長く苦しい道をこえて
皆さん、こんにちは。僕は愛知中学校、名古屋中学校、南山中学校男子部に合格し(愛知中学校は特別奨学生B合格で)南山中学校男子部に通う者です。今から僕の受験勉強生活について紹介します。もしよかったら参考にしてみてください。
1、中学受験を決めた理由
僕は最初、ほとんどの友達が行く公立の中学校の方がいいと思っていましたが、高校受験をすると大学受験が次にあり、受験が続いてしまって大変だと思ったので、中学受験を選びました。
2、普段の生活と受験勉強
中学受験をすると、友達と遊ぶ時間が減っていきます(当たり前)。また、入試のある週は感染症対策のため小学校を休みました。僕と同じように学校を休む人もいましたが、中には息抜きのために学校に来るという人もいました。僕自身も学校は受験勉強をしている中での息抜きの場所となるため、行きたいという気持ちもありました。
3、効率の良い勉強方法
ここからは教科ごとに独自の学習方法を紹介していきます。
① 国語
・コアマスターの漢字のページで出てきた知らない言葉や読解問題で、重要な言葉などは単語帳としてノートに言葉と意味、例文、類義語、対義語などを書いて覚えました。
・読解問題を解くときには少しきつめに時間設定をして、本番と同じような環境で取り組むといいと思います。また、解き直しをするときにはノートに横半分に線を引いて、上段を自分の考え方、下段は正しい考え方にして、見やすくまとめました。大切なことはその問題の考え方や注目すべき点などをノートや解説を読むことによって理解することと、自分の答えが間違っている理由を明確にし、次につなげることです。
② 算数
・計算トレーニングは毎朝行いましょう。計算トレーニングを毎日継続することで、テストなどの計算問題のミスが減ります。
・基本的なことが分かっていないと発展問題などが解けないので、基本的な問題はしっかり解けるようにしておいた方がいいです(どの教科も同じ)。
・実力テストやプレ中などの復習項目一覧に載っている類似問題まで解くといいと思います。
③ 理科
・理科の計算問題はできないと大変なことになるので、しっかりとできるようにしましょう。
・理科や社会の言葉はノートに三回程度書くと覚えられます。
④ 社会
・暗記が得意な人は社会の年号を語呂合わせで覚えてみるといいです。
・地理や歴史で国や地名が出てきた場合、地図帳で位置を確認するといいです。
・社会では出来事の理由や背景を理解することが大切です。
・ニュースがわかるや重大ニュースは時事学習にとても役立ちます。
⑤ 全ての教科において
・一番大切なのは「直し」です。直しをしないと自分の理解が不足しているところや、間違えやすいところが分からないので、しっかり直しはしましょう。
・自分が何回同じ問題を間違えているのか、分からなくなるといけないので、自分が分かる印をつけるといいです。例えば僕は問題番号の左側にシールをはることにして、一回間違えるごとに緑シール→黄色シール→赤シールとしました。そして、その問題をいつ解いたのかが分かるように日付を記入しました。
・僕は自分が間違えやすいと思うところや不安だと思うところを、ルーズリーフに表や図で整理しながら覚えていました。
・国、理、社の暗記のところについてはチェックペンを使って覚えるといいです。
・過去問を解くときはその学校の問題傾向をつかみましょう(だからといって真剣に問題を解かなくていい、というわけではありません。例えば、南男の国語の問題では二題大きい記述が出るなど)。
・質問はとても大切です。どんな基本的なことでも、自分が納得できなかったり分からなかったりしたら、すぐに質問に行きましょう。
4、受験直前のアドバイス
入試直前期は全教科かたよりなく学習してください。受験前日は特に変わったことはしないでください。そして、早く寝ましょう。受験当日は早く起きると思うので、日ごろから早寝早起きを心がけましょう。入試当日、忘れ物をしないように、忘れ物がないか入試前日もしっかりチェックしましょう。持ち物は学校によって違うのでそこにも注意しましょう。入試当日はいつもの自分で臨み、ここまで自分はしっかりやってきたから大丈夫だと自分を信じてください。僕は入試当日、父に「いつも通りね‼」と声をかけてもらいました。ちなみに小さめのはらないカイロをポケットに二つ程度入れておきましょう。手がかじかんでうまく書けなくなるときがあります。
・これから受験をする皆さんへ
成績は直前期でも伸びますので、最後まであきらめないでください。今はものすごく苦しいと思います。しかし今頑張れば楽しい未来が待っています。自分を信じて突き進んでください。
最後に、先生、両親にはとても感謝しています。自分はターミナル校だったので、先生も多くにぎやかな授業でした。校舎の先生だけでなく、講習や正月特訓などでお世話になった先生方も本当にありがとうございました。
いつか南山男子部でお会いできることを楽しみにしています。