東海中学校へ進学することになりました男の子の母です。

息子は、東海中学校へ行きたい、という思いが強かったので一校受験にしました。滑り止め、受験の緊張に慣れるためという理由で複数校受験される方が多い中、東海中学校だけ受験しました。これには理由があります。息子はいわゆる本番に強いタイプで、大会場のテストだと理解度は変わらないのに順位が上がる、という子です。また、東海中学校の入試の前に他の学校から合格をいただいたなら、緊張の糸が切れてしまうのではないかと危惧しました。毎月の名進研のテストの後、三週間はだらだらと過ごしている姿を見ていましたので、波状攻撃のようにやってくる入試本番に耐えられないだろうと思いました。その日に向けて集中させるためには目標は一つにする必要がありました。その結果、体力、気力とも十分な状態で東海中学校の入試に臨むことができました。

入試前日は「もう、名進研へ行かなくていいんだよね。」と、本番があることを忘れたかのようにリラックスし、9時には就寝してしまいました。親の方も「やっと本番、待ち遠しかった」という気持ちでした。当日は、名進研の先生方が校門前のもっとも目立つ場所で迎えてくださり、たいへん心強く感じました。名進研の先生方の姿を見つけたとき、息子はとても良い表情になりましたので、名進研に支えられていたのだなあ、と胸が熱くなりました。校門から教室へ向かう人波は名進研のタグをつけた受験生か大勢いましたので、息子は「名進研のテストみたい。」と緊張する様子はありませんでした。名進研は外部会場を借りて行うテストがほぼ毎月ありましたので、これで場慣れすることができたのではないかと考えています。

名進研には四年生の冬期講習からお世話になっています。どのクラスにいたのかわからなくなるほど、上がったり下がったりしていました。六年の名進研のテストゼミでは

TN1にいるときに半年間ほぼ一週間おきに白星を取ってきており、星の数だけは誰にも負けない、という状態が続いていました。連続して星を取らないと俊秀には上がることができないので、連続して頑張れる子が上がれるシステムなのだと感心しておりました。このままブラックカードを見ることもなく終わるのか?とあきらめかけたところ、特別頑張ってもいない時期にあっさりと上がってしまい拍子抜けしました。

冬の名進研のホテル合宿は本人の生活態度が非常に不安であったために、参加しませんでした。勉強は名進研でしかやらない子で、家にいてもなにも勉強はしないので、気分転換をするために家族で旅行に出かけました。当然冬休み最後の名進研のテストは順位を下げましたが、その後の名進研のテストゼミでは算数で一番になるなど、本番に向けて上手く追い込むことができました。家庭での学習はほとんどしていません。漢字と計算練習ぐらいさせようとしても、「休み時間にすませるから家ではやらなくていいんだよ。」といって、やりませんでした。名進研の授業内容はその時間中に名進研で理解してくる、家に持って帰らないという姿勢でした。

六年生になったとき、息子が「きちんとサポートしてほしい」と言ってきましたので、私はそれまでのフルタイム勤務から午前中のみの勤務にかえました。子どもが帰宅して名進研の授業に送り出すまでに、軽い食事とお弁当を用意するためです。帰宅してすぐ出かけてしまうこのすき間の時間は結構大切だと思います。勉強は名進研にお任せでよいのですが、おなかと心が満たされた状態で名進研に送り出さないと、名進研での授業がおろそかになってしまうからです。

学校でも名進研でも、友人関係、教師関係すべてにおいて恵まれた年でした。指導していただいた名進研の先生方には心より感謝しております。ありがとうございました。