ページトップ
フキダシ

岐阜県 公立高校
2025年度 入試情報・偏差値・
受験対策・合格実績

コンパス ノート・筆 地球儀 三角定規 分度器 バスケットボール フラスコ

岐阜県 公立高校[一般選抜]
2025年度 入試情報

定員 6,900名共学校
入試日程 第一次選抜 3月5日(水)・6日(木)
第二次選抜 3月21日(金)
出願手続き 第一次選抜 2月7日(金)〜13日(木)正午
第二次選抜 3月15日(土)~3月17日(月)16:00
入試科目(第一次選抜)
時間/配点
国語 50分/100点
数学 50分/100点
社会 50分/100点
理科 50分/100点
英語 50分/100点
面接の有無 あり(実施校のみ)
調査書の提出 あり
選抜方法 調査書と標準検査の結果を総合的に審査
※調査書の扱いは「第1学年の評定+第2学年の評定+第3学年の評定×2」
※第一次選抜における、調査書と学力検査の比率は「7:3~3:7」
 (大半の進学校は「3:7」)
入学検定料 2,200円
合格発表日 第一次選抜 3月14日(金)
第二次選抜 3月25日(火)

岐阜県 公立高校[一般選抜]
2025年度 入試対策

国語

2024年の公立高校入試は、漢字・言語事項、現代文、作文においては出題形式や傾向に大きな変化はありませんでした。基本的な問題への日頃の学習習慣や、文章題や作文に対する記述対策が重です。
大問一は漢字の出題でした。書き取りの問題5 問が小学校で学習する漢字、読み取りの問題5 問が中学で学習する漢字を含む出題であり、小学校からの漢字の学習習慣が問われます。
大問二は物語文、大問三は説明文の出題でした。物語文では「人物の心情変化」が、説明文では「筆者の主張」が、それぞれ出題の中心であり、いずれも文章読解の基本が問われていると言えます。さらに説明文では文章中で対比されている内容を整理した表を用いた問題が出題されており、内容を自分で整理しながら主体的に読むことが要求されています。
大問四の古典は古文が出題されました。昨年のように文章に和歌が別に添えられた形式ではありませんでしたが、文章内に和歌が含まれていました。省略された主語を自分で補いながら読み、場面の内容理解ができたかどうかを問う問題のほか、「仮名遣い」の問題も出題されました。漢文が出題された場合は「返り点」や「漢詩の形式」についての問題があるなど、古典の基本的な知識も問われます。
大問五は意見記述の問題でした。定番化した問題ですが、今の社会で求められるような、たった一つの「正解」ではなく、与えられた情報を吟味し「最適解」を自ら作り出す力が問われていると言えます。

数学

2024年の入試は、傾向が今までの入試と概ね似ており、過去問の傾向をおさえてしっかり演習していた受験生にとっては、高得点が狙える内容でした。大問1が計算を中心とした様々な単元の基本問題、大問2 以降は1つの題材について深く掘り下げる出題でした。配点は、大問4が18点、大問5が18点、大問6が16点で、ここで差がついたと予想されます。また、2015年以降大問2か3で確率またはデータの活用のどちらかが3問の設問で出題される傾向が続いて おり、2024年も大問3で確率が出題されました。例年大問4~6で難度が高い問題が出されますが、2024年の大問4~6は順に、「関数の利用」、「平面図形(証明を含む)」、「平面図形と場合の数」が出題されました。大問6は、昨年までは「文字式の利用」が連続して出題されていましたが、今年は「平面図形と場合の数」が出題され、少し戸惑った受験生もいたのではないかと予想されます。
後半部分では、過去には正答率が10%を切る問題も含まれることがあり、2024年もそこまでではないかもしれませんが一部は難しい問題でした。しかし、全体的には解き易い問題が多かったと考えられます。ミスをしないよう、1問1問を確実に解いていくことが、高得点につながったといえます。

社会

岐阜県公立高校入試は、地理・歴史・公民の三分野からバランス良く(2024年は歴史13問、地理12問、公民13問)出題されます。一問一答形式や文章の空欄補充形式で基礎的な知識を問う問題が大半ですが、学習した知識をベースにして、資料を読み取って解答を導き出す問題も出題されます。また、2024年度は、適切なものを「全て選ぶ」タイプの問題が出題されるなど、簡単には高得点が取れなくなっています。

