息子は四年生の冬期講習から名進研に通い始めました。元々、中学受験をする予定はありませんでしたが、小学校で仲良しの子から名進研で学んだ面白い話を聞き、自分も塾へ行ってみたいというのがきっかけです。

 中学受験をする否かを決めるのはまだ先のことと思い、まずは息子の「友だちみたいに難しいことを知りたい。学びたい。」という気持ちを満たしてくれる塾を探し、地域の補習塾や進学塾を調べました。複数問い合わせたところ、他塾は入塾の決断を急ぎ繁雑な対応が多かった中、名進研は穏やかで丁寧な対応をしていただきました。体験を兼ねて冬期講習に申し込みました。当初、小学校より長い授業時間に耐えて座っていることができるだろうか、飽きずに連日通うことができるだろうか、などの心配もありましたが、楽しい‼これからも通いたい‼と息子の気持ちは満たされ、入会を決めました。結局、塾へ通うきっかけをくれた友だちと同じ名進研に通うことになりました。

 名進研は進学塾なので、周りの塾生は中学受験のために通っている子ばかりだったと思いますが、息子は入会後も小学校の友だちと一緒に地域の公立中学校へ進学するか、それとも学びを深めるために私立中学へ進学するか決めかねていました。息子と相談して、どちらに進むかは受験の時期に決めればよいこと。ただ、「もっと勉強しておけばよかった」と後悔しないようにと、塾の勉強を頑張るということで通い続けました。

 通塾を始めてからは、小学校のことを第一優先にすること。元気に過ごせるように21時半の就寝時間を守り過ごしました。塾の宿題は全てやっていました。当日終わらない分は翌朝取り組みました。直近二週間の単元の学びを確認する【土曜テストゼミ】を受け、必ず解き直しをしていました。受験を終えるまでに取り組んだ教材は、名進研のテキストや配付されたプリント類だけです。その他、やって良かったと思うことですが、五年生の後期から社会の歴史が始まる前に、保護者会で「日本の歴史マンガなど読んでおくと、全体像が捉えやすいですよ」と聞き、夏休み中に読破。歴史が好きで得意になりました。あと、浴室に貼れるポスターで、一枚の日本地図に、県庁所在地や山や湖の名称、世界遺産の場所にナンバリングと登録名や登録年月の表と、県名・県章一覧表がまとまっているものがあります。よく眺めていたようです。

 親の関わりは、宿題の確認の声かけとプリントの整理。また、漢字の書き取り問題や理科・社会の一問一答を口頭で出題したり、塾でどんなことを学んでいるのか息子から教えてもらったりと、親の方はやり取りを楽しんでいました。息子にはこの日々の積み重ねが合っていたようで、入会してから五年生の〈実力テスト〉も、六年生の〈プレ中学入試〉も、常に【成績優秀者順位表】に名前が掲載される成績で終えることができました。

 志望校を決める際には、息子自身が学校見学会や体験授業で魅力的だった学校を選び、中学受験への気持ちが固まりつつありました。どの中学校へ行くことになっても、新たな友だちと出会いや学び、様々な見聞を広められる機会や部活動を楽しみにしていました。

 六年生になると思春期の様相が強まり、親の関わりが煩わしそうだったり、周りの目を気にして消極的になったりと、表面的には学びへの意欲が乏しく感じられる時もありました。そんな時でも名進研の先生方は、息子を励まし支えてくださいました。子どもは大人をよく見ていて真心を感じ取ります。息子の心の変化に寄り添いご指導してくださったお陰で、最後まで学び続け志望校に合格することができました。

 最後になりますが、所属校でお世話になった先生方、講習や配信動画でお世話になった先生方、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。