息子は、愛知中学校・愛知工業大学名電中学校・名古屋中学校・滝中学校と四校に合格し、滝中学校に通っております。

 長いようであっという間の名進研生活は三年生の夏期講習から始まりました。お試し感覚で参加した講習を楽しく過ごし、そのままお世話になる事にしました。三年生~四年生の頃は、国語と算数だけを受講し、まだ校舎の生徒数も数えるほどで、少し勉強すれば成績優秀者に名前を載せて貰える事が出来ました。本人も楽しく勉強できていました。
 五年生の春から四教科の練成教室とテストゼミを受講し始めました。息子は月に一度の実力テストではそこそこ点数が取れた為、殆どJSに所属していましたが、ゼミの成績は正にジェットコースター!KS3まで成績を落とす事もありましたが、何とか六年生はKS2からスタートできました。

 六年生の春期講習は初めてターミナル校で受講。同じ校舎のお友達とバスに乗って通うのが楽しかった様子で、成績をグンと上げてくれました。六年生最初のプレ中学入試で、目標の偏差値60をクリア出来たのです!この後は、苦手な国語で苦労しました。第三回プレ中学入試で国語の偏差値を30台にまで下げてしまったのです。
 “夏を制するものは受験を制す”と気合いを入れて参加した夏期講習!前半戦終了後の中間テストの結果は、また四教科で偏差値60付近に辿りつきましたが、後半に私が手術入院で自宅を留守にし、息子に心配をかけたせいか気合いも抜けてしまい、大きく成績を下げてしまいました。夏休みは特に苦手な国語に力を入れたかったのですが、中々上手くいきませんでした。

 秋からスタートした日曜日の志望校別特訓講座では、国語の解答用紙が空欄のままで帰宅してしまい、さすがに授業中何をしていたのか問いただすと、“何を書いて良いのかわからなかった!”と、ポカンと過ごしていたという息子。この時は絶望的な気持ちで、校舎の室長先生と国語の先生に相談に行きました。“国語の学習に関してはコレ!ってものが無いですので、良いと思うものは何でもやっていきましょう!”とアドバイスを頂き、一日一問文章題を解く、新聞コラム『中日春秋』の要約、自由記述の添削後、もう一度書き直す。という事を受験直前までコツコツと繰り返していきました。
 ゼミは、“一位バッチを取る!”という目標も達成しながら徐々にクラスアップをしていき、最終的にTN2まで上がる事が出来ました。
 あんなに苦手だった国語も志望校別プレ中学入試で評価B、ゼミで評価10を取れる程にまで仕上がっていきました。

 本命校の受験を一週間後に控えた頃、息子が言いました。『もう僕、大丈夫だよ!国語も出来るよ!』と笑顔で。合格発表の日、覚悟を決めて結果発表ページにアクセスすると、合格の文字が目に飛び込んできました。国語が大嫌いで苦手だった息子が、算数国語各100点満点、理科・社会各50点満点の滝中学校から見事合格を頂けました!
 理科が得意、算数は好き、社会と国語が苦手な息子。六年生の受験生になってからは、モグラ叩きのようにひたすら苦手を潰していくという事に注力した結果、四教科満遍なく点数が取れるようになったからこそ、頂けた合格だと感じています。

 これから受験を迎える皆様に向けて、恐縮ながら我が家で実践していた勉強法を紹介させて頂きます。

☆スケジュール作成
 エクセルでスケジュール表を作成し、一部は冷蔵庫に貼って息子と予定を共有。もう一部は私の仕事バッグや手帳の中で常に携帯し、やるべき事をいつでもどこでも確認できるようにしていました。学習内容については、①必ずやる事、②余裕があればやる事を明記。
★一週間のスケジュール→今週学習する内容と宿題を明記。
★一ケ月のスケジュール→名進研のテストや、小学校の予定などを大まかに明記。
★長期休みのスケジュール→春期講習、夏期講習、冬期講習の際は、名進研の学習内容に沿って一日毎にスケジュールを作成。
★季節毎のスケジュール→春~夏、夏~秋、秋~受験直前期(出願から入試まで)のスケジュールを作成。
★日めくりカレンダー→受験百日前からは、『○○中学まであと○○日!』と息子に広告の裏に書いてもらって壁に貼っていました。(朝、勉強したご褒美に一日百円のお小遣いを渡してました。受験終了後にゲームを買いました。)
★日々のスケジュール→受験直前期は日々のスケジュールを作成。○○年○○中学過去問、テキストP○~P○等、細かく明記。時間を惜しんでラストスパートに役立てました。

☆朝勉
 朝食を食べる前の時間で、漢字・計算・社会の一問一答等を練習しました。

☆自習室の利用
 授業後は時間の許す限り、自習室に残ってチューターに質問したり、宿題をしたり、苦手を強化する勉強をしてきました。

☆社会や理科の暗記単元
 この時だけは、You Tube見ても良い!という特別ルールの元で、名進研への送迎の車中でお勉強動画を見て、語呂合わせ等、特に歌で覚えていきました。

☆苦手克服ノート
 日々の授業で、本人が苦手だと感じている事を纏めていくノートです。理科や社会の覚え方、算数の解き方、国語はことわざや慣用句、読解のポイント等、イラストを入れつつ楽しく印象付けながら覚えました。

☆テストの振り返り
 名進研の実力テスト、プレ中学入試では、間違えた問題の正答率と復習項目一覧(テキストのページが明記)された結果用紙を頂けます。少し手間ですが、全てエクセルに入力し、間違えた問題一覧を作成。特に国語と社会の漢字は何度も練習させました。
次に、テキストのページに付箋を貼り、テストそっくり問題にはハイライトでチェックをいれて復習に役立てます。

☆記述対策
 秋以降、各教科“記述対策ノート”を作成しました。
 国語→新聞コラム、過去問等での記述問題に特化して練習したノートを先生に添削していただく事で、息子の作文における癖を直すことが出来ました。
 社会→テキストの記述問題だけを抜粋したノートを作成。答えを丸暗記するつもりでひたすら反復練習をしました。
 理科→テストゼミの解答で毎回出題される記述問題や、理科のサーパスの記述対策ページを中心に反復練習をしました。
 一月に入ってからは特にインフルエンザ予防を心がけ、早寝早起きの生活へシフトしていきました。薬局で予防に良いというありとあらゆる物を買いそろえました。
 受験当日は、“誰にも負けたくない!”という事で、受験校の開門前には到着するように行き、名進研の先生方とも長くお話しが出来、早めに教室に入る事で気持ちに余裕が生まれたようです。

 これから受験のご家族の皆様、お身体に気をつけてお子さんと楽しく勉強を進めてください。
 息子が一度も名進研を辞めたいと言う事無く、ここまで成長を成し遂げる事が出来たのは、名進研、校舎の先生方の温かいご指導と、受験を知り尽くした教材と、ターミナル校で一緒に頑張る多くの仲間達に出逢えたおかげです。本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。