理科

岐阜県の公立高校入試問題は、2024年も例年通り大問5つで構成されていました。問題の配列も例年と同様で、まず、大問1に小問集合が出題され、その後、大問2で生物分野、大問3で化学分野、大問4で地学分野、最後の大問5で物理分野の順番でした。大問1の小問集合は、出題内容がシンプルで解きやすい問題が多いため、スムーズに試験をスタートできたはずです。また、出題単元の観点からみても、毎年4分野バランス よく出題されています。総合的な理科の学力を正しく測定するためにしっかりと考えて作られた入試問題であるといえるでしょう。
次に、出題内容について見てみると、単純な知識事項のみで得点できるものが、4~5割程度出題されています。教科書に太字で紹介されている内容はいずれも基本的な内容なので、正確に覚えておくようにしましょう。また、単純な知識事項以外の問題に関しても決して難解な問題ということではありません。問題の条件として与えられた図やデータなどを元に考えれば比較的容易に正解を出すことができる内容となっています。また、解答形式で見てみると、2024年は、記述問題が2問(6点分)、作図問題が2問(6点分)の出題でした。記述問題や作図問題は毎年のように出題されていますが、これらを合わせた配点は1割程度に抑えられています。記述問題は基本的なものが多いので特別な対策は必要ありませんが、グラフの作図が出題される場合には縦軸の数値を自分で考えて書き込む必要があります。普段から実験などのデータをまとめるときには、縦軸の数値をどのように設定すれば見やすいグラフになるのかを考えておくといいでしょう。
最後に、単純な知識ではなく、思考力が必要となる問題の例についてです。思考力が必要となる問題という表現をすると、とても難しい印象を与えてしまうかもしれませんが、要は、「基本的な知識だけではなく、それを活用して考えることが必要になる問題」という意味です。5割程度はこういった問題が出題されるので、単に知識を詰め込む暗記学習だけでなく、実際にそれを利用して様々な問題を解く練習を行い、実戦力を付けていくことも重要だといえるでしょう。

英語

2024年の入試問題は、リスニングで約3割、読解問題で約5割、知識事項で約1割、英作文で約1割という構成で、設問形式と共に昨年から大きな変更はありませんでしたが、リスニングと読解問題が得点の大部分を占めています。
岐阜県の公立高校入試問題はリスニングの難度が非常に高く、読まれる文章量が多いため、いかに集中して聞き続けられるかや、メモを上手にとれるかが重要です。リスニングは継続的なトレーニングが効果的ですから、日頃から英語のリスニング音源を聞いて英語に耳を慣らしたり、スクリプトを見てオーバーラッピングしたりするとよいでしょう。
長文問題では大学入学共通テストでも見られるような図表やグラフの読み取りを必要とする問題が数多く出題され、単語や連語表現の知識はもちろん、文章と図表を照らし合わせながら内容を正確に読み取る力が求められます。
近年の長文問題で扱われる題材は環境問題や科学、文化と多岐に渡ります。普段から様々な分野に興味関心を持ち、予備知識を身につけることを心がけておきましょう。

岐阜県 公立高校[一般選抜]
2024年度 入試結果

定員・合格者数・倍率

募集定員 志願者総数 実質倍率
6,940名 6,876名 0.99倍

岐阜県 公立高校
学費

全日制課程

●入学金         5,650円
●授業料         年間118,800円

岐阜県 公立高校
合格体験記

努力の方向性を定める

初めまして。春から岐阜高校に通わせていただく、元名進研生です。私の経験と知識が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

まずは内申点の獲得に向けての話から進めようと思います。私は中学に入る前に姉から、内申点はあればあるほど効力の増すお守りのようなものだ、と聞かされてきました。その言葉を信じ、三年間オール5をとって内申満点で挑みましたが、本当にどんなお守りよりも私を安心させてくれました。どんなに実力があっても、発揮できる精神状態でないと意味がないので、大変ではありますが、中学一年生からぜひとも内申点獲得は頑張っていただきたいと思います。心構えと重要さの再確認ができたところで本題に入りましょう。

内申点を獲得するうえで特に大切だと思う点を二つほどまずは紹介します。努力を見せることと、先生から好かれるように気をつけることです(これを読んでくださっている皆様なら、試験の点数に大きく問題はないと思いますので、そこは前提として話を進めさせていただきます。ちなみに私の学校では私の個人的調査によるデータですと、副教科は75点あれば5になりました)。それではこの二点が大切な理由を解説します。まず評価しているのは先生です。そのため、日頃の努力を正当化、あるいは、それ以上の評価をしてもらえるよう、布石を打っておきましょう。そして最後、努力しても見てもらえなければ評価はされません。世の風潮としては、陰ながら努力することが美徳とされますが、実際は気づいてもらえません。これでもかというほどアピールをしましょう。健気に頑張る自分を演出するのです。周りの人にそれを馬鹿にされたら、どんな思いで内申点をとっているのか力説してやりましょう。頑張ってください。

