一 動機付け
まず、わが家が受験を選んだ理由です。小学三年生の終わりに将来の夢についての話を親子でした時に、息子の将来の夢が医者になりたいと明確でした。では、その為の選択肢としてどのように進むと夢が叶いやすいであろう?と話し、夢からの逆算をしてみました。中学受験をして私立中学に進むのか、中学から頑張り高校受験を頑張るのか。元々勉強することは嫌いではなく、むしろ塾に行ってみたい。受験してみたいという思いが沸き上がり、とりあえず一年間塾に通ってみて一年後まだ中学受験をしてみたいと思うなら継続しようと話し、本人の意志にて四年生の四月から入会、中学受験チャレンジを決意しました。

二 生活に関して
息子にとって、学校生活は息抜きの場であり名進研との両立が苦しい辛いというものではなく、楽しみに行く場所だったと思います。ただ、放課後は塾やほかの習い事もあったので、友人と遊べる時間は限られていました。四年生までは塾にも余裕があり、英語二回/週、プログラミングも通っていました。そこに、友人と遊ぶ曜日も一日は確保しつつ、宿題もこなすという生活を楽しんでいました。
五年生になり土ゼミも加わり、時間制約が出てきたため、英語は週一に。プログラミングは息抜きとして本人の希望もあり、五年生まで通いました。四年生同様、友人と遊ぶ曜日は一日と決めて遊んでいました。
六年生になると一気に忙しくなり、英語塾は夏期講習前まで通い、以降は休塾。課題も増えましたが、その中で遊べる時間を夏までは確保してあげてください、という先生の言葉もあり、夏前までは放課後、友人と遊べる時間を一日だけは確保していました。勿論、その時間を確保するために、宿題をこなすペース配分をどうするといいのか、は一緒に話し合い、考えました。友人と遊べる時間があることで上手に息抜きもしてモチベーションが継続しやすかったのかもしれません。

三 学習について
入塾直後の実力テストでは途中入会ということもあり、偏差値はギリギリ50を切ってJAクラススタートとなりました。自分が思い描いていた結果より悪く、悔しさから号泣していました。その結果だったからこそ、上に行きたいという思いが沸き上がってきたのかなと思います。そこからは、コツコツ頑張り、少しずつ偏差値は上がっていきましたが、なんとなく波はありました。五年生になり安定して60前後まで上がりましたが、一度秋に偏差値が下がりました。いつもよりテスト勉強をせず今まで取れてるから大丈夫だろう。そんな過信が招いた結果でした。そこで、周りもやる気になっているこの時期にやらねば落ちていくということを身に染みて実感したようです。ちょうど、この頃プレ思春期なのか、割と母には厳しく当たる、うるさいなぁ。等、傲慢な態度なこともありました。
家で、勉強の内容についてとやかく言うことはありませんでしたが、気になる点やサポートしていただきたい点は、先生と相談して気にかけていただいていました。家庭では、人としての礼儀、周囲への感謝、今の環境への感謝、このことについては厳しく話をしました。お互いに向き合ったからこそ、息子自身も感謝の思いが生まれ、そこから少しずつ本気スイッチが入ったと思っています。日々の学習は、毎朝の計算トレーニング、起きれなかった日は中休みなどにやっていたそうです。六年生後期の志望判定は、50~80%未満の絶妙なポジションで親としては頭を抱えつつ、コツコツタイプの息子の性格を知っていたので、大丈夫、最後まで諦めなかったら結果はついてくる!と、不安は煽らないよう努めました。
塾の送迎の際には、頑張って‼という声かけは決してせず、いってらっしゃい。おかえり、お疲れ様と声掛けするようにしていました。頑張っているときに、さらに頑張れはきついかなと思っていたので……。

四 直前アドバイス
本命校受験の二週間前から学校を休み、自宅で過去問を解く日々を過ごしました。やはり、外で遊べないのでストレスもたまるため、本人の希望で家の中で休憩時間にドッジボールをしていました。楽しかったようです(笑)。
各学校の入試前日には、本人への三年間の労いと応援メッセージを軽く食べられるものとともに手渡しました。東海、滝の当日、駅まで送った際にも、楽しんでおいでね‼君なら大丈夫‼というポジティブな声掛けをして送り出しました。

〈合格発表後〉
わが家は最終、鶯谷特待、名古屋中スカラー、東海中学、滝中学合格をいただきました。しかし、東海中学は一旦不合格からの繰り上がり合格でした。初めに不合格通知をみたときに、本人は見た瞬間に涙を流し、号泣でした。親としてもなんと声掛けをしていいのかわからず、頑張っていた姿を最後までそばで見ていたので悔しくて悲しくて……息子の涙をみてこらえていた涙があふれ、頑張ってたもんね、悔しいよね……その言葉以外何も出ませんでした。そして、翌日滝中学校の発表で、合格という文字を見て、やったーーー!!!と大声で喜んで弟と一緒にハイタッチしてハグして喜び合ったと思ったら、これまた号泣。
合格でも、不合格でも流す涙をみて、ここまで打ち込めることに出会えて、最後まであきらめず乗り越えていい結果を勝ち取ることができて、本当に良かったです。息子の第一志望の学校に通えることになり親としては安堵の気持ちしかありません。息子は、俺ってラッキーだよね。結果全部合格できたんだもん。受験できたのも滝に行けるのも。みんなに感謝やなぁと。この三年で人としても少しは大きくなれたかな?受験というものを経験しなかったらこの価値観は得られなかったと思うので、我が家は中学受験を経験してよかったと思っております。そして、最後まで走り抜くためには、親主導ではなく、自己決定させた上で本人主導が大事なのかなと思っております。

息子の性格をよく理解して指導してくださった名進研の先生方には感謝の気持ちしかありません。三年間ご指導いただきありがとうございました。