスを心配して、時間を決めてコントロールするようにしました。(時には守られないこともありましたが…)
また、ゲーム・テレビが禁止の名進研の正月特訓教室に参加した後は、娯楽の時間は自然に減少しました。
③一人で勉強させない。
名進研の宿題やテストの勉強については、孤立感を感じて不安になることで学習効率が落ちないよう、リビングのテーブルでやらせていました。
副産物として、多少の生活雑音には動じない集中力を養うことができたと思っています。(大教室で行う入試には雑音は付き物です)
これらを続けた結果、次第に名進研での成績も安定するようになり、六年の日曜日の名進研テストゼミも一年間名進研で俊秀クラスを継続することができ、名進研の先生からも東海中学校合格の太鼓判をいただけるまでになりました。
いざ本番、受験した四校すべてに合格することができました。
本人の努力もあったとは思いますが、その支えに名進研の所属校・名進研ターミナル校の名進研の先生方の熱心な指導あってのものと感謝しています。