次に勉強方法について語ろうと思いますが、これは各々性格に合った方法で行うのが一番良いので、参考程度に聞いていただけたらと思います。私は受験期、受かればいいと思って、そんなに一生懸命やらなくても……と、どこか手を抜いてしまうことがありました。そこで、私立の併願校として滝高校を受験することにしました。初めて過去問に取り組んだ時は、難易度に驚いて不合格になるぐらいなら受験を辞めたい、と何度も思いましたが、無事に合格をいただけ、さらに学力を大きく向上させるとともに、自信をつけられました。あまり学習に身が入らないときは、自分の中で挑戦となるような目標をもち、達成に向けて頑張らざるをえない状況を作りあげると、自然と頑張れると思います(ちなみに私はプライドが高かったので、自分の志望校や目標を周りに言うことで、不合格でも諦めよう……と思えないようにしていました)。

たくさん語らせてもらいましたが、鵜吞みにせず、参考程度に役立てていただけたらと思います。最後に、名進研の先生方は皆、真剣に生徒と向き合ってくださるので、困ったこと、悩みはどんどん相談してください‼貴方に華々しい未来が待っていることを願っています。

あきらめずに最後まで

僕は今年、岐阜北高等学校に合格しました。そんな僕が、受験生の皆さんに伝えたいことは、模試や問題集の使い方です。

僕が受験生だった時に、一番精神的にきつかったのは、模試の成績が全然伸びなかったことです。なぜきつかったかというと、僕は毎日勉強しているのに、目に見える成績を収めることができなくて、モチベーションを保てなくなっていったからです。このままでは合格するのは難しいと思った僕は、自分の勉強方法を見直してみることにしました。そこで分かったことは、今まで受けてきた模試や解いてきた問題で、間違えたところをできるようになるまで、向き合って来なかったということです。そしてその間違った問題を何回も間違い続けていることも分かりました。だから次の模試では、今まで間違えたところを正解できるようにと勉強した結果、模試の成績を伸ばすことができました。

ここで僕が皆さんに言いたいことは、模試の点数で満足するだけや落ち込むだけでは、成績は伸びないということです。また、問題を解き続けるだけでも、成績は伸びません。僕は復習することや、間違えた問題をできるようにしていくことで、成績は伸びると思うのです。だから皆さんも、頑張ってください。

また、模試の成績が少し足りないからって、志望校を下げてしまうのは良くないと思います。模試はあくまで模試であって、受験とは違います。受験では、同じ高校を受ける人全員が緊張します。本番では何が起こるか分かりません。だから最後まで諦めずに、自分を信じて、少しでも解ける問題の数を増やして、合格できるように頑張ってください。合格したら、模試でいい点取るよりも、何倍もうれしいですよ。そのようなうれしい楽しいことを想像して、勉強へのエネルギーに変えて、最後まで頑張ってください。

下剋上受験

私は中学二年生の後期から名進研に入会しました。きっかけは、二つ。
・三者懇談で、岐阜五校は厳しいと担任に告げられたこと。
・部活の先輩が、名進研生で岐阜高校を目指していたこと。

私は他県から引っ越してきたこともあり、岐阜県の高校レベルはよく分からず、進学についての意識が周りより低かったように思います。気づけば中学生活も半分が終わり、友達のほとんどが目指している岐阜五校には、届かない成績を取り続けていました。そんな中、理由は割愛しますが、志望校は加納高校と決めました。

入会後、初の模試はE判定。絶望的な点数で完敗でした。不安を抱えたまま受験生となりました。しかし、ここから私の逆転劇は始まります。

塾でも学校でも真面目に日々勉強に取り組み、定期テストではしっかり結果を出していきました。定期テストでしっかり点を取り続ければ、内申は確実に上がりました。しかし、定期テストと入試は別物です。次の課題は、学校の実力テストや岐阜新聞テストなど実力が問われるテストで結果を出すことです。コツコツ頑張っているつもりでも、一、二年の抜けている範囲が多く、その穴をなかなか埋められず、季節が変わる毎に焦りと不安に襲われました。

実力テスト、岐阜新聞テスト、共に三回目が終わった時点でも、加納高校には届いていませんでした。頑張った分の実力は確実についてきたことも実感できていたものの、偏差値の伸びとしてはとても緩やかなものでした。それでも私には志望校を落とす選択肢はありませんでした。そして、徹底的に一、二年の復習にあたりました。入会前のテキストは校舎で借りることができたので、活用し弱点克服に徹しました。

いよいよ年が明け、実力テスト、岐阜新聞テスト、外部模試、三回全ての結果が一気に合格圏に入りました。加えて、学校からは内申42で送り出してもらえました。これはとても大きな自信となり、暗く長かった道のりに、光が差したように思いました。倍率一・三倍、昨年より倍率は上がり、当日は思っていたより難しく感じましたが、そこで怯むことなく、絶対に落ちたくない‼と、最後は気持ちで乗り切りました。

これを読んでいる受験生の皆さん、ずっと結果が出なくて苦しんだ日々も必ず報われる日が来ます。今まさに、思うような結果が出ていない人にとって、少しでも希望になることを願って、私からのエールに代えさせていただきます。