三年生から名進研に通塾しておりました。人一倍、負けず嫌いのくせに、自分一人では勉強しないので、五年生までは母親である私が全面的に勉強のサポートをしていました。具体的には毎日やることリストを作成し、彼が解いた答え合わせを夜中にし、間違えていた問題を翌朝息子に伝えていました。というのも、両親ともにフルタイム勤務で、二人の未就学児がいるものですから、帰宅後に彼の勉強を一緒に見てあげることは不可能でした。その代わり、週末一緒に勉強する時間を作り、理科や社会のコアマスターは一緒に読んで暗記したりしていました。漢字プリントは一回では覚えられないので、週に三回以上は消しゴムで消してやらせていました。
解いた問題は自分で丸つけまでするように話していたのですが、やっていないことも多々あり、また丸つけがしてあったとしても、小学生はかなり間違いが多いので、夜中にもう一度私が答え合わせをしていました。そして、間違えたところを翌朝、息子にアナウンスすると同時に、自作の間違えノートに書き出し、試験前に一緒に復習したりしました。
彼の成長とともに、徐々に手が離れていきましたが、六年生の夏までは、毎日やることリストを作っていました。東海中のしっぽ先生の問題集を八月末までに一通り解こうと目標をたて、六月より一日1〜2問のペースで解きました。当初は本人のやる気がなく、また問題も難しいものですから、下の子を寝かしつけてから、私も一緒に解いて、何とかやらせていました。
息子と二人三脚でやってきた勉強ですが、六年生の九月に入ってから、やることリストを書いてもやってくれないことが多くなり、反対に自分で計画を立ててやる姿が見られるようになりました。勉強量が一気に多くなり、私がついていけなくなったこともあるかもしれませんが、完全に私が勉強内容に関わる必要がなくなり、自分で弱いところを見つけて勉強するようになりました。そうなった時に、彼は合格するだろうと確信しました。その後はすべて彼に任せて、私は大量のプリントを夜中に整理することだけに徹しました。
受験の最終日、試験が終わって教室から出てくると、「テストが終わった後にやり切った感で涙が出た」と話してくれて、彼にとって中学受験を経験したことは人生の糧になったのではないかと思います。また私にとっても、中学受験を通して息子と深く関わることができ、また息子の成長を感じることができて、とても良い思い出になったと思います。